初秋の浅間山（前掛山）登山。大展望でした。

2013年09月21日(土) [日帰り]

• GPS: 07:59
• 距離: 12.6km
• 登り: 1,121m
• 下り: 1,118m

コースタイム

浅間山荘(登山口)6:50…7:25一の鳥居…7:45不動の滝…7:50二の鳥居7:55…8:45火山館8:55…9:05トーミの頭分岐…9:25Jバンド分岐…10:30避難シェルター…10:50前掛山11:05…11:15避難シェルター11:45…12:55火山館13:05…13:45二の鳥居13:50…14:40浅間山荘

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口の浅間山荘に駐車場あり。1日500円。

コース状況／危険箇所等

登山口に登山ポストあり。
森林限界を超えたあたりからガレ、ザレとなり歩きづらい。落石にも注意が必要。
前掛山の火口側はザレた急斜面となっているので近寄りすぎないよう注意が必要。
そのほかの道はほとんど整備されている。

トイレは途中の火山館のみ。協力金として寸志を。

駐車場利用者は浅間山荘の天狗温泉入浴が割引(500円→400円)になる。

写真

9/21 6:39

朝、浅間山荘の駐車場から雲海の向こうに蓼科山や霧ヶ峰が見えた。登山開始前から感動！

9/21 18:46

活火山なので、注意書きの看板が。「登山は自己責任」を強調。

9/21 6:56

はじめは林道を行く。

9/21 18:46

川底は赤茶けている。浅間山荘の温泉と同じ色。

9/21 18:46

カラマツの中をゆっくり登る。

9/21 7:26

一の鳥居。

9/21 18:46

不動の滝。思ったより小さかった。

9/21 7:50

二の鳥居。カラマツの大木が一緒。

9/21 8:30

牙山（きっぱやまと呼ぶ）が面前にそびえる。

9/21 8:30

牙山と対峙して外輪山が迫る。

9/21 8:31

ハクサンフウロはもう紅葉が始まっていた。

9/21 8:43

この角度から見ると、まさに「牙」山。

9/21 8:43

火山館の手前。ガス発生の看板があり硫黄臭が強かった。

9/21 8:47

三の鳥居と火山館。奥に浅間神社が鎮座する。しばし休息。

9/21 9:06

トーミの頭分岐。ここにも自己責任の看板が。

9/21 9:15

湯の平の樹林帯。このあたりは平坦で歩きやすかった。

9/21 9:28

Jバンド分岐。この先から傾斜がだんだん急になる。

9/21 9:37

森林限界に出た。背の低いカラマツの向こうに浅間本体が迫る。

9/21 9:54

山頂部に向かう。ガレたりザレたりしていて登りにくい。

9/21 10:15

振り返るといつの間にか黒斑山が目の高さになった。

9/21 10:15

荒涼とした火口原の向こうに四阿山と嬬恋高原が。

9/21 10:26

火口（釜山）へは立ち入り禁止。

9/21 10:30

避難シェルターの先に前掛山。

9/21 10:39

もうすぐ前掛山。

9/22 7:18

やっと着いた前掛山山頂。

9/21 10:52

前掛山から釜山を望む。草木のない荒涼とした世界。

9/21 10:53

山頂は大展望。
遠くに富士山が見えた。富士のすぐ手前が金峰山。

9/21 10:53

八ヶ岳の先に、北岳、甲斐駒、仙丈ケ岳が見える。

9/21 10:54

中央アルプスも霞んで見える。

9/21 10:55

御嶽山。

9/21 10:55

黒斑山の上に、北アルプスの連なり。

9/21 10:56

槍・穂高連峰。

9/21 10:57

ちょっと分かりづらいけど、鹿島槍のある後立山連峰の向こうに立山、剱岳まで見える。

9/21 10:58

こちらは白馬三山。

9/21 10:58

四阿山の肩越しに妙高、火打、焼山が見えた。

9/21 11:04

前掛山の稜線を戻る。

9/21 11:14

シェルター越しに見えた前掛山。

9/21 11:20

家から持ってきたカップめんはパンパンにふくれている。ここは標高約2500m。

9/21 12:04

いちばん上にあったカラマツの幼木。少し黄葉が始まっていた。

9/21 18:48

湯の平に向け、ザレで滑らないよう気をつけて下る。

9/21 14:40

無事下山。浅間山荘の天狗温泉に浸かってから帰宅。

9/21 14:44

浅間山荘で飼われているお馬ちゃんたち。人なつこくて可愛い。

9/21 9:18

秋の木の実もいろいろあった。
これはコケモモ。真っ赤で美味しそう。

9/21 12:15

クロマメノキ。浅間ブドウともいう。ブルーベリーをちょっと小さくしたような感じ。

9/21 9:19

シラタマノキ。真っ白で目立つ。潰すとサロメチールのにおいがする。

9/21 12:15

ガンコウラン。苔のようだが矮小低木で真っ黒な実がなる。

9/21 12:29

ナナカマド。地面にもいっぱい落ちていた。

9/21 9:17

ゴゼンタチバナ。花は白いが実は真っ赤。

撮影機器：

PowerShot SX160 IS CANON

感想

こたっきー

連休初日。天気予報もOK。浅間山に出かけた。

混みあうと思い早めに出発。登山口の浅間山荘には6時半に着いた。
支度をしながら佐久方面を見ると雲海が広がり、そこに蓼科山や霧が峰が浮かんでいる。
登山前からもう感動(^O^)。

気持良く登山開始。はじめは林道を行く。

カラマツやミズナラの森の中を緩やかに登ると、間もなく一の鳥居に着いた。
ここで不動の滝コースと巻き道コースに分かれ、滝好きなので迷わず不動の滝コースを進む。
沢の水は白濁して温泉水のようだ。
間もなく不動の滝に着いたが、思ったよりも小規模だった。でも清涼感あふれ気持が良い。

そこから5分ほど登ると巻き道と合流し、二の鳥居に着いた。
ここの先から道は急になり、カラマツと笹の中の道がジグザグになって一気に高度を稼ぐ。

息を切らしながらしばらく登ると、突然視界が開け、牙山が面前に現れた。
反対側には、黒斑山から続く外輪山の岩壁が迫っている。迫力ある風景だ。

左右を眺めながら登って行き、硫黄臭いガス発生地を過ぎると火山館に着いた。
ここで大休止。トイレタイムとする。

休んでから、火山館の少し上にある浅間神社で安全登山を祈願し、さらに進む。

少し登ると、平坦になってきた。湯の平と呼ばれている火口原だ。

湯の平に外輪山のトーミの頭から降りてくる道と合流し、さらにJバンドからの道と合流して樹林帯を抜けて少し登ると、急にカラマツの背が低くなってきて浅間本体が目の前に現れた。
森林限界だ。

ここから風景は一変し、ガレやザレの登山道をひたすら登る。
日陰は全くないので、たぶん真夏だったらつらい登りとなるだろう。
あえぎあえぎ登ること1時間弱でやっと山頂部に着いた。

火口のある釜山は登山禁止となっていて、それを告げる大きな看板も立っている。
でも、そこのロープをまたいで登っている人たちもいた。
ルールはきちんと守って下さい。あとはホントに自己責任でお願いします。（と言っても何かあると必ず管理がどうのこうのと言われるんだよね）

ここに設置されている避難シェルターの脇を通り、前掛山へと向かう。

ひと登りで着いた前掛山の山頂は、大展望が広がっていた。
富士山から八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、妙高山群まで、やや霞んではいるものの、素晴らしい眺めだ。遠くには立山、剱岳まで見えた。
眼下には、黄金色に色づいた田んぼのある佐久平が広がっている。
いつもは下から見上げている山頂に立って、大感動。

しかし、人は次々と登ってくる。
山頂はあまり広くないので、シェルターまで戻って昼飯にすることにした。

あとは下山するだけ。来た道を戻る。
湯の平までは足場が悪いので気をつけて下る。

火山館でまた小休止し、あとは休まず浅間山荘まで戻ってきた。

とても気持ちいい登山だった。

下山後、浅間山荘にある天狗温泉に入ったが、鉄分が多い赤茶色の湯で、こちらも気持がよかった。