ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 344198
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

笠ヶ岳(クリヤ谷から笠新道への日帰り強行軍)

2013年09月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
13:12
距離
19.1km
登り
2,637m
下り
2,506m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

05:26 中尾高原口駐車場出発
05:33 槍見館横の登山口
06:16 初めの渡渉点
10:08 クリヤノ頭付近
10:42 雷鳥岩通過
13:26 笠ヶ岳山頂
13:40 笠ヶ岳山荘到着
14:05 笠ヶ岳山荘出発
15:15 抜戸岳通過
17:43 笠新道取付点
18:33 新穂高バスターミナル到着
18:45 タクシーにて中尾高原口駐車場着(タクシー運賃1040円也)
天候 晴れのち曇
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
登山口最寄の駐車場である中尾高原口バス停横の駐車場を事前にネットで調べていたのだが、駐車台数40台とか20台とかいろいろな情報があり詳細わからなかった。結論としては駐車台数としては14,5台ってところで、時代とともに少しずつ減少してきて、どうも現在では登山者用駐車場という扱いではない様子です。(実際には登山者がほとんどですが)
自分は前日のうちに駐車場に入りましたが、出発時もまだ1台入れる状態でした。

ちなみにこの駐車場ではトイレを見つけることができませんでした。過去のネット情報などに掲載されているトイレは存在しましたが鍵がかかっていて使えない状態でした。後から思えば女性登山者も駐車場にはいたはずですがどこかにあったんですかね。
コース状況/
危険箇所等
はじめにコース前半はロガーの調子が悪く歩いたとおりにトレースできていないことをお断りしておきます。

中尾高原口駐車場から登山口は橋を渡ってすぐ右に曲がって槍見館へ入っていく方向へ歩いていくと槍見館のすぐ前から登山道が始まります。
歩き始めて40分から45分くらいで最初の渡渉点に着きます。状況によるでしょうがこの日はココだけは靴を脱いで裸足で渡る必要がありました。他は石の頭が出てたり、もともと川幅が狭かったりでそのまま歩けました。はっきり覚えてませんが登りはじめて3時間半くらいでしょうか、クリヤノ頭手前の最後の水場まではずっと川の近くを歩いている感じです。川を離れてからも道のりは長いですからたんまりと水を水筒に入れていくことをお忘れなく。
後半は平均斜度こそ落ち着いてきますが、岩場登りやガレ場登りが出てきて疲れた身体には堪えます。狭い登山道の真ん中で寝転がって休んだりとほとんど遭難者のようになってました。それでも行きかう人はいないので誰にも迷惑はかかりませんが。
暗くなったらなったでまぁいいか程度の思いで14時過ぎに笠ヶ岳山荘を出発し下山を開始しましたが、途中でヘッデンを昨夜車の中で使ってそのまま車に置いてきてしまったことをふと思い出し急に焦りました。後は写真を撮る余裕もなくなり何とか明るさのあるうちにせめて林道までは出なくてはと、大石の多い急斜度の登山道を棒のようになる足に鞭打って下ってきたような状態です。何事もなかったからよいようなものの、転んで歩けなくなったり日が落ちて歩けなくなったりしたらイコール遭難ですからね。皆様も強行軍と装備忘れにはご注意を!

何とか日のあるうちに林道まで降り、林道歩きの50分の間に日は落ちました。新穂高ロープウエイ下のバスターミナルまでついて中尾高原口バス停まではとても歩く気になれずタクシー移動としました。
出発地とした中尾高原口バス停駐車場のそばには大きなのれんがかかってました。
by  ISW11K, KDDI-KC
5
出発地とした中尾高原口バス停駐車場のそばには大きなのれんがかかってました。
中尾高原口バス停
by  ISW11K, KDDI-KC
1
中尾高原口バス停
出発地の標高970m
槍見館入口を左側に入って
by  ISW11K, KDDI-KC
2
槍見館入口を左側に入って
すぐ登山ポストのある登山口です。
by  ISW11K, KDDI-KC
1
すぐ登山ポストのある登山口です。
この滝のすぐ上がはじめの渡渉点
by  ISW11K, KDDI-KC
3
この滝のすぐ上がはじめの渡渉点
対岸にリボンがかかっていますので渡れってことですね。
by  ISW11K, KDDI-KC
2
対岸にリボンがかかっていますので渡れってことですね。
今回ココだけ裸足になって渡りました。写ってる足は後ろから歩いてきた女性のものです。
by  ISW11K, KDDI-KC
4
今回ココだけ裸足になって渡りました。写ってる足は後ろから歩いてきた女性のものです。
あんな岸壁を登る人がいるんですって。
by  ISW11K, KDDI-KC
3
あんな岸壁を登る人がいるんですって。
これですよ!クライマーの気持ちは分からないなぁ。
by  ISW11K, KDDI-KC
4
これですよ!クライマーの気持ちは分からないなぁ。
岩魚でも釣れそうなポイントです。
by  ISW11K, KDDI-KC
3
岩魚でも釣れそうなポイントです。
後ろを振り返ると焼岳と
by  ISW11K, KDDI-KC
2
後ろを振り返ると焼岳と
穂高連山。ほとんど屏風です。
by  ISW11K, KDDI-KC
2
穂高連山。ほとんど屏風です。
新穂高のロープウエイが。ここまで何時間もかけて登ってきたのにこれに乗ったらものの5分10分なんだろうなぁ。
by  ISW11K, KDDI-KC
1
新穂高のロープウエイが。ここまで何時間もかけて登ってきたのにこれに乗ったらものの5分10分なんだろうなぁ。
クリヤノ頭付近からトラバースしてきたらバーンと槍が見えました。
by  ISW11K, KDDI-KC
2
クリヤノ頭付近からトラバースしてきたらバーンと槍が見えました。
槍と笠のつもりで撮ったんだけど実際には槍と抜(抜戸岳)でした。
by  ISW11K, KDDI-KC
3
槍と笠のつもりで撮ったんだけど実際には槍と抜(抜戸岳)でした。
雷鳥岩ってやつですね。
by  ISW11K, KDDI-KC
3
雷鳥岩ってやつですね。
手前が笠ヶ岳、奥側に抜戸岳
by  ISW11K, KDDI-KC
6
手前が笠ヶ岳、奥側に抜戸岳
やっとここまできたけどまだ遠いなぁって思いながら撮影
by  ISW11K, KDDI-KC
3
やっとここまできたけどまだ遠いなぁって思いながら撮影
最後はこんなガレ場の急斜です。
by  ISW11K, KDDI-KC
3
最後はこんなガレ場の急斜です。
2898m-970m=1928mもの標高差を8時間もかけて登ってきました。
by  ISW11K, KDDI-KC
8
2898m-970m=1928mもの標高差を8時間もかけて登ってきました。
笠ヶ岳山荘がよく見えたので撮影しようとした瞬間に雲がかかってきました。
by  ISW11K, KDDI-KC
1
笠ヶ岳山荘がよく見えたので撮影しようとした瞬間に雲がかかってきました。
笠ヶ岳山荘。ここで500mlコーラをがぶ飲み。
by  ISW11K, KDDI-KC
2
笠ヶ岳山荘。ここで500mlコーラをがぶ飲み。
下山を開始し振り返って笠ヶ岳と笠ヶ岳山荘
by  ISW11K, KDDI-KC
2
下山を開始し振り返って笠ヶ岳と笠ヶ岳山荘
こちらは今から越えていく抜戸岳。この後ヘッデンを車に置き去りにしてきたことを思い出し気持ち的に写真を撮る余裕がなくなってしまったので杓子平などのきれいな景色も収められていません。
by  ISW11K, KDDI-KC
1
こちらは今から越えていく抜戸岳。この後ヘッデンを車に置き去りにしてきたことを思い出し気持ち的に写真を撮る余裕がなくなってしまったので杓子平などのきれいな景色も収められていません。
何とか明るいうちに林道まで出てこられました。この後約50分の林道歩きですっかり日も落ちました。
by  ISW11K, KDDI-KC
1
何とか明るいうちに林道まで出てこられました。この後約50分の林道歩きですっかり日も落ちました。
撮影機器:

感想

いつも近場の低山歩きをしていて長くても時間にして3時間程度のトレッキングばかり。去年の燕岳や白山でこの3時間を越えてからスタミナが突如切れることを感じていました。たまには3時間を越える登りをやっておかないと月末には友達に表銀座に誘われていることだしと思ってやってきました笠ヶ岳。
結論は4時間までは元気でしたがその後の4時間は休憩半分、4つ足歩行半分といった感じでへろへろでした。登る前は標準タイム9時間って書いてあるから6時間くらいで登れればいいななんて考えていたんですけど、登りだけで8時間もかかりました。途中追い抜いていった京都から来られたという親子さんと笠ヶ岳山荘でお話したところちょうど5時間半だったとのこと。きつかったとは言っていましたが早いですねぇ。特にお父さんが元気なんですよ。50歳代後半とお見受けしましたが。ほぼ同時に下山も開始したんですが、あっという間に見えなくなりました。

今回は3連休ながら台風がやってきてるということで標高差1928m日帰りという強行軍を決行しましたが、足は棒のようになるし両膝とも大笑いしてるしで、半分小屋泊まりにすればよかったかなとも思っています。これを書いている翌日、すでに家の階段上り下りが厳しい状態ですし。。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2617人

コメント

笠ヶ岳
そのお会いした親子の息子のほうです。

親父は元気すぎます。

まだまだかないません。
2013/9/24 21:56
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
笠ヶ岳(中尾温泉口〜笠新道〜クリア谷周回)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら