<北沢峠から甲斐駒ケ岳&仙丈ヶ岳> 台風目前。女王の頂へ。
- GPS
- 26:20
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 2,410m
- 下り
- 2,413m
コースタイム
5:15仙流荘 -(バス)- 6:05北沢峠(幕営)
6:45北沢峠テント場 - 7:10仙水小屋 - 7:40仙水峠
- 9:10駒津峰(30分休憩)- 9:55六万石 - 10:00直登&巻き道分岐
- 11:00山頂(1時間休憩)- 13:10駒津峰 - 13:50双児山 - 15:00長衛荘
9/15(仙丈ヶ岳)
2:15北沢峠テント場 - 2:25登山口 - 2:50二合目 - 3:10三合目
- 3:20四合目 - 3:40大滝の頭 - 4:05六合目 5:00八合目
- 5:25山頂と仙丈小屋の分岐 - 5:55山頂 - 6:20仙丈小屋 - 7:25小仙丈ヶ岳
- 8:05大滝の頭 - 8:18四合目 - 8:28三合目 - 8:42二合目 - 9:05長衛荘
天候 | 9/14 晴れ時々曇り 9/15 曇り時々雨→台風18号 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
到着直前の食料調達が可能です。 ・仙流荘の駐車場は350台程度。すぐ隣には広い銭湯もあります。 ・北沢峠行きのバスは時刻表では始発6時でしたが、4時半の時点で長蛇の列で 5時ごろから臨時便が出ていました(自分は5時15分発のバスに乗車) ・運賃は片道1300円(1200円+持回り品100円)、往復2600円(割引無し) ・北沢峠までは1時間弱 ・帰路の仙流荘行きバスの最終は16時ですが、こちらも発車時点のバス停の 待ち人数次第で台数を増やしていました。 (ただ、あくまで16時時点で人が集まってる場合のみ、の模様) |
コース状況/ 危険箇所等 |
<北沢峠> ・バス停の前に長衛荘、キャンプ場横に長衛小屋(旧北沢駒仙小屋)という2つの 山小屋があります。とくに長衛荘は食事メニューが豊富。 ・キャンプ場はバス停から10分程度、ゆるい坂を下った川沿いにあります。 ・水は豊富で、近くに小屋もあり快適ですが、虫が多いのが難点。 <甲斐駒ヶ岳> ・結構な急登が続きますが、山頂手前の直登ルートを除けば、 危険個所はありません。 ・直登ルートは結構な岩場ですが鎖がひとつも設置されていません。 悪天候時は避けたほうがよいと思います。 ・花崗岩のため素手で登るとヒリヒリします。手袋推奨。 ・帰りは双児山経由で北沢峠へ。特に危険個所はありませんでした。 ・甲斐駒ケ岳は山頂到着時は雲がかなり出て眺望はいまいちでしたが、 途中の景色はすばらしく、富士、北&南&中央アルプス、御嶽、 全て見渡せました。 <仙丈ヶ岳> ・樹林帯を抜け、ハイマツを抜けたあたりで小仙丈ヶ岳山頂です。 ・稜線に出た後は、ちょっとした岩場を何カ所か通過する程度で、 危険箇所は特になし。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
9月1回目の3連休。天気予報は、雨。あまつさえ台風まで
発生してるじゃないですか。
だからといって無為に休みを過ごすのは忍びなさすぎるので
危険個所の少なそうな甲斐駒、仙丈をやることにしました。
前日夜。ひたすら車を飛ばして到着した仙流荘はかなりの混み具合。
スケジュールの都合で甲斐駒だけ一緒に登ることになった、
先月剱岳を一緒に登ったS君と合流して、バス停へ。
北沢峠で急いで幕営して、出発。
しばらく樹林帯を行くと、周囲の斜面一面を同じような大きさの岩が
埋め尽くす、なんとも不思議な光景が現れました。
(下山後立ち寄った仙流荘横の銭湯のパネルいわく、北沢が
昔はこのあたりまで延びていたそうで、川底だったそうです)
本当、山というのは一つ一つ面白い特徴があるよなーと思いつつ、
しばらくいくと仙水峠に到着。
ここから先の急登は眺望に圧倒されました。
去年登った鳳凰三山はもちろん、富士山、北岳、間ノ岳、
塩見岳、赤石岳、仙丈ヶ岳。
名だたる名山が一堂に会した迫力に、疲れを感じる間もなく
駒津峰に到着すれば、さらに木曽駒、宝剣、御嶽、そして槍まで見えました。
山頂よりもここが1日目のハイライトでしたね。
そのあとは稜線づたいに山頂をめざします。
しばらく行くと直登と巻き道の分岐に。
剱も行ってるんだし当然直登でしょ、と軽い気持ちで登りだしたら
意外にキツかったですorz
山頂に着くころには雲が出てしまい、眺めはイマイチ。
同じルートで下山するのはつまらないので、双児山経由で下山しました。
長衛荘まで戻って直登ルートで一緒になった人と、ソロの女性の方と乾杯。
話がはずみすぎて終バスを乗り過ごしそうになった明日仕事のS君を見送り、
テント場へいくと、先ほど乾杯した女性、Mさんが隣に幕営されていたので
晩飯を食いながら明日の仙丈ヶ岳の山行予定を詰めて、結局一緒に
登ることにしました。
台風の影響で午後から大雨らしいので、朝のうちに下山すべく、
午前0時半ごろ起床。2時過ぎに出発。
ほかにも同じようなことを考えてる人がいるだろう、と思っていたら
そんな人は誰一人いませんでした。
もしソロで登っていたらこれはかなり心細い山行になっただろうなと
Mさんに感謝しつつ、暗闇をひたすら上へ。
時折降る雨、そしてなにより真っ暗なので写真を撮りようもなく、
やたら快調なペースで稜線へ。
どこが小仙丈ヶ岳かわからないまま、ちょっとした岩場を何カ所か
通過していくと、仙丈小屋との分岐に到着。
周囲は少し薄らいできたものの、相変わらずのガス。
Mさんの山行歴はハンパないレベルの猛者ながら、いまだに雷鳥をみたことが
ないそうで、これだけ天気悪けりゃ出会えるかもしれないっすよ、と
言ってたら、本当に分岐の先で3羽でくわしました。
これが2日目のハイライトでしたね。
当然っちゃ当然ですが、山頂は真っ白。
流石に寒くなってきたので、仙丈小屋でカップ麺をすすり、
先ほどの分岐まで戻って、風雨が強まる前に無事下山。
と、ここまでは順調でした。
さてバスは何時に出るのかと確かめたら、Mさんの向かう広河原行きも、
自分の向かう北沢峠行きも、次のバスを逃したら3時間ほど待たないと
いけないことが発覚。残り時間はMさん30分、自分は50分。
そしてバス停からテント場までは片道10分。
大急ぎでテント撤収。
Mさんのあまりの早業に圧倒されつつ、見よう見まねで自分もザックに
一式を押し込み、バス停までダッシュ。
2日間でこれが一番キツかったです。
無事バスに乗れ、仙流荘まで戻るとまさかのピーカンでしたが、
さすがに岐阜から滋賀に入るころには無茶苦茶な大雨になり、
お陰で帰宅したころには車がピカピカになりました。
いやほんと、予定どおり2座とも登れてよかったです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する