紅皿山から那須ヶ原山へ【南鈴鹿のアスレチックコースを周回】
- GPS
- 07:57
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 709m
- 下り
- 702m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 7:42
天候 | 晴れ 【気温】駐車地:27℃ 溝干山:25℃ 那須ヶ原山:27℃ 駐車地:29℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小屋前の駐車スペースに移動。(約40分) 国道1号線「蟹が坂」交差点を左折し、県道129号線(南土山甲賀線)に 入り、大原ダム沿いのに道(入口に那須ヶ原山登山道の標識)へ左折。 道なりに林道を大原川上流の坂下峠方面へ向い、那須ヶ原林道が分かれる 参道橋を見送ると右手に小屋が有り、周辺に10台程の駐車スペースが。 すぐ下の不老谷でクールダウンできるのが嬉しい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【紅皿山〜溝干山】 ★アスレチックで難易度高めの厳しい尾根 1)駐車地から坂下峠に向かって東へ数10m歩いた地点、赤ペンキ目印の 付いた幹の間から取り付きました。 2)長石山から溝干山西尾根に乗り継ぐ鞍部への下りが不明瞭で、 今回最も悩みました。 強引に谷地形へ下り馬酔木とシダの斜面を強引に鞍部まで下りました。 3)鞍部から溝干山(南峰)までは西尾根を忠実に登ります。 (溝干山:「みぞほせやま」が一般的のようです。「みぞほしやま」) 【溝干山〜唐木岳〜那須ヶ原山】 ★明確ながらアップダウンの続く県境稜線の一般的縦走路 ◎キレット・岩場・ザレ場・痩せ尾根・アップダウンと多様なタイプの 登山道が楽しめます。 |
写真
感想
鈴鹿の山も新名神高速を境に南のエリアになると眺めるだけで未知の
山ばかりだが、低山ながら魅力的なコースが多そうだ。
まずは参道橋から紅皿山へ上がり溝干山を経て那須ヶ原山から戻る
周回ルートで南鈴鹿の魅力を感じてこよう。
対抗車が来ないことを願いながら大原貯水池を過ぎ、大原川に沿った
荒れた細い道で参道橋を見送ると上下で10台程の駐車スペースが有った。
上段の小屋前に駐車し、坂下峠へ数10m向かった所に幹に赤ペンキ目印の
切り開きが。こんな所から?と思うような場所から取り付くと
いきなり急斜面の直登だ。尾根形状の判別がつかない斜面をとにかく
P544の高みを目指すと、co524m辺りで尾根に乗る事が出来たが、
溝干山へ延びる尾根は一筋縄にはいかなかった。
痩せ尾根のアップダウン、キレットのような岩場と難所の連続だ。
テープやロープに助けられながら紅皿山、長石山と進むがとうとう
長石山の下りで立ち往生してしまった。
地形図が示すように突端は脆い崖のようで、短い固定ロープに頼る勇気は
出なかった。事前学習では北側から迂回して鞍部へ下るようだが、
下降地点が見つからず、戻ったピークの手前辺りで強引に右側(北)の
谷地形をルートにして溝干山西尾根との鞍部に降り立つ事ができた。
馬酔木やシダの鞍部に残された微かな踏み跡や、梱包紐の目印から
絡むように西尾根に上がって鞍部を振り返るが、樹林に邪魔され
複雑な地形を観察する事が出来なかったが、逆コースの方がより
ルート判断が困難ではなかろうか?
西尾根は痩せ尾根ながら明確な尾根だった。足元が笹を踏むように
植生が変わると僅かに傾斜も増して県境稜線に吸い込まれ
北〜南東にかけて展望が広がる溝干山南峰に飛び出した。
流石に県境稜線に合流すると、今まで歩いてきたマイナーな尾根とは
大違いだ。相変わらず頻繁にアップダウンは繰り返すが、
整備された道標と、しっかり踏まれた登山道に、もうルート探しに
悩む必要は無さそうだ。
激下りで辿り着いたV字谷のような坂下峠で昼食を摂り、
小笹山への登り返しから始まる後半戦を楽しもう。
小規模ながらキレットを持つ唐木岳、痩せ尾根や風化したザレを
三点確保で通過した三ッ頭山と、変化に富んだ稜線歩きも
小那須ヶ原山への支尾根を分けた頃から落ち着きを取り戻し、
快適な尾根となって三角点の埋められた南鈴鹿の主峰・那須ヶ原山へ
続いていた。
今回の山行で最高点となる那須ヶ原山の神社脇で鈴鹿主脈となる
綿向山〜鎌ヶ岳辺りの展望も兼ねた大休止の後、表参道と言われる
整備された道を下る。低い笹の尾根からやがて好展望の伐採地を過ぎ
尾根下を絡み始めてしばらくすると谷音が響いてくる。
伏流となった那須ノ谷右股を跨ぎ二股から振り返ると、音の正体が
左股に架かる黒部の滝だとわかった。
さっそく谷の水でクールダウンして最後の下りを参道橋へ向かうが、
何気にここの登りは地味につらいだろうな。
【この南鈴鹿エリアの山は標高もスケールも主脈には敵わないが
山容の持つ魅力は決して劣るものではなかった。
コンパクトなるが故に山の魅力が詰まって逆に上質なのかも知れない。
そんな感想を持った山行だった。】
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する