赤岳（県界尾根、中央分水嶺）

2021年08月05日(木) [日帰り]

• GPS: 09:14
• 距離: 11.4km
• 登り: 1,260m
• 下り: 1,253m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:31
• 休憩: 0:42
• 合計: 9:13

5:05 県界尾根 防火線の頭 登山口
5:27 5:28 防火線の頭
6:29 6:29 小天狗
6:32 6:32 「東方薬師如来」石碑
7:34 7:34 大天狗
9:45 9:46 赤岳頂上山荘
9:51 10:11 赤岳
10:14 10:24 赤岳頂上山荘
11:57 11:58 大天狗
12:55 13:01 「東方薬師如来」石碑
13:02 13:04 小天狗
13:59 13:59 防火線の頭
14:17 14:18 県界尾根 防火線の頭 登山口
14:18 ゴール地点

天候

快晴のち時々雲が山にかかる

アクセス

利用交通機関：

自家用車

県界尾根には登山口が二つある。今回は長野県側の登山口。
この登山口の難点は駐車場までの約2.5kmの車道が砂利道であること。私の車の最低地上高は低めで砂利の跳ね上げが心配だったが、今回、ゆっくりと（時速15kmほどで）走行したところ、跳ね上げた石がボディーにあたることはほとんどなく、無事に駐車場に着くことができた。
これなら、またこの登山口を利用してもよいと思った。

今回使わなかった山梨県側の登山口は、美し森駐車場を使うと登山口まで遠い。サンメドウズスキー場の駐車場は時間制限がある。登山口近くに路上駐車している人もいるようだが、路駐が法的に大丈夫なのかよくわからない、などに注意が必要。

写真

8/5 4:45

薄明のなかに浮かぶ赤岳。砂利道の始まり

8/5 4:52

駐車場近くのゲート。訪問者が開閉する

8/5 4:59

登山口の駐車場。この時刻（朝5時）には私の車1台だけだった。トイレあり。

8/5 5:04

登山口

8/5 5:08

登山道の始まりは、まばらな木がある

8/5 5:16

林が切り払われた「防火線」（防火帯）。登山道には笹が左右から被さるが、写真の見た目より明瞭だ。朝露で衣服が濡れる

8/5 6:03

斜面が崩壊しているところで見晴らしがよくなる。金峰山から富士山

8/5 6:03

山頂の岩が特徴的な金峰山。上空には雲がない

8/5 6:29

林の道を歩くと小天狗に出る。ここまで1時間25分で順調

8/5 6:38

ところどころで赤岳が見えて意欲が増す

8/5 6:39

県界尾根の登山ルートは、中央右寄りの尾根を登る

8/5 6:57

赤岳頂上山荘もはっきり見える。快晴！

8/5 7:33

大天狗を通過。ここまで2時間30分。順調

8/5 8:03

赤岳東の岩峰

8/5 8:04

富士山の手前は、真教寺尾根

8/5 8:24

最初のくさりと、斜めの渡り板。

8/5 8:35

最初のはしご。この梯子が一番斜度が急だったかもしれない。

8/5 8:36

梯子を登ったところ。富士山と真教寺尾根

8/5 8:37

左端が大天狗。そこから続く県界尾根。右が真教寺尾根

8/5 8:41

長い鎖は結構重い。左右のバランスに注意が必要だ

8/5 8:48

右側に視界が開けた

8/5 8:49

赤岳東側の岩峰。快晴！

8/5 8:51

赤岳天望荘付近に至るトラバース道

8/5 8:51

くさりは続く

8/5 8:54

梯子もつづく

8/5 8:55

なが〜い梯子

8/5 8:57

別の長い梯子に移動する

8/5 9:06

右（北）側の視界が開けると、赤岳天望荘と横岳のピーク群が見えた。大同心も格好良い

8/5 9:24

赤岳頂上山荘が見え始めた。斜度はきつく、くさりをたよって登る。気圧が低いせいか速度が上がらない。カメのようだ

8/5 9:37

山荘が間近に見えるが、遅くしか登れない

8/5 9:44

赤岳北峰の標識がみえた。主稜線から登ってくる登山者が結構いるようだ。話し声も聞こえた

8/5 9:46

赤岳北峰（頂上山荘脇）からみた赤岳山頂。人が多い。

8/5 9:46

阿弥陀岳方向。手前に中岳

8/5 9:47

8/5 9:50

赤岳山頂の古い標識

8/5 9:50

新しい標識

8/5 9:51

三角点

8/5 9:59

赤岳北峰を見た。中央下部の稜線の岩に座る人が見える

8/5 10:06

赤岳の岩は、赤というよりは黄色？茶色？

8/5 10:06

赤岳神社。無事の登頂に感謝して再び来られることを祈った

8/5 10:08

赤岳北峰。この方向に雲がでていた。山頂にいる間、横岳が見えなかった。残念。次回に期待しよう

8/5 10:12

阿弥陀岳方向は良く見えていた

8/5 10:30

下山を始めた直後に横岳から硫黄岳まで視界が開けた。赤岳山頂からみえる景色とそう変わらないだろう

8/5 10:47

少し高度を下げたところから

8/5 11:00

県界尾根は人が少なくて静かだ。県界尾根ですれ違ったのはこの日、合計6人くらいだった（山頂を除く）

8/5 11:14

一番低いが一番急な梯子の下り。登ってくる方（山ガールの方）が昇り終えるのを待った

8/5 11:14

再び、県界尾根（左）と真教寺尾根（右）

8/5 12:49

小天狗近くで赤岳を振り返ると、雲がかかっていた

8/5 12:54

東方薬師如来

8/5 14:01

防火線の笹原に帰ってきた

8/5 14:18

駐車場に戻った。残っているのは私の車だけ。たぶん私よりも後に来て先に帰った方がいると思う

撮影機器：

PowerShot G9 X Mark II CANON

感想

Rikarasu

最初「防火線」と呼ばれる、林が数十メートルの幅で切り開らかれた直線の帯状の斜面を登ることになる。
そこは笹原で、繁殖旺盛な笹が左右から登山道にかぶさっている場所が多かった。歩くのに笹自体は妨げにはならないが笹の下に隠れたものに注意が必要で、また朝露で靴と衣服が濡れることになった。

登山口から大天狗までは難しくない林間コース。快適に歩けた。
その後に最初の鎖が現れた岩場（2630メートル）からは打って変わって急登が続き、多くの場所に鎖か梯子がついている。

鎖と梯子は最も下部のものが、最も斜度が大きいようだ。
鎖や梯子があるおかげで初級者（山行日数50日余り）の私でも昇り降りが可能になっている。

私のようにストックを使う人は、最初の鎖が現れたらストックをしまい、そのまま山頂まで行くのが良いようだ。途中に鎖がなくて普通の登山道になったように見える場所があるが、すぐに鎖や梯子があらわれる。

県界尾根で赤岳山頂へ至る急斜面の連続は「さすがは八ヶ岳の主峰」と思わせる登り甲斐のあるものだった。空気も薄くなり体力的につらかったが、また来たいと思った。登山者も少なめで静かに自然の雰囲気に浸ることができる。

今回の山行で中央分水嶺ウォーキングの八ヶ岳周辺（塩尻峠から八ヶ岳主稜線・県界尾根を経て信州峠）の約100kmの軌跡をつなぐことができた。2019年のトレッキング開始時に目標だった赤岳と県界尾根を踏破できたことは大変うれしい。

プロフィール：全ルートを地図で見る
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/showroute_rec.php?uid=436951