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Yamareco

記録ID: 344106
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無雪期ピークハント/縦走
十勝連峰

北海道遠征4日目 最強ロケーション トムラウシ山

2013年09月09日(月) [日帰り]
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GPS
08:04
距離
17.4km
登り
1,498m
下り
1,484m

コースタイム

4:40 起床
5:11 登山開始
5:35 短縮コースと温泉からのコース分岐
6:14 カムイ天上分岐
6:32 コマドリ沢分岐〜6:36
8:09 前トム平
9:02 オプタテシケ山方面分岐
9:24 山頂〜9:41
9:57 オプタテシケ山方面分岐
10:46 前トム平
11:17 コマドリ沢分岐
12:26 カムイ天上分岐
12:57 短縮コースと温泉からのコース分岐
13:15 駐車場着
天候 これ以上の快適な日はそうそうないでしょう♪
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
トムラウシ温泉までは特に問題のない道なのですが、
そこから先の短縮コースまで向かう約7〜8kmがかなりの悪路。
他の方とも話したのですが、一か所越えられなくてバックして助走をつけて越えたりも…
車高の低い車など論外です。
コース状況/
危険箇所等
前半、特にコマドリ沢分岐までの道のりがずいぶんぬかるんでいました。
場合によっては足首まで持っていかれることもあり。
短縮コースの駐車場です。みんなあの悪路走ってきたんだな〜
短縮コースの駐車場です。みんなあの悪路走ってきたんだな〜
最初のうち、というか前半はいつも通りな登山道。ただしかなりぬかるみあり。
最初のうち、というか前半はいつも通りな登山道。ただしかなりぬかるみあり。
ついにトムちゃん登場!遠っ!
ついにトムちゃん登場!遠っ!
沢沿いに歩くようになったら、そろそろコマドリ沢分岐です。
沢沿いに歩くようになったら、そろそろコマドリ沢分岐です。
分岐から一気に世界観が変わり、そして急登。
前日にこの辺で熊の目撃情報があったとか。
分岐から一気に世界観が変わり、そして急登。
前日にこの辺で熊の目撃情報があったとか。
右折してガレ場を渡ります。
ナキウサギの声がしまくるが姿は見えず。
右折してガレ場を渡ります。
ナキウサギの声がしまくるが姿は見えず。
前トム平についたらあとは山頂まで超気持ちよい高原歩き。山登りしてて良かった〜と思えますよ(^^)
前トム平についたらあとは山頂まで超気持ちよい高原歩き。山登りしてて良かった〜と思えますよ(^^)
岩岩した異空間な風景。
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岩岩した異空間な風景。
雪もたくさん残っています。
雪もたくさん残っています。
湿原もたくさんあり。
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湿原もたくさんあり。
どちらの方向へも歩いていきたい。時間がいくらでもあればな〜。
どちらの方向へも歩いていきたい。時間がいくらでもあればな〜。
十勝岳方面からの縦走路との分岐。ここから一気にトム落としにかかります!
十勝岳方面からの縦走路との分岐。ここから一気にトム落としにかかります!
急登というほどでもないので、じっくりいけば全然問題なし♪
空が青くて気持ちいい♪
急登というほどでもないので、じっくりいけば全然問題なし♪
空が青くて気持ちいい♪
あと一息!ここで素早く駆け抜けるナキウサギを発見!
シャッターはまるで間に合いません。
あと一息!ここで素早く駆け抜けるナキウサギを発見!
シャッターはまるで間に合いません。
トウムラウシ山、素晴らしい眺め。
トウムラウシ山、素晴らしい眺め。
これは十勝方面かな?ガスってる模様。
これは十勝方面かな?ガスってる模様。
名残惜しいですが帰らなければなりません。
きっと必ず戻ってくるよ!
名残惜しいですが帰らなければなりません。
きっと必ず戻ってくるよ!
前トム平の急なガレ場でさえも去りがたい。
前トム平の急なガレ場でさえも去りがたい。
一番しんどいコマドリ沢の急登も、落ち着いて見ると美しい。
一番しんどいコマドリ沢の急登も、落ち着いて見ると美しい。
下山最後のころにキツネちゃん登場♪
もちろんエキノコックス防止のため触れていません。
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下山最後のころにキツネちゃん登場♪
もちろんエキノコックス防止のため触れていません。
トムラウシ温泉、東大雪荘。
いい温泉でした♪
トムラウシ温泉、東大雪荘。
いい温泉でした♪

感想

北海道遠征3日目は、羊蹄山の麓にある涌水地2個所に立ち寄り、ひえっひえのお水をゲット(あとで飲むのですが…)
その後、中山峠を越え、滝野すずらん公園にてアシリベツの滝見物。
高速に乗り、一気に十勝エリアへの移動でした。

そして4日目、とうとうトムラウシへの挑戦です。
ここは道のりも長いし、熊も生息しているのでそれなりの覚悟で挑みます。

トムラウシ温泉を越え短縮路に向かうのはいいのですが、
道のりがあまりにも悪すぎます。
20〜30分あの悪路を進むのならば、おとなしく温泉から3時間多めに歩いてもいいのではないか?と思ってしまうほどです。


熊鈴全開で、すでに明るくなっている山道をスタート。
平坦だったり、急登だったり、なだらかなアップダウンだったり。
いろいろな状況ではありますが、特に代り映えしない登山道を約3時間。
この間、すさまじく泥だらけになりました。
当日以前の天気に左右されるのでしょうけど、足首までもぐってしまったときは焦りました。

コマドリ沢の方へ急に下っていく辺りで、室蘭からのご夫婦に混ぜてもらいます。
頂いたバナナを食べながら、コマドリ沢分岐にて先に進みました。

ここから先はきれいな緑が生い茂る素敵な場所。
ですが急登。
登り終えると右方向へ流れながら、ナキウサギの声をBGMにガレ場を進みます。
すると間もなく前トム平に到着。


ここまで進んだら、今まで苦しんできた方へのご褒美が待ってます!


一気に開ける展望、どこまでも続く平坦な道、青々しく広がる草原、
そこかしこで聞こえるナキウサギの声、近付く紅葉の足音、未だ残る大雪渓、
コンコンと流れる清流、点在する池糖、堂々とそびえ立つトムラウシ。


何度シャッターを切ったでしょうか。
どの写真も(自分の腕がいいという意味ではなく)カレンダーのトップを飾れそうな素敵な風景。
進んでは立ち止りカメラを構える、また少し進んでは立ち止り、の繰り返しで進めません。

断然、今まで歩いてきた山々を凌駕する素晴らしさを、トムラウシは持っていました。

山頂までの道のり、何人もの登山者たちと励ましあい、
ようやっと頂上まで到達。
北は大雪山系、南は十勝方面。まだ詳しくわからない山がたくさん見えました。

いつまでも眺めていたい風景にもサヨナラをしなければならない時がくるのはあっという間。
名残惜しいけれど、再訪を誓って下山開始。
先ほど抜いてきた人達に「あと○○くらいだよ!がんばって!」と声をかけながら、
また何度も何度もシャッターを切る自分。



〜〜〜

往路、前トム平の少し手前で追い抜いた老夫婦がいました。
コマドリ沢分岐で目視して、ガレ場で一言二言会話。

「若い人は早くていいねぇ」

下山時、今度はオプタテシケ山方面分岐手前辺りですれ違います。

「もう山頂へ行ってきたのですか?若い人はいいねぇ」


そこではっきりと伝えました。

「自分は朝5時頃にスタートして、あそこで抜かしました。
でもお二人はそのペースで歩いているということは、一体何時に歩き始めたのですか?」

お二人は自分の出来るペースと、この山に必要な時間をしっかりとわかっていらっしゃる!
そしてこのままのペースで進めば、きちんと暗くなる前に駐車場に戻ってくることが出来るでしょう。

どれだけの経験を積めばここまで成長できるのか、
若い人はいいねと言うけれど、自分はその年になった時にそんなに精力的でいられるかわかりません。

こんな若い奴より、お二人さん、よっぽどかっこいいよ!!
いつまでも元気に登山してくださいね!!!

二人はいつまでもニッコリとこちらに手を振り続けてくれました。

あんな大ベテランになれたらいいな!

〜〜〜




無事にぬかるみを越え、無事に悪路を越え、ほっとしたところにトムラウシ温泉。
にくい演出です♪
ぬめっとした良質のお湯で疲れを癒し、素敵な山行を脳内リピート。




この山、ハンパないです!
「ガスってたけどまあ一応登頂はしたからいいか」と思っているあなた。

絶対に天気の良い時に再訪してください!

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