高尾山と薬王院とほら貝


- GPS
- 02:48
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 467m
- 下り
- 473m
コースタイム
天候 | 高尾山へ向かうときに一時小雨がありましたが、すぐに止みました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
高尾山口駅からケーブルー駅迄は勿論全部舗装路です。そして降りてからも今回は1号路を利用しましたがこちらも全部舗装路でした。何も危険な箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 薬王院では護摩祈祷があります、参考迄午前 9:30、11:00 午後 12:30、2:00、3:30。収める金額は3000円からです。炎と太鼓、ほら貝あり。 |
写真
感想
昼過ぎから出発しました。高尾山口駅横の公共駐車場に車を止めました。8月下旬、コロナ緊急事態宣言、、とはいえ駐車場はほぼ満車でした。
ケーブルカーで清滝駅(下側)から高尾山駅(上側)へ6分で着きます。そして薬王院という修験道の寺院を経由して高尾山頂上へ向かう、「1号路」を往復しました。他にも6種類くらいのルートあり。かなり以前から何度も来ていますが、10年程前から評判が世界レベルになったようで、大変賑わっています(コロナでここ2年は例外)。まず2009年にミシュラン観光ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」での3つ星との認定を受けました。このガイドで3つ星は日本では17か所の観光地が認定されており関東地域ではここの他の富士山、日光があります。2020年には日本遺産に認定されました。ケーブルカー、リフトで行列ができるのがシーズン中は当たり前になってしまいました。なじみ深い地元民としては驚きです。
薬王院では、たまたは時間があいまして護摩祈祷をしていただきました。受付をして御朱印も頂いて、小さな札に体の痛いところを書きます。それをもち本殿に入ります。午後だったためか、本殿の中にはいると先人が1名様だけ。ここでは正座が困難な方は椅子をお借りできます。私たちが着座してすぐ祈祷が開始。7人の僧侶が3名の為に太鼓・ほら貝・独鈷・鈴などなどを駆使して護摩のバチバチ炎の中、大変迫力ある祈祷をしていただきました。エネルギー満タン。御護摩料は3000円からです。祈祷の最中にお守りをもらって奥の本尊(?)さんに拝みにいくように促されます。約20分で終わります。終わると「お札」をいただけます。
高尾山薬王院は真言宗智山派の大本山です。正式名称は「高尾山薬王院有喜寺」(うきじ)で西暦700年代、奈良時代に開山しています。教科書に出ている行基さんというお坊さんが聖武天皇の勅令で開山、本尊を薬師如来さんにしていました。しかしその後政権が変わったりしてややさみしくなったといいます。続いて俊源大徳さんという真言密教の行者さんがやってきまして、スーパー秘術”不動明王八千枚護摩供秘法”を達成して、新しい本尊として「飯縄大権現」さんを招いたのです。というわけで今でもこの大権現さんを祀っていまして。護摩祈祷の最中も「飯縄大権現(いづなごんげん)と7回心の中で唱えてください」という部分があります。お寺さんのも様々な種類がありますが、ここは密教・山岳信仰のいわゆる山伏さんの場所なんですね。ちなみにあちこちにある天狗さん(の像)はこの大権現さんの使いの者という事です。
ハイキング・登山コースの観点では全部が舗装路なので難所もなく、しいて言えば階段は注意して万が一にも落ちないようにしなければ、と思った程度です。
高尾山山頂はケーブルカーの高尾山駅(上側で標高472m)を降りて、複数ある登山路どれを経由しても1時間以内で到着します。この日は曇っていましたが説明によれば晴れていれば横浜ランドマークタワー迄も見晴よしとのこと。頂上の標高は599mなのですが、駅からそれほど高低差なく到着します。
登りがい、とか、登山らしい疲労を望む場合は1号路は避けて、4号路がよさそうです。インフラ整備も進んでおり、お手軽なハイキングルートです。
雨もなんとか持ちこたえて、よいレジャーの一日でした。
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