ちび太の初縦走!常念〜蝶ヶ岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,972m
- 下り
- 2,067m
コースタイム
5:50ヒエ平-6:20古池-7:50烏帽子沢-9:45胸突八丁-10:35最終水場-12:10常念乗越
2日目
8:30常念乗越-10:10常念岳-12:35ポイント2512M-14:00ポイント2592M-15:25蝶槍-16:05横尾分岐-16:35蝶ヶ岳ヒュッテ
3日目
7:00蝶ヶ岳ヒュッテ-7:05蝶ヶ岳-9:25まめうち平-10:10力水-10:30三股
天候 | 1日目☆晴れ 2日目☆晴れと曇り 3日目☆晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰り☆タクシーにて三俣→(3100円)ホリデー湯→(ジャンボ4120円)豊科駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
常念岳〜蝶ヶ岳、山と高原地図時間は甘めに感じました。 蝶ヶ岳ヒュッテでタクシーの予約とホリデー湯の割引券頂けます。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
今回は、久しぶりに、のび太とチビ太と一緒です。
泊まりの山旅は昨年の羅臼以来!
それとTさん、その知人2名。
計6名のパーティー。
まずは、準備。
おかげさまで?二人とも、スクスクと成長しまくりやがって・・
山装備、全部買い直し!!(泣)
加えて、初アルプス初縦走初テント装備なS君にウチのモンベルを下取りにし、ニーモのアンディ買っちゃったし〜(笑)
出費半端ない・・(泣笑)
ほぼ初心者な同行者に、栄えある初縦走なチビ太。
ヤマレコで担当割り振りありますが、プラン、タイム、食事、コース、アクセス・・?
とにかく、まるっと全て投げられて、打ち返すことも出来ずに千本ノックに倒れるさながら一週間、準備し続けました・・。
接待ゴルフならぬ、接待登山ってあるのかしら(汗)
ま、でもアルプス行けるし〜、チビ太一緒だし〜!(幸)
さて出発。
私16キロ、Tさん13キロ(なぜだ?!)、のび太17キロ、チビ太5キロの装備を背負います。
夜行バスで一の沢まで行く便があるとは知らなかったのですが、楽ですね〜!
名月過ぎの名月に迎えられてヒエ平に着。
ヘッデンを忘れた同行者Mさんに、私の予備を貸したりなんだかんだしている間に、ヘッデン要らない明るさに(笑)
私は3年ぶりの道。
チビ太も快調!
「いま、高尾山なん個ぶん歩いた?」と独自の尺で聞かれます。
胸突き八丁では、ついに初アルプステン泊縦走(笑)のS君が死に初めます。
他3人はテント場確保のため先行って貰います。
S君、足の遅いチビ太にも追いつけず、いちいちベンチで待っているチビ太に、上から目線で
「Sくん、がんば!あと少しだよ」とか
「負けないで♪もーお少し♪」とか歌われたり(笑)
最後には、S君の頭に巻いたマムートのバンダナに引っかけ、「マム歩」と・・
ひどい母子ですww
無事に常念小屋に到着し、早速初張り(^_^)v
S君下取りのモンベルも!
山頂は明日〜。
のんびり暑い日差しのなか昼宴会開始です。
最高の天候に恵まれ、初アルプステン泊縦走(笑)のS君良かったね!!
さて、2日目。
早起きしたわりに、朝焼けと食事と撤収にかなーーり時間がかかり、出発予定時間を1時間半オーバー(汗)
加え、常念手前のトラップピーク前でチビ太がボイコット状態・・。
不吉な予感、してきましたよ〜!
なんとか持ち上げ、常念ゲットですが、、時間が・・。
改ざんした到着時間もギリギリ15時なのに、蝶への下りのガレと急下りに、またもチビ太苦戦。
子供の足の長さ、子供の目線は倍違うと意識していながら、歩き続ければ大丈夫!と思ってしまった自分に早々と反省。
追い抜いて行く、同年代の子供たちに、チョット悲しそうな顔。
君は荷物背負ってるから、荷物ない子より遅くなるのは当たり前なんだよ、と話したり。
崖の厳しさに、怖がって慎重に歩き「死にたくないもんオレ」と言う彼に、目一杯ホメて肯定したり。
一歩一歩進む度、五感のフル回転を感じます。
遅出遅足。
コースタイム30分な箇所を3倍かかり、半分も進んでないのに、時間は正午過ぎに…。
とてもじゃないけど、この調子では15時着は難しい。
しかも、この暑さでは水分不足の可能性も重大。
水分節約で、子供らと、Mさんのみインスタント食品をつくります。
この時点で、S君はダウンし過ぎて食べられませんでしたが、Mさんの食事を分けて、何とか食べてもらいました。
また、隣で水分過多なお話をしていた方に、恥を忍んで水分をわけてもらいました。
本当に助かりました。
S君テントにお泊りのMさんザックが一番軽いので、Mさんと荷物を交換して進むことにします。
何とか順調に進みますが、水分節約で口内は渇き、行動食は夜のツマミにまで手を伸ばすシャリバテ状態。
チビ太にも多少の節約を言いますが、自ら節制してしまい
「大丈夫、ノド渇いてないもん」と、我慢できる範囲でしか飲まず。。
かわりに、私のハイドレーションを吸いに来ます(^^;;
樹林帯へ入る頃には、道も安定し、秋紅葉の森を満喫。
チビ太は兄のび太に引っ張られ、元気にわしわし、色付く道をすすみます。
しかし、S君の状態と、水分不足は深刻だったので、蝶槍手前からのび太にオーダー。
可能なら、先に蝶ケ岳ヒュッテへ行き、水分を買ってきつつ、S君ザックをポーターに戻る事。
高1男子、頑張ります。
一応、中学時代に山岳部所属にて、各アルプスを経験済み(^^;;
蝶槍を挟んで遠くに、チビ太と大きく手を振り合い、先へと去って行きます。
チビ太と2人蝶槍Topに着き、後ろ組の三人を待ちつつ、ケルン積みにハマったチビ太。
到着したS君らにザックも降ろさせず、シゴキな記念撮影です。
蝶槍からはやっと普通?の穏やか〜な稜線歩き。
過ぎ行くガスと雲の塊に
「雲の上を歩いているの?」とチビ太が聞くのでYesと答えたら、
「ラピュタみたい」と…(^-^)ww。
ナルホド。
蝶槍三角点を過ぎたころ、向こうから走って来るのび太の姿が!
17キロ装備をヒュッテに投げ捨てて、ドリンク両手にS君のところへ。
S君の荷物を代わりに背負い、
「先の丘のその先を越えた上が小屋です。こっからが意外に長いんすヨ」
と、励ましてんだか、トドメ刺してんだか…(^^;;
ともかく、のび太の運んだ元気のおかげで、全員のテンションが上がり、最後のひと踏ん張り!
小屋に着いたのは、結局16時半をまわり、地図タイム5時間半のところを8時間以上の歩行時間となりました。
この状態でキャンプは難しいと判断し、途中で小屋へ宿泊の連絡はしてありましたので、今夜は小屋利用。久しぶり!
のび太とチビ太は初山小屋体験です!
さすが連休、布団は3人ひと組・・。
すぐに、トイレあり、売店あり、テレビまで・・・。
山じゃないみたいです。
楽で安心だけど、やっぱりテントが良いです・・自分。
さて、ラスト下山日。
初日より高山病で苦しみ、加え正露丸、風邪薬とご所望され(^^;)
もう歩けない感じのS君。
昨日の8時間行程で、他のみんなも疲れているので、予定を変えます。
計画は、徳沢へ下り上高地へ行く予定でしたが、三股へ変更。
昨夜、下山時刻に合わせ、タクシーも予約済みです。
自炊場にて、夜ご飯予定だったラーメンを食し、出発!!
天気は晴天。
すぐの蝶ヶ岳では、いつもの絶景に、いつものように、感動・・。
今年は見納めかな?
なんて考えると、後ろ髪を引かれて、なかなか立ち去れなく
「おい、みんな待ってるよ!KY〜」
と、のび太に叱られます・・。
三股への道は、登りだとなかなかキツそうな坂道。
でも、輝く紅葉と青空でキュン死にな下り道(喜)
しかし、下りに慎重なチビ太は、なかなかスピードが上がりません。
チビ太ザックをTさんザックにくくります。
ここからは、ダウンヒラーのび太とTさんが走り始め、Mさんも付いて行く行く・・(^^;)
チビは、ポイントゲットの下りを思いつきます。
スピードポイント、ジャンプポイント、ジャンプポイントからのひねりコンボ!
ポイント項目はどんどん増えて、慎重ポイント、気配りポイント、あいさつポイント、お礼ポイント・・。
2000ポイントでソフトクリーム。
5000ポイントでゲームソフト・・だそうです。
(同じソフトでも違いすぎでしょ(-_-)・・)
おかげで、S君を最後尾に引き離してしまうほど、快調に楽しく下山。
そして、遅れてまだ来ないS君を迎えに、のび太は駐車場から戻り、
全員、無事ゴール!
みんな本当に良く頑張りました!
今回、常念岳になったのは、Mさんの奥様のご実家が安曇野で、いつも見上げ、いつか行きたいと思っていたから。
思ったよりも大変だったようだけど、念願が叶い、嬉しそうでした!
(2日目が大変すぎて、1日目記憶が全て飛んだらしいけど・・ww)
S君は、事前練習にテント装備背負って高尾までTさんと行き、そのまま多摩川でテント設営したり・・。
でも本番、実際の重い荷物と、ひたすらな運動量に本当に辛そうでしたが、最後やりきった感の風体は貫禄感じる、どや顔でした(笑)
のび太は、登りからずっと先行しつつ要所で待ち、水場では水を汲んで下りて来てくれ。
あんな冷たくて美味しい水はなかった・・。
いちばん大きな荷物を背負い、チビ太を引っ張り、私の無茶なオーダーにも応えてくれました。
ザックを投げ捨て戻ってきた姿に、母さすがに思わずマジ泣きしましたわ・・。
のび太のくせに…。
チビ太は、めでたく5000ポイントゲット!
はいた本気弱音は一度だけ!
(あ、常念テント場のトイレもムリ!と言ってたっけww)
道中、辛い中での独自の楽しみ方が面白かった。
足長蜘蛛、とんぼ、バッタ・・。
バッタに至っては、捕まえて自宅のカナヘビの餌に持って帰るって・・。
2700Mからわざわざ持って帰るより、地元の新鮮なバッタにしてあげて下さいと話していたら、近くの男性にプッと笑われた(汗)
今回は、毎度ながら沢山、学んだ山行(ホント成長しませんわ・・)
でも、お互いが助け合い、励まし合い、沢山のトラブルとワンダーあり。
本当に、楽しい楽しい山行きでした。
チビ太とのび太、装備新調したから、近々また行くよ〜
!!
常念〜蝶でお兄ちゃんの方に抜かされました、すごい健脚の持ち主で追いつけませんでした。
下りの弟くんは元気が良すぎて微笑ましかったですね
見つけてくれてありがとうございます
蝶への道は、レコにも記載しましたが、水分補給と、ポーターとして戻ってくる様にオーダーしたこともあり、特に早かったかもです
普段はダラダラしてるんですが…、、
男の子ってこんな感じなんでしょうね〜。
チビの方も、怪我もなく(豆作ったくらい)、
何とかなって良かったです。
ゴジラとキス、チビにもやらせれば良かった
チビ太さんとのび太さん、お二人それぞれの成長が頼もしいですね
三日間とも好天に恵まれた山行、なによりです。
良い思い出が作れたのではと思います。
これからの山行が楽しみになりましたね
同日、私は野口五郎小屋と三俣山荘に泊まりましたが
あちら方面は結局布団1枚に1人でした。それにイビキの
賑やかな方が誰もいなかったので安眠できました。
「のび太のくせに…」、懐かしいフレーズです
野口五郎と、三俣におられたのですね!
快晴の展望の中、目を細めて望んでましたよ〜!
今期も夏山から始まった、胸焦がれる山々。
正直、足りない?満足?と、まだ葛藤
まるっと、感謝ですが…(^-^)
今回のnaveさんのレコも焦がれましたよ!
山行の楽しみ、懐を広く、広くいきたいです!
イビキもテントでも聞こえますからね〜
のび太のくせに!名言ですよね
miouさん、こんばんは! 今シーズンラスト北アルプス縦走から下山しました!日焼けが痛いくらいのド快晴でした。
北ア縦走は常念蝶でしたか!
僕も2年前、初の北アテン泊縦走が常念蝶でした。Sさんと同じく高山病になりヘロヘロになりながら蝶でテン泊しましたよ。
おまけに胸突八丁では滑落して桜の木に捕まって助かったり、トホホな思い出ばかりの常念蝶を懐かしく思い出しました。
しかし、のび太くんカッコいいっすね。いやぁ頼もしい!!
ちび太くんもあのアップダウンのある稜線をほんと良く歩いたと思います。
山の景色も素晴らしいですが、我が子の成長をビシバシと感じるmiouさんのうれしさが伝わってきて、いいレコ見せてもらっちゃった ってな感じです
zawadaさん。
今季最後?
ホントですかぁ〜?
信用できないなぁ〜
zawadaさんなら、雪の燕岳とか、サクッと行っちゃいそうデスよ?
しかし、今回はのび太がナカナカ役立ってくれました。
来季とか、バイト代出して、装備を背負ってもらってアルプス行こうかしら
嫌がれれそう〜
山行リーダーで同行者に気を配りながら、
弟君にも目が離せない状態のお母さんを
充分過ぎる程のサポートぶり、
映画スタンドバイミーで受けた衝撃と同じものを
お兄ちゃんの瞳に感じましたよ
あのデカザック 何てたのもしい
ちび太くんも可愛い
仲の良い兄弟でホントにいいなあ
準備から記録まで何から何まで本当にお疲れ様でした。
でも息子たちの成長を感じる
母として最高に幸せな山旅でしたね
山の上は晴れてたのね〜
素晴らしいお天気の中、役割全部な山行おつかれさまでした。
のび太もチビ太もその他の方々もいいチームワークで、すごく大変な道のりだったけど、楽しかったんだろうなって感じました。
食事も相変わらず美味しそうだし
のび太が帰って来たくだり、チビ太が悪戦苦闘して降りているくだりは、私も思わず目頭が熱くなったよ〜
厚かましいけど、いつかまぜてもらって一緒に登ってみたいな〜 と思っちゃいました
miouさん、こんばんは!
くぅぅ〜ダメっす。
これ以上行きたいところが増えてしまったら
来夏の土日が早くも埋まってしまいます〜
自分が子供のころは
両親に連れられて行った奥多摩の山の途中で
「疲れたぁ〜」なんてぶんむくれてた気がします〜
更に妹が輪をかけてぶんむくれるというカオスな状態でした…
それに比べて(比べるな〜)
ちび太君は早くも3000m制に迫る勢いですし
のび太君は流石山岳部のデカザックが…凄い…
それにしても
miouさん八面六臂の活躍でしたね〜
お疲れだったかもしれませんが
それ以上に(色々な意味で)充実した山行で羨ましい限りです!
スタンドバイミー? 瞳?
いったい、どこの誰の話をしていの?
な、お言葉に恐縮しまくりです〜
確かに、兄弟仲は良いようですが、単に母パワーに対抗する為、身を寄せ合っているんですね
ザックは、ウエストが大きくて、腰ではちゃんと合わせられず、ほとんど肩で担いでいた・・まさにボッカちゃんで
力任せなあたり、やはりバカさ・・、間違えた若さ!ですね〜
しかし、成長にて山装備を新調したので、中身も併せて成長してくれたなら、嬉しいです〜
下山してからも、晴れていたわよ〜
全部な役割・・。
ちょっと、おおげさな気もしますが・・、
muniさんもご存じな通り
(さあ、涸沢を思いでして下さい・・ 。装備の重量とルート関係とか、下山時間のシゴキ具合とか・・)
至る所に甘さが満載で、ムリをさせちゃったり?
後で笑ってすんだ感じで良かった〜
な山行でしたよん・・。
そんなで良ければ、いつでも彼ら交えて行きましょう!
夏の週末は埋まるものです!
が、今から来年の夏の週末の心配とは
すっげー!
さすがです
でも、ぶんむくれても、ご両親とお山に行けていたなんて、素敵な思い出ですよ!
彼らにも、そんな記憶が残れば嬉しいです
八面六臂・・。
たぶん、ビジュアル的に、のび太あたりは大納得しそうですが(あと髪がヘビ!と加えそう・・)、
機能的には全くエラーです
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