幌尻岳 9月の日帰りは半端ない。

2013年09月13日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 22.6km
• 登り: 1,567m
• 下り: 1,556m

コースタイム

4：00始発バス−5：00第二ゲート−6：30取水施設−7：40幌尻山荘−
8：55命の泉−10：20新冠コース分岐−10：25〜10：40幌尻岳山頂−
10：45新冠コース分岐−11：45命の泉−12：45幌尻山荘−14：05取水施設−
14：45第二ゲート

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

とよぬか山荘に駐車場30台程度
そこから登山用の送迎バスを使い第2ゲートからの登山になります。

とよぬか山荘
幌尻山荘
登山用送迎バスは完全予約制。
平取町のホームページ↓　ここにいろいろ載っています。
http://www2.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/shisetsu/shi_spot01.html

コース状況／危険箇所等

9月の幌尻岳はバスの送迎時間が8月に比べて遅く、
始発がAM4：00
最終がPM4：00となります。

とよぬか山荘から第二ゲートまではバスで1時間かかる為、行動時間は11時間しかありません。

はじめの林道歩きがひたすら長い。
この日の渡渉は、深い場所でヒザ上程度。それなりの対策さえ立てていれば問題はありません。岩によって凄く滑るので注意。

目印が多くあり道迷いの心配はほとんど無し。

写真

9/12 19:08

前日、とよぬか山荘に泊まり。
夕食のジンギスカン

9/13 15:25

ひたすら林道を7．5km歩く

9/13 7:06

ようやくお出ましか？

9/13 14:28

この鎖場はヤバ過ぎるだろ？
と思ったら、渡渉して迂回できるルートがあった。

9/13 14:07

たまに滝とかある。

9/13 13:30

20回近く渡渉する場所があるが、一番深い場所でも膝上くらい。（この日の場合）

9/13 8:19

幌尻山荘。
無謀にも予約取ってない。

9/13 12:44

山荘を過ぎると、つらい急登になる。

9/13 9:26

ようやく景色が少し開けた。

9/13 9:57

すっげ〜よ。幌尻岳。

9/13 9:57

最高の天気。ほんのちょっと紅葉が始まりかけています。

9/13 9:57

あれは、戸蔦別岳

9/13 10:12

花とかも凄いんだろうね

9/13 10:12

だんだん近づく幌尻岳。

9/13 10:33

天気も最高。

9/13 10:33

チングルマの綿毛が凄い。

9/13 10:33

このカール凄いんだ。

9/13 10:47

もうちょい。

9/13 11:01

到着。

9/13 11:01

戸蔦別方面。

9/13 11:50

さて、時間が無いので下って振り返る。

9/13 11:50

同じようなの何回も撮っちゃいますね。

9/13 11:50

これもだ。

撮影機器：

EOS Kiss X2 CANON

感想

ゲスト

北海道遠征第4弾。
100名山で最も攻略が難しいといわれる幌尻岳に日帰りでチャレンジ。

攻略が難しい理由の一つが15回以上もある渡渉とアクセスの悪さでしょうね。

いろんな人の記録を見て攻略の糸口を探りました。

やっぱり一番頭を悩ませたのは行動時間の短さで、朝4時始発バスで5時から登山開始。夕方の4時までに戻ってこれないと、最悪ビバークという事に。

昭文社の地図だと登山の工程時間、約15時間。これを11時間以内に短縮しなければならない。

これまでの登山を考えれば行けない時間では無いが、計画としてはどうだろう？
まあ、無理なら途中で引き返せばいいと思い決行。

今考えれば幌尻山荘に予約を入れておけばよかった。

緻密に計画を練る。
登山開始（AM5：00）から幌尻山荘までを3時間（AM8：00）。その後山頂まで3時間（AM11：00）。
下り、山頂から幌尻山荘まで2時間（PM1：00）。幌尻山荘からゲートまで3時間（PM4：00）。
山頂に11時に到着できなかった場合は引き返すことに決定。

とよぬか山荘（要予約）に泊まり、始発のバス（要予約）に乗車
予定通り5時から登山開始。

はじめは7.5kmの林道歩き。そのうち取水ダムが見えてきて、その少し先から渡渉ポイントとなる。

自分は登山開始時から、釣りに使うウェダー（ストッキングタイプ）の上から登山靴を履き、そのまま川に入り、登山が終わるまでそのまま脱ぐ事は無かった。

渡渉は、あっちこっちの岩や木に目印がありルートは解りやすいが、川の中の状況をよく見て流れの弱そうな所を渉る。
2箇所ほど鎖場もある。ここは、岩が濡れていて苔むしていて見るからに滑りそうなので、十分に注意して渡った。

ウェダーに登山靴という作戦によって、渡渉の準備に掛かる時間を短縮。
幌尻山荘に着いたのが7時40分。
よし、順調。と思いそのまま登る。

この先は、木の根の多い樹林帯の急登り。濡れていると木の根は非常に滑りやすく、激しい段差も多い。

山荘から約1時間、あまりの急登にここらでバテる。
なんなんだ、この急登は。黒戸尾根以上じゃね〜か。とか思い虫の息。

このままだと途中で引き返すという悲惨な結果を招きかねない。稜線に出るまで頑張って、時間は多少ロスするが仕方なく休憩。
そのまんまレモン1袋、ねり梅蜂蜜味1袋、俺オリジナルトレイルミックス、かむかむレモンを食べて多少復活。ほんのちょっとスピードを取り戻す。

山頂手前の30分は大きな岩が多く、これまた体力を使う。

なんとか山頂に10時25分ごろ到着。
そのすぐ後に団体さんが山頂に到着。なんと、その中の一人が100名山記念すべき100座目だそうで、おめでとうございます。他にも、最後に八ヶ岳を残して99座目という方も。皆さんベテランだ。
色々と話をしたかったが、時間があまり無いので10時40分に山頂を後にして下山。

はじめの林道歩きや渡渉がボディブローの様に効いているよで、急な下りでヒザが辛い。
素晴らしい景色に別れを告げて12：45幌尻山荘に到着。

残り3時間15分。行ける。（地図だと、ここから4時間）
そもそも完全予約制の幌尻山荘予約してないので、行くしかないのだ。
再び渡渉をはじめて取水施設に着いたのが14時過ぎ。
地図だとここから2時間掛かるから、まだ油断はできない。

最後の林道がやたらと長い。
15：45ようやくバス停に到着。
残り15分。最後まで時計が気になった登山だった。

他にも、日帰りにチャレンジした人は居ましたが、皆さん予備で幌尻山荘に予約を入れていたそうです。
幌尻山荘は、完全前払い制なので、予約をキャンセルしてもお金は戻ってこないそうですが、絶対に予約する事をお勧めします。

コメント

Pengin22

北海道遠征ですね！
第一弾〜第四弾まで拝見しました。
なにしろ、本州から出たことない我々ですので、
北海道の山ってどんな感じなのか想像もつかないです。
幌尻岳が百名山ということすら全く知りませんでした。

長期休暇も羨ましいですが、連日ガンガン日帰りされててそれも凄い！

いつの日にか、退職して時間がたっぷり取れるようになったら行ってみたいです。けど、北海道は行くまでが遠いですよね。

ゲスト

その気になれば2泊3日で
Penginさん、こんばんは。
その気になれば2泊3日で行けますが、さすがに勿体無いですね。

いつか行ける時が来たら花の時期をお勧めしますよ。
こっちでは、北アの朝日岳や白馬あたりの花畑が凄いですが、北海道はそれを遥かに上回る凄さなんです。

僕は、次に行く時は最後にとってある利尻岳かな。
その他には、前から行ってみたかった摩周岳なんかも行ってみたいですね。

とにかく北海道は山以外もハズレ無しですよ。

ゲスト

北海道いいですね。
北海道のヤマレコまとめて拝見させて頂きました（＾＾）

北海道の山は、全く知らなかったので、
写真とともに楽しませて頂きました♪

北海道行くなら、まとまったお休みが欲しくなりますね。

写真の大自然私も実際に見に行きたくなりました。

ゲスト

mika_mikaさん、こんばんは。
北海道は本当に素晴らしい大自然がいっぱいで素晴らしいです。

まとまった休みが取れたときには是非行ってみてください。

僕は向こうに友達も多いので、２年に一度くらい行くんですが、何度行っても飽きないんですよね。