県界尾根から赤岳、中岳

2021年08月27日(金) [日帰り]

• GPS: 12:01
• 距離: 13.1km
• 登り: 1,553m
• 下り: 1,544m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:19
• 休憩: 1:39
• 合計: 11:58

5:09 県界尾根 防火線の頭 登山口
5:30 5:32 防火線の頭
6:30 6:31 小天狗
6:33 6:33 「東方薬師如来」石碑
7:29 7:29 大天狗
9:22 9:23 赤岳頂上山荘
9:26 9:34 赤岳
9:41 9:46 竜頭峰分岐
9:54 9:59 キレット分岐
10:06 10:18 文三郎尾根分岐
10:46 11:07 中岳
11:31 11:37 文三郎尾根分岐
11:59 12:04 キレット分岐
12:15 12:16 竜頭峰分岐
12:21 12:23 赤岳
12:29 12:50 赤岳頂上山荘
14:30 14:36 大天狗
15:43 15:43 「東方薬師如来」石碑
15:46 15:47 小天狗
16:44 16:45 防火線の頭
17:06 17:07 県界尾根 防火線の頭 登山口
17:07 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

長野県側の県界尾根登山口。駐車場はいつも空いているようだ。
駐車場までの砂利道2.5kmは、ゆっくり（時速10〜15キロで）走れば普通の車で問題ない。
私が登山している間に「登山口」を示す看板が2枚、砂利道の途中と駐車場手前のゲート横に設置されたようだ。看板にはゲートの開け方については何も書いていないが「訪問者が開けてください」とか書いたほうが親切だと思う。
そもそもこのゲートは山の獣が牧場に来ることを防止するためと思っていたが、この日の朝に鹿2頭がゲート手前（八ヶ岳牧場側）の道路にいるのを見た。ゲートとは異なるどこかでケモノ道が通じているのではないだろうか？

写真

8/27 4:47

日の出前の赤岳 (4:47)。赤岳天望荘に明かりが見える

8/27 5:06

朝5時の登山口駐車場。ほかの車はいない

8/27 5:26

防火線（防火帯）の登山道。笹漕ぎというほどの苦労はない。一部の笹は刈られていた。感謝。

8/27 5:59

晴れてはいるが、遠くの山は雲に隠れていた

8/27 6:30

小天狗。ここまで1時間20分ほど。順調

8/27 6:39

赤岳の東斜面が見えた。今日は反対外の西斜面も見るつもり

8/27 7:28

大天狗。ここまで2時間20分。順調

8/27 7:33

良い天気だ

8/27 7:42

林もきれいだ

8/27 8:09

鎖と梯子の始まり。ここまで3時間。順調。ヘルメットを装着してストックを収納した

8/27 8:19

最初の梯子が上部に見える

8/27 8:24

これはおそらくトリカブト。要注意

8/27 8:32

おそらくタカネナデシコ

8/27 8:33

東斜面の岩峰

8/27 8:34

横岳の岩峰群

8/27 8:41

長い梯子。おかげで簡単に登れる

8/27 8:45

右から横岳、硫黄岳、西天狗岳

8/27 9:06

赤岳頂上山荘がみえる。鎖は続く。

8/27 9:17

だいぶ高度が上がった

8/27 9:17

頂上山荘のタンクが見える。鎖は続く

8/27 9:21

もうすぐ山頂

8/27 9:22

赤岳北峰。ここまで4時間15分ほど。以前（3週間前）よりはだいぶ速くなった！

8/27 9:23

北峰から見た赤岳山頂。やはり何人かいらっしゃる

8/27 9:24

目指す阿弥陀岳と、手前の中岳

8/27 9:27

赤岳神社で1回目のお参り

8/27 9:30

北を見ると雲間に東西の天狗岳まで見えている

8/27 9:34

赤岳山頂を通過して阿弥陀岳方面へ

8/27 9:40

岩場の竜頭峰分岐

8/27 9:45

すぐ前を先行するお二人は岩場でこの服装。かなりの熟達者とお見受けしました

8/27 9:48

いったん見えなくなっていた阿弥陀岳がふたたび見えるようになった

8/27 9:56

手前の中岳までの緩やかな曲線も美しい

8/27 10:04

横岳の西斜面が格好良く見えるようになった

8/27 10:10

先ほどのお二人はなだらかな部分で走っている！素晴らしい活力！

8/27 10:10

阿弥陀岳と手前の中岳

8/27 10:28

中岳も三角形で格好よいです

8/27 10:28

中岳手前の鞍部から見た横岳西斜面。大同心、小同心ほかの岩峰群がりりしい

8/27 10:35

振り返ってみた赤岳。足が痙攣してしまっため小休止した中岳中腹地点から

8/27 10:49

中岳頂上

8/27 10:51

1989年の冬山ですね。沢ということは滑落でしょうか？

8/27 10:50

中岳山頂から見た横岳、硫黄岳、天狗岳

8/27 11:02

中岳から見た阿弥陀岳。足の痙攣および体力と時間の消耗を考えて、阿弥陀岳は断念し、中岳で折り返すことにした

8/27 11:05

折り返して再び向かう赤岳。西斜面も八ヶ岳主峰の偉容を見せている

8/27 11:13

再び横岳〜天狗岳

8/27 11:14

1992年の冬山ですね。遭難に心痛むとともに板に突き傷があるのも悲しい

8/27 11:36

赤岳の西斜面の上り返し

8/27 11:43

この岩峰を左に見て登る

8/27 12:01

鎖のある岩場。県界尾根とくらべて、岩場のゴツゴツ感はすごいが、斜度は県界尾根のほうがキツイ

8/27 12:02

この銅板は心なごみます

8/27 12:05

ゴツゴツ岩場

8/27 12:14

竜頭峰分岐

8/27 12:22

今日2度目の赤岳山頂

8/27 12:24

無事の登頂に感謝し、次回は阿弥陀岳に行きたい想いを念じた

8/27 12:24

その阿弥陀岳と手前の中岳山頂部

8/27 12:51

下山開始してまもなく、雲が途切れて蓼科山まで見えた

8/27 13:29

西斜面の登山道に比べ、たしかに県界尾根の鎖場のほうが斜度が大きく、足がかりも難しい感じがする

8/27 14:31

大天狗。帰路は体力が続かず、途中で何回か5分程度の休止を入れた

8/27 15:46

小天狗通過

8/27 16:10

野辺山の電波望遠鏡が見えた

8/27 16:47

防火線の登山道にもどった

8/27 17:07

駐車場にもどった。私の車だけが待っていた。おそらく、私より遅く着いて早く帰った方がいるだろう

撮影機器：

PowerShot G9 X Mark II CANON

感想

Rikarasu

3週間前にも県界尾根から赤岳に登頂した。良い登山だった。
今回も県界尾根から赤岳経由のルートを選んだのには、
・この8月という混雑期に駐車場の空いている登山口を考えたときに、一番空いていそうな登山口だったこと
・高山での呼吸法を会得し、高山での歩行速度を向上するための訓練の場として標高2899mの赤岳が魅力的だったこと
・もし呼吸法が有効で、赤岳登頂時間が1時間短縮できて4時間になったら、阿弥陀岳にも行けそうだと思ったこと
などのもくろみをもっていた。

果たして・・・
・駐車場は空いていた。前回も今回も私の車以外を見なかった。
・勉強した高山呼吸法はある程度有効で、赤岳への登頂時間は約4時間15分だった。3週間前は4時間45分かかっていた。
・ただ高山での活力低下は呼吸法の改善だけでは防げないことも分かった。具体的にいうと、私の場合少しの動きで心拍数が上がってしまう。これは、心臓の強化あるいは、血液成分の強化（赤血球数の増加）が必要なのかもしれない
・赤岳を経て、中岳に向かっているときに右大腿部の裏側の筋肉が痙攣をおこした（つった）。通常、脚の痙攣は「塩分補給ドロップ」をなめたり、スポーツドリンクを飲んだりすると治るのだが、このときはそれでは治まらず10分程度休憩して痙攣した足を投げ出し、軽食を食べ水を飲んだところ回復した。
・このような状況で時間を費やし、活力も十分でないので阿弥陀岳は断念し次回以降の目標として、今回は中岳を到達地点とした。

中岳からみる赤岳の西斜面は迫力のあるものだった。また、横岳の西斜面の岩峰群もアルペン気分を盛り上げる格好の良さだった。阿弥陀岳もりりしかった。それらが見えただけでも中岳に登った価値はあった。

次回以降、早めに高山に適応して阿弥陀岳に再挑戦したいと思う。