【夏沢万歳】 赤坂谷〜ツメカリ谷


- GPS
- 09:15
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 778m
- 下り
- 793m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 蒲生野の湯 |
写真
感想
中央アルプスの麓から、鈴鹿の奥永源寺へ大?移動。
会のryowallさんの沢デビューということもあり、昨日加えて6名が集結。
なんとも賑やかなパーティ。みんな久々なので大盛り上がる。
朝7時に神崎川林道入口に集合し、いざ出発。
駐車場にはほかにも赤ツメに行くパーティが。自転車を持ってきていて賢い。
少し大回りして、ツメカリの裏見の滝に行くそうな。次はそのルートで行ってみたい。
小一時間の林道歩きもみんなで歩けば苦にはならない。
赤坂谷への下降地点はばっちり看板。急斜を下ろしていくが、昨日2700mまで上がった足は早くも筋肉痛で太ももが悲鳴を上げている。
とりあえず、沢身にでたら早速水に浸かってクールダウン。
浸かっていても全然寒くない気温&水温なので、がんがん水線を攻めていく。
びっしゃびしゃになりながら赤坂谷出合へ。
木漏れ日の沢に入っていくと小滝が小気味よく続く。
釜があれば泳ぎ、滝があれば登る。正統派?沢登り。
こんな飛ばして大丈夫かという感じだが、楽しさドーピングで苦にならない。
大きな釜持ちの滝で先行に追いついたので一息入れる。
釜を泳いで右岸水流際が階段状、続く滝は右岸のバンド状を。どちらも簡単。「
二俣をこなしてゴルジュ地形を通過、さらの仙香谷を見送って、進むと二条の滝にぶち当たり、三度先行パーティに追いつく。
普段は左岸をサクッと登るのだが、先行パーティを見ていると右岸の流水の中につっこみ滝上に出ている。
あんなとこにもルートがあったのかと思い、マネして突っ込む。
飛沫に突っ込み岩のトンネルを抜けて、滝上へ。難しくないがなんとも楽しい。
しかし、どうやったらこんなルート見つけるんだろうか。
この滝を越えると美しいナメと滝が連続し赤坂谷のハイライト。
青空にキラキラ輝く渓。これぞ夏沢。
ハイライト部分が終わるとすぐにツメカリ谷へののっこし沢に当たる。
ピンクテープもあり昔よりずいぶんわかりやすい。
ここでお昼休憩。I村閣下が用意してくれたおそうめんタイム!
ミョウガ、ショウガ、大葉、スダチ、お酢、ミズの醤油漬けと薬味たっぷりで最高。
お口直しはK田さんがもってきてくれたナシ。これも美味。
あっという間にお腹いっぱい。
気を取り直して、ツメカリ谷へ。入口だけじゃなく、沢沿いにもばっちりピンクテープがついていて踏み跡もあり分かりやすい。小一時間でツメカリ谷へ。
ツメカリ谷の醍醐味は毎度おなじみ滝の飛び込み。
いつもの3つを臆することなくバンバン飛び込んで、あっという間に本流へ。
出合のプールでものんびり泳いで遊ぶ。「
本流はどんぶらこどんぶらこ、流れに揺られながら時々ウォーターシュート、ときどき歩き。
ゴルジュ部分ではキャニオニングツアーの人たちが飛び込み大会中。
我々もお邪魔して、いつもより高いところからジャンプ!楽しい!
そんなこんなで、あっという間に発電所へ。いつもは淀みを泳いで出渓していたが、右岸の踏み跡を巻き降りて、少し先の左岸から林道に上がる。
こんな道があったのね。もう何回も来ているのに新しい発見がいくつもあった。
帰りの林道もわいわいがやがや。
メンバーも天気も最高で、遊びつくした夏沢となった。
沢登りしたいなぁと薄ーく思いつつ3年。
2年前にこの山岳会に入会したての頃からI村閣下に沢登りのお誘いをしつこく(笑)受けるうちに不思議とyoutubeで沢の動画を見ていたりする自分がいました。登るの好き、泳ぐのが好き、沢の景色好き、釣りもまぁまぁ好き。じゃあ、なぜ沢登りをやらん!その理由は外で寝るのが怖い、虫が嫌い、カエルはもっと嫌いと色々と難癖を付けて今まで丁重にお断りをしつつ、でも沢登り気持ち良さそうだな、してみたいな、、、と葛藤の狭間で日々過ごしていたのですが、結論やはり苦手なカエル、特にあのおぞましい姿のイボイボガエルの住む沢にわざわざ足を踏み入れるまでには至らずでした。しかし齢46になり、そろそろ苦手な物を無くしたいと意を決し、アマガエルを触るところから始めやっとトノサマガエルまでなら頑張って指先だけチョロっと触れるようになった。
ちなみに椎茸も克服すべく30年ぶりぐらい3cmくらいの大きさの椎茸を最近食べた。いや、食べたというより頑張って飲み込んだ。何の話や。
「これなら沢に行けるかも」
そんなことをI村閣下にしれっと話すとさっそく私の沢登りデビューを計画してくれた。その山行募集が会のMLに載るとあれよあれよ言う間に想定外にたくさんのメンバーに集まっていただけました。うぅ、、、ここで「やっぱ止めまーす」なんてことは言えない状況になってしまい、更に自ら後押しするために沢の本やザック、沢靴、ゲイター、ドライバッグetcなどの装備を新たに買い揃えた。これでもう後戻りはできない。自ら退路を絶ってしまった。
こうなったら虎穴に入らずんば虎児を得ずだ。
さて、そんなこんなで沢登りデビューの当日。
駐車場にて準備を済ませ林道をしばらく歩き、舗装路からいよいよカエルの住む沢へ降る。周到に周囲を確認し、カエルが居ないか誰も私を騙してないかビビりながら入渓したものの、それは杞憂に終わることになりましたが、最初の頃は小岩の上だけをガン見し、奴が居ないかどうかだけが目に見える景色でしたがそれも束の間、慣れない沢歩きに集中し、次第に余裕が出てくると周りの景色も楽しめるようになりました。その後は楽し過ぎてカエルのことなどすっかり忘れて泳ぎまくり、飛び込みまくりで童心に戻り気がつくとあっという間に沢登りも終焉。
そうそう、昼食もI村閣下が用意してくださった薬味豪華なそうめん、Oさんの山菜、更にはKさんのデザートの梨まで!フルコースやん!
何から何まで据え膳上げ膳おんぶに抱っこでお世話になりっぱなしで、今回は本当にメンバーにも恵まれてとても楽しい沢登りデビューでした。
ここにて皆さんに感謝申し上げます。
そして私に沢登りの世界の扉を開けてくれたI村閣下、ありがとうございました!
目標は服部文祥だ!いや、多分無理だ!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する