甲斐駒ヶ岳 仙丈ヶ岳 こもれび山荘 宿泊
- GPS
- 14:56
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 2,367m
- 下り
- 2,404m
コースタイム
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:56
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 7:08
天候 | Day1 甲斐駒ヶ岳 晴→雨→曇 Day2 仙丈ヶ岳 晴→曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
歌宿で一度降り、5分程徒歩で崩落箇所を通過したら 対岸に停めてある別のシャトルバスで北沢峠へ。 料金は手荷物有りで片道1070円(歌宿分までの料金です)。 乗車時間は約75分です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
数日間の大雨の影響で8月14〜17日はバスが運休。 また連日の雨で沢は非常に増水しており、沢沿いのルートは危険が伴います。 甲斐駒ヶ岳 仙水峠方面 仙水小屋から長衛小屋間は渡渉が2箇所。(靴脱ぎました) 仙丈ヶ岳 薮沢重幸新道 こちらも沢が増水しており渡渉が必要。アップダウンは無い分楽ですが、危険度高め。 |
その他周辺情報 | 仙流荘 日帰り温泉 500円 道の駅 南アルプスむら長谷 クロワッサンが非常に有名なパン屋さん。 15時頃寄ったら焼きたてのクロワッサンを購入できました! |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳 どちらの山容も本当に格好良く魅力があって、道中の眺望や登山ルートもバリエーションに富んでいて想像以上に最高でした…!
【天気】
今夏は雨に次ぐ雨で、前日の予報ですら伊那市は両日雨。
直前まで天気予報を何度もチェックしながらキャンセルしようか迷いつつ、先月も台風で見送った無念さもあり、荒天なら途中撤退もやむなしで登る意を決する。
背中を押してくれたのは、夜になってから2日目が回復傾向の予報が出たことでした。
快晴の厚木を夜中に出発し、長野に入るあたりからザーザー降りに。
これはいよいよか…と思いつつも仙流荘に着く頃にちょうど雨が止む。
そして半信半疑の中バスに揺られ、北沢峠に着く頃にはまさかの青い空…!
この時の嬉しさときたらもう笑
結局、1日目は直登ルートの途中で急に強い雨が降り、山頂では何も見えませんでしたが、それまでにばっちり景色も堪能し、写真もたくさん撮れたので9割方満足!
2日目はこれ以上無い快晴で最高な景色の連続でした!
山の神様に感謝!
【Day1 甲斐駒ヶ岳】
バスでご一緒だった長野県在住の男女ペアの方達と合間合間に楽しくお話しさせて頂きながら登ることができました!
直登ルートの途中で雨が本降りになり焦りましたが、先行して頂いて心強かったです。
ありがとうございました!
登りは双児山経由を採用。
双児山(4号目)から景色が開けて抜群の眺望。
駒津峰からは岩稜帯に入りアップダウンも激しくなります。
直登とマキ道の分岐ですが、登り始めから雨が降っていたらきっと直登は選んでいなかったので、今回途中で雨に降られたけど直登で登れたことはよかったです。
直登コース、鎖やロープはありませんが怖くはありませんでした。
ただ、岩をよじ登るので多少体力が必要だと思います。
甲斐駒ヶ岳、ようやく登頂するも山頂は強風雨…笑
あと30分くらい雨降るの待って欲しかったなあ!
その後摩利支点にも無理矢理登頂して帰りは駒津峰から仙水峠へ。その頃には天気も持ち直す。
岩塊斜面というらしいですが、そこは本当に不思議な静かな空間で、甲斐駒ヶ岳のルートの中で一番印象に残っています。
動画は撮ったけど写真撮るの忘れてしまいました…。
【道迷いの男性現れる】
仙水小屋から先、沢沿いを降っていくと一人の男性が登ってくる。
こんな時間になぜ?と思っていたら
「道に迷ってしまいました…。地図も持っていなくて、今日東京に帰らないと行けないのですが、ついて行っても良いですか?」
とのこと。
聞くと、この先の沢が増水していて渡れず引き返して来たと言います。
時刻は14時半過ぎで地図で確認すると北沢峠まではあと1kmちょい。
今から引き返したらとてもじゃないけどお互い時間に間に合わないし(バスは15時50分。山荘着は16時厳守)、多少の危険なら行くしかないと決断。
一緒に行きましょうと伝えて、渡れそうなポイントを探ることに。
しばらく降りていくと男性が引き返したきっかけになった滝にあたるが、その少し手前に一部浅く、勢いも弱まっている箇所がありました。
対岸にはピンクリボン。
深さは脛くらいなので靴を脱いでしまえば問題ないと思い、ストックを差しながら渡渉しました。
結構水の勢いは感じますが、これくらいなら大丈夫。
水はかなり冷たかったですが。
膝下までならセーフと以前なにかで読んだ覚えがあります。
二人で無事に渡渉を済ませて時間に余裕を持って北沢峠まで戻ってくることができました。
バスに間に合って、ちゃんと帰れて本当に良かったです!(帰りのチケット紛失してましたが…笑)
一応、お兄さんにはヤマレコおすすめしておきました笑
【Day2 仙丈ヶ岳】
山荘でご一緒になった長野県在住のKさんからお誘い頂き、翌日は一緒に仙丈ヶ岳へ向かうことになりました。
朝4時半に二人で山荘を出発して暗闇の中ヘッデンの明かりを頼りに樹林帯を進みます。
朝靄があたり一面を覆った場面もありましたが、陽が登ってくると嘘のように霧が晴れて快晴に!
木々から垣間見える眺望もクリアで期待が高まります。
大滝の頭の分岐では、見晴らしの良い小仙丈ヶ岳方面へ向かうとすぐに森林限界を越え、一気に視界が開けます。
稜線に出るまでは山荘を出発してから約1時間半程でした。
携帯の充電が心配なKさんも、この景色に思わず写真を撮っています笑
八ヶ岳までくっきりと見渡せました!
そこからさらに進み、小仙丈ヶ岳に到着すると、富士山、北岳、間ノ岳の標高トップ3が勢揃いします。
絶対見てみたいと思っていた念願の景色を見ることができて感無量!
さらに仙丈ヶ岳はすぐ正面に見え、壮大なカールに圧倒されます。
日本のオールスター達とKさんも記念撮影を済ませ、いよいよ頂上を目指します。
途中で仙丈小屋泊された男性二人と遭遇。
話しを聞くと、ご来光や昨日の星空もばっちり見れたようです。
仙丈小屋、頂上まで2〜30分程度の絶好のロケーションだものなあ。
8月に入ってからずっと雨続きで初めての快晴だということを山荘の方がおっしゃっていたようで、本当に今日来れたのはラッキーでした。
小仙丈沢、大仙丈沢、薮沢の3つのカールを間近に見ながら、いよいよ頂上へ到達!
北沢峠発では一番乗り。
すぐ後に三重から来られた女性もやってきて、Kさんとの記念写真を撮って頂きました。
その直後にKさん携帯の充電が切れるという奇跡的なタイミング笑
よくバッテリー持ってくれましたw
その後は風が寒すぎて、仙丈小屋まで降りてランチタイム。
小屋の方にご挨拶をすると快くベンチを使用させてくださいました。
ありがとうございます!
小屋に着く頃には早くも頂上はガスに覆われてしまいました…!
朝早く出発してよかった〜。
小屋の方に話を聞いて、帰りのルートは薮沢重幸新道から帰ることになりました。
このルートは沢沿いをずっと降るのですが、
足場が細かったりザレていたり渡渉があったりでかなり刺激的で楽しかったです。
バリエーションに富んでいて面白いのですが、濡れてやたら滑る丸太橋があったり、危険なポイントが何箇所もあり、集中は切らせません。
この谷間からは正面に聳え立つ甲斐駒ヶ岳が見えて、めちゃくちゃ格好良いです。
自分は何度も転んでしまいましたが幸い怪我はなく、Kさんと二人で無事に帰ってくることが出来ました!
Kさん、気さくで配慮もある素敵な方で、とても楽しい1日を過ごすことが出来ました!
知らない花の名前や色々な情報も教えて致けたことも楽しかったです。
誘ってくださってありがとうございました!
駐車場ではまさかの車もお隣同士で、
何か縁があったのだと感じずにはいられませんでした笑
結構広いのにw
最後は仙流荘で温泉に入り、Kさんに教えて頂いたクロワッサンが有名な道の駅 南アルプスのパン屋さんにも寄ってみました。
人気で売り切れていることもあるそうなのですが、クロワッサンがタイミングよく焼き上がり、
他にもピーナッツクリームとホイップの入ったパン等も買って帰りました!
クロワッサンとても美味しかったので、北沢峠にお越しの際はぜひ寄ってみてください。
私も3年前くらいから友達と行きたいね!と言いつつ毎年休みとお天気が合わず未だ行けていません😭
一時雨はあったようですが、それ以外は快晴の山行になられて良かったですね☀️✨
コメントありがとうございます😊
甲斐駒・仙丈かなり贅沢な二日間でした!
せっかく休みが取れても天気次第なのがもどかしいところですよね😭
でもいつの日かのNafoffoさんの甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳のレコ楽しみにしています笑
雨に降られたことも経験としてレベルアップに繋がったと思っていますが、本当にお天気に恵まれて良かったです✨
こちらこそ大変お世話になりました!
楽しかったので色々思い出しながら書いていたら、かなり長くなってしまいました💦
やっぱり薮沢重幸新道がスリルあって楽しかったですね笑
焼き上がりのパンも即完売だったのでラッキーでした!
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