もう秋！？巻機山 のんびり幕営 小屋前の 水場確認
群馬県
新潟県
inakabb
- GPS
- 32:00
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 1,451m
- 下り
- 255m
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24日7：50避難小屋ー9：34桜坂駐車場
| 天候 | 23日 晴れでもガス 24日 晴れ やはりガス |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
温泉 東京方面の方は 金城の里 320円（新潟県南魚沼市島新田764-2）が近くて 格安 自分は小千谷市在住のためいつも利用している さくり温泉健康館（六日町 五十沢温泉） 370円へ |
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感想
15年ほど前に一度登った巻機山へ再訪。その時も確か今くらいの紅葉の始まりかけの季節で日帰りだった。
覚えているのはニセ巻機山山頂前の階段状の急登で何度が足がつってしまい弱ったこと。当時は30代で体力はあったはずなのに登山は年に数回で今の方が断然登っている回数が多い。
快晴、秋特有の強い陽射しの中のっけから辛い上りが始まる。しかし林間なのでその陽射しを避けられるので助かる。それでもたっぷりな汗をかきながら登っていくと4合目付近のブナの木々が美しい。
5合目の標柱では大源太山や谷川の山々が見えてくるが山頂あたりはすべてガスでどの山か特定できない。
意外と順調に進み樹林を抜け出た7合目の大きな岩では先行していた人々が休息をしている。風がなければ半袖でも大丈夫だが少し風が吹くと肌寒くなる。ここで合羽の上を着ることにする。ここからさらに急な登りに入る。笹と低木帯の中を進む。そこをすぎれば前回足がつってしまった階段状に道が付けられた箇所。
今回は何事もなくニセ巻機山に到着。標柱の横で一人休憩中。挨拶を交わして過ぎると木道が現れて避難小屋へと続いている。いつの間にか太陽は雲に覆われあたりはガスに包まれている。周囲を見渡せば紅や黄色に色を変えてしまった草々。ここへきてもう紅葉が始まっているよう。
あたりに見とれながら歩いているとすぐに避難小屋に到着。小屋前のベンチでは何人もの人たちが休んでいる。そこに10人位のツアーの人たちやこれも学生中間で7、8人のグループが次々に到着。小屋の中を覗くと中では食事中の人々で一杯。
山頂方面はというと全くのガスに覆われている。このまま出発しても山頂からの展望はきかない。ここでしばらく時間調整して晴れ間を待つことにする。ダメならあす行ってもいいし。今日は泊まる予定できたので気持ちにゆとりがある。連休中でもあり小屋が一杯ならとテントも担いできた。
自分もベンチのひと隅に腰掛でゆっくり一休みしたところで気になっていた水場の確認に行くことにする。小屋前をほんの4、5分歩いた先の潅木の茂みを下るとそこにあった。沢が流れている。真夏ならたっぷり水浴びができそうなほどのありがたい流れ。
小屋前に戻って一時間近くもぼんやりしていると少し青空が覗きだした。
重いザックを小屋に残してそれではと山頂へ向かう。すぐに池糖が現れる。黄色くなった草もみじに囲まれて良い雰囲気。水が透明で黒い底が良く見える。
木で仕切られた階段を登りきるとあっけなく山頂にでた。あれ、山頂はここをもう少し牛ヶ岳よりに行ったところだった気がしたが。
陽は照っているのにガスで展望はない。牛ヶ岳方面はガスの中。西の方を見るとやや晴れてきているようなので先に割引岳へ行くことにする。稜線伝いに付けられた木道を歩く内にどんどん晴れてきてガスが流れていく。八海山が良く見える。ほぼ同等の高さを歩いている。すり鉢のような足下の斜面を覗くと向かいの八海山の高度とあいまってすごい高さを感じる。この稜線は気持ちがいい。
そんな中、目の前にはっきりとした三角錐の割引岳が姿を現した。これからここを登るのかと少しの間、悩むくらいの存在感と高さを感じたが歩いてみると意外と歩きやすい道であった。山頂には標柱と石祠がある。周囲の景色を充分堪能してから牛ヶ岳へ向かうことにする。両端の一つで晴れ渡った景色を見ることができたので満足する。牛ヶ岳への途中でケルンが積み上がった場所に出た。ここが巻機山の山頂ではなかったか。
少し先で一人とすれ違う。牛ヶ岳まで行こうとしたがどこがそこかわからないままガスがひどいので引き返してきたという。自分も行けるところまで行こうと歩を進める。朝日岳への分岐を過ぎると、ふと一瞬ガスが晴れてこんもりした丘が見えた。そこを目指して笹に覆われて足元がみえにくい中を行って登りきるとそこが牛ヶ岳であった、三角点がある。周りは白く霧に閉ざされているようで視界はない。記念にと写真だけとってすぐそこを後にする。帰路またもやガスは流されてさっき登ったばかりの割引岳が正面にあらわれた。なんか今日はついている。
心は満たされた。
避難小屋に戻ってみると。一階にはすでに何人かの荷物が広げられていた。二階からは大きな声で話が続いているよう。これはテントの方が気楽だなと感じて小屋そばに幕営することにした。この時期は夜中強風が吹き荒れることもあるのでペグをしっかり打っておく。
もう一度水場に行って缶ビール2本を冷やしながら顔を洗って水を汲む。いつもの豚の味噌漬けを肴にビールをあおる。えも言われぬ瞬間である。ビールとさらにウイスキーを飲みながら想いは頭の中を駆け巡る。
・・・ラーメンを食べて眠る。シュラフに窮屈に潜り込まなくても体に巻きつけるだけで寒くはなかった。
翌朝、今日は下山のみなのでゆっくり8時前に小屋前を出発、今日もガスが濃い。天気は悪くはなさそう。それでも朝は手袋が欲しくなるくらいの気温だったが車に忘れてきたようでザックの中には見当たらなかった。
下山中ぐんぐん晴れ間が広がってきた。今日は連休明けの平日なのに何組もの人々が登ってくる。女性の三人連れの方々は昨日は駒ケ岳に登ったという。次にあった5，6名のグループは前日、平ガ岳を日帰りしたという。皆さん連日大したものだと感心しながら自分も次はどこにするかと思いを巡らしながら帰途についた。
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