鬼怒沼山(大清水)

2021年08月22日(日) [日帰り]

• GPS: 08:16
• 距離: 23.4km
• 登り: 1,918m
• 下り: 1,884m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:04
• 休憩: 1:10
• 合計: 8:14

距離 23.4km 登り 1,918m 下り 1,884m

6:08 大清水
6:43 6:44 物見橋
7:03 7:04 湯沢出合
9:13 9:14 物見山
9:28 9:31 鬼怒沼三叉路
10:09 10:16 鬼怒沼山
10:42 鬼怒沼巡視小屋
11:01 11:50 鬼怒沼
11:55 鬼怒沼巡視小屋
12:18 物見山
13:27 13:29 湯沢出合
13:49 13:55 物見橋
14:22 大清水

天候

曇一時雨一時晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大清水の駐車場(￥500)を利用。

※早朝の支払いは無人でお釣りがないので注意。

コース状況／危険箇所等

大清水〜林道終点
ただでさえジメッとしと未舗装林道は連日の雨で大変ぬかるんでいますので厄介です。
途中井戸沢方面に分岐がありますが、そのまま直進が正解です。

林道終点〜湯沢出合
湯沢出合では沢を横切って対岸(左)に移ります。
増水時通過に難儀するので、大雨の後はあまりお勧めはできません。

湯沢出合〜物見山
湯沢出合からは暗い樹林帯の体力を要する深刻な急登が長く続きます。
滑りやすかったり段差が大きくて合わない岩場や木の根があるので、足元に気を付けたいです。
復路は物見山以降の激下りでの転倒に特に注意。

物見山〜鬼怒沼山
鬼怒川温泉、湿原方面の分岐手前が大変な泥濘なので注意。
鬼怒沼山直下の分岐に至るまでに大きな倒木があります。
鬼怒沼直下の分岐までは傾斜の緩い登山道です。
鬼怒沼山直下分岐からの登りは、軽い藪があり、やや不明瞭ですが、ピンク、黄テープもあるので大丈夫でしょう。

鬼怒沼湿原
ベンチが複数ある遊歩道です。

写真

8/22 5:47

不安定な天候で曇予報のため、楽しみに予定していたアルプス遠征は見送り、関越自動車で大清水へと向かいます。

8/22 5:51

まだ6時前で係員はいないので、車両ナンバーを記入して駐車料金￥500を投函します。
すっきりと晴れない天気が続いていることもあってか、日曜なので8割方は埋まっているかと予想していた第一駐車場(約30台)は意外に閑散、半分も埋まっていませんでした。

8/22 6:06

9割5分以上の人が正面の尾瀬沼、燧ケ岳方面へと向かいますが、駐車場手前を右の鬼怒沼方面へと向かいます。

8/22 6:08

一般車両通行禁止のチェーンを跨いで侵入します。

8/22 6:15

人気の尾瀬でも全く人気のない静かすぎる林道はぬかるんでいるので、一番いいところでも地面は稍重と道悪です。

8/22 6:29

悪路の林道は水溜まりで序盤から気を使う厄介な歩きを余儀なくされます。

8/22 6:38

今月の長雨で沢も増水中。

8/22 6:44

林道終点に到達して、道標を確認して左の道を進みます。
鬼怒沼までは4.8km。

8/22 6:56

まだ傾斜の緩い樹林帯を歩きます。

8/22 7:01

湯沢出合の丸太橋を途中から歩いて向こう岸へと渡ります。

8/22 7:11

湯沢出合を過ぎると、いよいよここからは高低差800mの急坂が始まります。

8/22 7:17

深い樹林帯の急登は攀じ登っているかのような傾斜です。

8/22 7:20

大変滑りやすい根っ子急登。
下山時気を付けていましたが、ここで派手に転倒してしまいました。

8/22 7:40

日が差し込まず暗い樹林帯の登り込みは楽しんで登るというよりも修行感覚。

8/22 7:50

巨大な岩の横を登り上げます。

8/22 7:58

途中の展望地から右手に見えるのは、燕巣山(左)と四郎岳(右)。

8/22 8:14

さらに標高を上げてから景色を振り返ると、奥には上州武尊山も見えています。

8/22 8:14

特徴的な三角頭の四郎岳。

8/22 8:29

登山道には濡れて滑りやすい岩々も出てきます。

8/22 8:42

根っ子樹林帯を撮影してから歩きだすと、真ん中左の木に頭突きを食らわせてしまい、頭がおかしくなります。

8/22 8:58

再び燕巣山、四郎岳方面を捉えます。

8/22 9:07

物見山へ向けてようやく最後の登り込みです。

8/22 9:13

奥武蔵の物見山同様名前と正反対に展望の利かない物見山、別名毘沙門山に着きました。

8/22 9:19

道悪樹林帯を丁寧に下ります。

8/22 9:28

鬼怒沼湿原北端の奥鬼怒温泉分岐に下りてきましたが、お楽しみの鬼怒沼湿原散策は後に取っておいて先に鬼怒沼山へと登ります。

8/22 9:36

鬼怒沼湿原北端までの長い登山道では1組すれ違っただけですが、鬼怒沼山方面へは7名程のグループとスライドします。

8/22 9:46

苔生す原生樹林帯。

8/22 9:56

目指すまん丸の鬼怒沼山が正面に見えてきました。

8/22 9:59

標識に従い鬼怒沼山へと折れます。

8/22 10:05

途中ピンク、黄テープを確認しながら藪を掻き分け登ります。

8/22 10:08

やがて樹林に囲まれ2、3人が限界と狭すぎる山頂らしくない鬼怒沼山(2141m)。

8/22 10:08

樹間からの僅かな展望。

8/22 10:10

見えているのは錫ヶ岳でしょうかね。

8/22 10:27

山頂は大変狭く長居する場所ではないので、来た道を戻ります。
登りでも大きく跨いで通過した厄介な倒木。

8/22 10:43

鬼怒沼湿原北端に戻ってきて、鬼怒沼散策へと向かいます。

8/22 10:45

心地良い風を受けて涼しく、とても静かな鬼怒沼湿原。

8/22 10:50

ミツバチが止まっているイワショウブ。

8/22 10:50

キンコウカが最も多く咲いていました。
それなのに撮っていたのがあまり元気のないキンコウカでした。

8/22 10:51

日本一高所の湿原なので、ここからでは周りの山も高く見えません。

8/22 10:52

食虫植物のモウセンゴケ。

8/22 10:54

池塘越しに登頂してきた鬼怒沼山方面。

8/22 10:57

こちらは根名草山。

8/22 10:58

山頂部がガスに覆われた関東以北最高峰の日光白根山。

8/22 11:01

タテヤマリンドウ。

8/22 11:03

オトギリソウ。

8/22 11:03

鬼怒沼湿原南端まで辿り着き、木道と池塘が点在する鬼怒沼湿原を振り返ります。

8/22 11:04

鬼怒沼は尾瀬ヶ原よりも600mも高く、東西約410m、南北約720mのなかに大小約250余りの池塘が点在していて、尾瀬とともに日光国立公園の特別保護地区に指定されています。

8/22 11:15

高層湿原の鬼怒沼湿原は静かで憩いの空間。

8/22 11:20

お撮りして頂いたので。

8/22 11:27

皆さん栃木県側より登ってこられた3組と一緒になりお話しながら、木道脇のベンチで担々麺を頂きます。

8/22 11:29

高層湿原でゆっくりと頂く珈琲。

8/22 11:52

先程よりもガスが抜けてきた日光白根山。

8/22 11:55

これから目指す物見山。

8/22 12:05

再び展望のない地味な樹林帯に入って登り返します。

8/22 12:15

栃木の山紀行の山頂標の物見山。

8/22 12:21

途中樹間から少しだけ燧ケ岳。

8/22 12:24

大変急斜面の登山道を足元に気を付けながら慎重に下ります。

8/22 12:43

物見山新道では貴重な展望。

8/22 13:10

気を付けていましたが、途中急な根っ子地帯で足を取られて派手に転倒してしまい、痛みとともになんとズボンが破れてしまいました。
正面でなく横だったのでひとまず助かりました。

8/22 13:18

樹林帯を一直線に急降下。

8/22 13:26

増水中の湯沢を足場を見つけながら時間をかけて渡ります。

8/22 13:47

林道終点まで戻ってきましたが、ここからまだ大清水まで1.2kmの林道歩きが待っています。

8/22 13:56

緑が眩しい未舗装林道。

8/22 14:23

大清水に戻ってきましたが、日中でもやはり本日はそこまで混んでいませんでした。

撮影機器：

ILCE-5100 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 着替え 日よけ帽子 サングラス ゲイター 靴下 軍手 予備手袋 雨具 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 サーモス 虫除け コンパス ヘッドランプ ハンドライト 予備電池 地図（地形図) 携帯 保険証 時計 タオル カメラ マスク

感想

tididi

当初はアルプスへの遠征を考えていましたが、未だ不安定な天候が継続されていることから諦め、前日まで行き先に迷いながら最終的に第四案まで落ちてしまいました。
夏場の日曜日にしては、大清水は予想外に閑散としていて、5年前は尾瀬沼方面へ向かい燧ケ岳に登りましたが、今回はマイナールートの鬼怒沼方面へと向かいます。
ぐちゃぐちゃ林道歩きから始まり、物見山新道は展望のない樹林帯急登が只管続きます。
鬼怒沼山は地味な山頂で、戻ってきて日本一高い高層湿原の鬼怒沼へ出ると、今までの長い鬱蒼とした樹林帯歩きを忘れさせてくれるような空間が広がっていました。
群馬県側は登りで2人組にお会いしましたが、他はやはり皆さん栃木県側からでした。