常念岳〜蝶ヶ岳ループ(三股登山口より)


- GPS
- 32:56
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 2,270m
- 下り
- 2,257m
コースタイム
6:40三股登山口−10:40前常念−12:30常念小屋(幕営)
9/22
6:50常念小屋−7:50常念岳山頂−10:40蝶槍−11:30蝶ヶ岳(昼食)−15:00三股
天候 | 21日快晴、22日晴れ後曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三股登山口にある指導所では全員に登山届けを記入してもらっているようです。 コースはきちんと整備されています。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
先週の台風から一転、秋晴れの北アルプス歩きです。
三股駐車場には5:30着。正規の駐車スペースには空きなし、少し下った所の路肩に駐車。あと1時間遅かったら路肩すら怪しかったかも。登山客の他に渓流釣り客も多く見られました。
三股登山口の指導所では全員が登山届けを提出するよう、遭対協と思しき方が声を掛けていました。
ほとんどが蝶ヶ岳方面に向かうのを尻目に常念岳方面へ。北アルプス屈指の急登、三股〜前常念ルートで向かいます。
鬱蒼とした樹林帯の九十九折は寝不足な体にこたえます。半分グロッキーになりながら、景色が一変すると噂のハシゴを登り森林限界へ。乾いた風がなんとも心地よく吹き、常念山脈の合間から穂高連峰が見え始めます。ここから先は大きな岩がゴロゴロ転がる岩稜帯、よじ登るような箇所もあり背中の子泣ジジイの重さが気力と体力を奪います。これまではコースタイムの7,8割程度で登ることがポリシー(?)でしたが、もはやそのようなことはどうでもよく、無事にテン場まで辿り着くことだけに集中します。もちろん山頂は明日のお楽しみってことでスルーして本日の目的地・常念小屋へ。
12時半頃着きましたが既にテン場は8割方埋まっており、まともな場所をギリでキープできました。正面に槍どーん。後はビール&惰眠を貪るのみ。
「ブツが近い」と噂のトイレはその通りでしたが、不思議とさほど臭いはありません。お釣りがくることもなく、安心してご利用いただけます(笑)。
日が沈むと一気に体感温度が低下、フリースにダウンベストを着込んでも寒いくらい。それでもビールは飲みますけどね。
翌朝、乾燥した空気のせいかテントの結露はほとんどなく、スムーズに撤収完了。
まずは常念岳山頂へ。ヤリホ、乗鞍、鷲羽岳などなど北アルプスの名峰を一望できる絶好のパノラマ。
蝶ヶ岳への尾根を下ろうとしたその時、ヘリがだんだん近づいてきて目の前でホバリング。どうやら山頂直下の岩場に負傷者がいる模様。山頂にいた全員が固唾を飲んで見守る中、ヘリから救助隊員が降下、手際よく負傷者を吊り上げ無事救助完了。
50代くらいのソロの男性で、転倒し頭を打ったとのこと。初めて救助を目の当たりにし、他人事ではないと気を引き締めるに十分な出来事でした。
蝶ヶ岳までは右手にヤリホを望む快適な稜線歩きといきたいところですが、足下の悪いアップダウンが続くルート。危険箇所はありませんが体力はかなり消耗します。蝶槍を越えた辺りからようやく穏やかな山容になり、穂高との間に梓川の流れる谷も見えます。
蝶ヶ岳ヒュッテテン場は常念小屋のような喧騒さはなく、静かに過ごせそうな雰囲気を感じました。機会があれば泊まってみようかな。
後はひたすら下るのみ。ポイントはゴジラの木くらい。力水まで来ると山旅もフィナーレを迎え、ほぼコースタイム通りで三股着。
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