白山 姥ヶ滝【ナメ床天国の親谷遡行周回】

2021年08月22日(日) [日帰り]

• GPS: 08:16
• 距離: 17.3km
• 登り: 1,314m
• 下り: 1,311m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:14
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:14

3:10 中宮温泉
4:20 4:20 親谷の湯ゲート
5:20 5:20 姥ヶ滝
6:00 6:00 滝上
9:40 9:40 中宮道鞍部
11:24 中宮温泉

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中宮温泉下に広い駐車スペースがあります。

コース状況／危険箇所等

ホワイトロード
無料区間のゲートは夜間閉じています、前日午後7時までに入らないと歩くことになります。有料区間は歩行者、自転車は入れません。営業時間外に歩こう。

姥ヶ滝
左岸から登攀します。クライミングです、支点をしっかり作らないと死にます。

親谷
ナメ床天国です、白山にこんな素敵な美渓があった。本当に癒されます。上部は小滝、渕、大岩が現れ飽きません。鞍部手前100mから藪漕ぎですがよっちゃんです。

中宮道
危険な箇所はありません。

その他周辺情報

天下の名湯、中宮温泉西山旅館。６００円です。

写真

8/22 4:34

明るくなってから行こう。

8/22 5:08

これが姥ヶ滝。

8/22 5:09

左岸側から登れそうだ。

8/22 5:13

天然の熱湯露天風呂。やけどします。

8/22 5:15

蛇谷を渡る。

8/22 5:17

フリーで行けるところまで登る。

8/22 5:30

もう無理っす、ビレイしてちょうだい。

8/22 5:38

朝から心臓に悪い。

8/22 5:22

親谷の湯は遥か下になった。

8/22 5:22

横から見る姥ヶ滝。

8/22 5:34

ハーケンを打ち込んで登る。

8/22 5:51

灌木で支点を取りビレイする。

8/22 6:01

滝上の先に天国が待っていた。

8/22 6:03

すんばらしい。

8/22 6:04

白山にもこんなところがあったんだ。

8/22 6:05

美渓です。

8/22 6:14

どこまでも続く。

8/22 6:19

美しすぎて足が進まない。

8/22 6:19

スベスベ。

8/22 6:27

これは十万貫岩。

8/22 6:33

記念写真。

8/22 6:09

メチャ楽しい。

8/22 6:36

透明度バッチリ。

8/22 6:50

枝沢のナメ滝。

8/22 7:34

ディズニーシー。

8/22 6:09

酔いしれています。

8/22 7:35

いよいよ源流です。

8/22 6:29

滝の横を登ったり、

8/22 7:05

へつったり、

8/22 8:05

モンキーしたり…。

8/22 7:42

振り返ればホワイトロード。

8/22 8:39

段々と源頭になっていく。

8/22 9:37

鞍部は近い。

8/22 9:10

先が見えへん。

8/22 9:36

ラスト50m。

8/22 9:45

鞍部に着きました。

8/22 10:03

誰もいないシナノキ小屋。

8/22 11:18

下ザーン。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-620 オリンパス

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

装備

個人装備

登攀道具一式 チェーンスパイク ウィペット

共同装備

ハーケン６ カム 捨て縄２０ｍ ３０ｍロープ２本

感想

katatoshi

今日はまだ行ったことがない白山の沢、親谷を遡行してきた。場所はホワイトロードの中にある秘湯親谷の湯の向かいにある日本の滝百選の一つ姥ヶ滝が親谷の取りつき、出だしから核心です。

深夜3時過ぎに2人で中宮温泉からホワイトロードを歩いていく、ここは営業時間内は歩けません。蒸し暑い夜、曇り空で心配していた雨は降らなかった。4時過ぎに親谷の湯のゲートに到着、まだ真っ暗なので時間調整をした。ギアを付けて栄養を摂ってオロロ取り線香を点けたりして過ごすが5時前まで暗かった。
明るくなってからゲートをくぐり蛇谷に下降する、遊歩道は整備されて歩きやすかった。そういえばここに来たのはもう25年前だっけ、そのころは足湯の文化なんてなかったぞ。親谷の湯は露天も足湯も湯は張っていなかった。
遊歩道から蛇谷の河原に下りると湯がコンコンと湧き出ていた、触るとメチャ熱かったっす。渡渉して姥ヶ滝に取りつく。

落差76mの姥ヶ滝、下部はフリーで登れるけど途中からは無理なのでビレイをしてもらう。古いボルトがありここを支点に使い登攀開始、ハーケンを打ってランニングを取りながらよじ登る。ハーケンの打てる場所は限られるので必然と厳しいルートとなって行った。朝から心臓に悪いっす、2本打ち込み際どく登り上げると下から残り5mの声…ギリでした。灌木で支点を作り登ってきてもらう。ちょうど30m1ピッチで滝上に登り上げた。滝上には懸垂下降する支点があった、親谷は下降に使われるのか。

ロープを片付けて遡行開始。滝上はS字に曲がり視界が開けるとマジですか…、すんごいナメ床天国であった。白山にもこんな所があったんだ。北アルプスの赤木沢に匹敵するくらいの美渓です。しかしオロロがうるさかった。
どこまでも続くナメ床、ここはおすすめコースです。突然大岩が現れた、白峰の百万貫岩に似た小振りの岩、十万貫岩と名づけよう。この先は河原やナメのミックスとなり小滝も出てきた。楽しい遡行は続く、遠い北アルプスに行かなくても地元の白山で美しくて楽しめる沢です。
さすがに河原になるとオロロが凄すぎ、オロロ取り線香も効かず尻を噛まれる。あいつらはタイツなんて関係ないのだろう。たまらずカッパを履いた。
これでもう安心、オロロがうるさくて休憩できなかったので休憩しよう。しばらくして人が現れた、マジでビックリしたべ。4人パーティで下降してきた。何だかしゃべっているけど沢の音でよく聞こえなかった。
女性が1人いてすれ違い様にウィペットを沢で使っている人を初めて見たと言っていた。それはそうでしょう、始まりは僕ですから…。山スキーをする方でした。

さあ、まだまだ遡行は続く、この先は滝の連続で高度が上がっていく、ホンマに楽しい遡行、振り返ればホワイトロードが見えていた。小滝は濡れながら登る、ゴルジュは胸まで水に浸かり突破、際どい滝登り…。標高1050mの二股にはビバークした後があった。先ほどにのパーティーですね。左に進みやがて沢が細くなるころ水の冷たさが足に感じた。だいぶん水温が低いみたいだった。おかげで元気でいられた。

一旦水が切れ藪となった、沢筋を進んだつもりが枝沢に迷い込んでいた。マメにGPSを見ていたのに…。修正するのに一苦労したけど本流は大した藪ではなかった。鞍部までラスト100mは藪漕ぎだけど草地の藪なのでよっちゃんでした。そして鞍部に乗り上げ登山道に合流した。

さあ後は消化試合、暑さと戦いながら汗だくになって中宮温泉に下山する。登山者は誰もいない静かな中宮道でした。下山は昼前、楽しい親谷でした。。。