巻機山周遊（割引沢〜井戸尾根）

2021年09月11日(土) 〜 2021年09月12日(日)

• GPS: 25:31
• 距離: 12.7km
• 登り: 1,550m
• 下り: 1,546m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:02
• 休憩: 1:13
• 合計: 7:15

9:34 桜坂駐車場
9:54 9:55 割引沢分岐
10:48 11:20 アイガメの滝
11:50 11:55 ヌクビ沢出合
13:56 14:25 天狗尾根取付点
16:03 16:08 割引岳
16:32 16:33 御機屋
16:49 巻機山避難小屋

2日目

• 山行: 3:32
• 休憩: 1:09
• 合計: 4:41

6:23 宿泊地
6:36 6:36 御機屋
6:46 6:58 巻機山
7:06 7:06 御機屋
7:23 8:03 巻機山避難小屋
8:13 8:14 ニセ巻機山
9:31 9:32 6合目
10:01 10:13 5合目
11:01 11:04 桜坂駐車場
11:04 ゴール地点

天候

一日目：曇り、二日目：晴時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

巻機山登山口桜坂：
昔と違いトイレなども新設されていました。
駐車場は50台以上停められると思います。
※2日目は天気もよく、駐車場は満員。路肩まで車で埋まっていました。

コース状況／危険箇所等

【桜坂登山口〜巻き道分岐】
少しぬかるみなどありますが、草刈りされており道は分かりやすい。
特にルートファインディングの必要もない。
【巻き道分岐〜ヌクビ沢出会い】
沢筋を歩きますが水流に入るポイントはなく、高巻きルートとなります。
ただ高巻きルートも通常の登山道のようにはいかず、泥道、滑る岩、渡渉などがあり滑ると大けがでは済まないようなポイントが数か所あります。
【ヌクビ沢出会い〜天狗尾根取付】
割引沢は沢沿いとなり完全な沢登り（靴がゴアテックスであれば浸水の心配はなし）となります。
赤ペンキや鎖などはありますが、沢登り経験のある方が1名はいないと手詰まりになる可能性があります。
【天狗尾根取付〜割引岳（わりめきだけ）】
天狗尾根取り付きから先は尾根歩きとなりますが、最初は急登＆泥壁となります。
完全に尾根取り付いてからは草刈りがされておりかなり歩きやすくなります。
ここまでくれば通常の登山道に近い形であるけるかと思います。
【割引岳〜桜坂登山口】
特に記述することはないですが、泥道などあり滑りやすいので注意が必要。

その他周辺情報

お風呂：
金城の里
→ゴミ処理場の熱を利用しており350円と格安。
　温泉ではなくサウナや露天風呂などのんびりしたい人には向いていないがお風呂で体を洗いたい登山者にはおすすめ。
ご飯：
廻るすし道楽

写真

9/11 9:14

昔トイレがあった建物。
今は待合室となっていましたが、当日管理人がいなかったため鍵がかけられていました。

9/11 9:15

靴が洗える洗い場

9/11 9:16

公衆トイレ。
昔はなかったので、新設されたっぽい。
メンテナンスされておりかなりきれい。

9/11 9:32

桜坂駐車場にある全体概要。

9/11 9:32

色々な看板がありよくわからない状態。
特に「割引沢」、「ヌクビ沢」ルートは行ってよいかわからないですが、よく読むと「雪解けまで入山禁止」、「雪渓の状態が不安定で危険ですので入山禁止」と書いてあるため、「雪渓がなくなった状態であれば入山可能」と読み取ってよいかと思います。

9/11 9:33

今回は天狗尾根なので、左。

9/11 9:36

塩沢山岳会の建物などあるが踏み跡などをちゃんと進むと看板がある。

9/11 9:38

沢を渡渉するが特に浸水などはしない。

9/11 9:44

踏み跡はしっかりして草刈りもされている。

9/11 9:52

ルートには沢筋を歩くことも・・・。

9/11 9:53

左が割引沢（わりめきさわ）、ヌクビ沢、右が避難道ということで増水など危険性がある場合は右だがそもそもそんな天候であれば井戸尾根を登ったほうが良い。（避難道でも最終的に割引沢、ヌクビ沢の出会いにでる）
今回は、割引沢を歩くので左。

9/11 10:00

沢に出るとこんな感じ。
左岸（登側の登山者から見て右）にいるが赤ペンキは右岸にあるのでさっそく沢石を利用して渡渉する。
※以下「左岸」、「右岸」の表現説明なし

9/11 10:10

ロープが捨て縄を利用してる感じでとても心もとないです・・・。

9/11 10:18

高巻き中に「吹上ノ滝」が見える。

9/11 10:20

この赤茶の岩すっごい滑るよ！

9/11 10:26

タムラソウ

9/11 10:30

補助ロープがありルートは明瞭であるが落ちたら沢へ真っ逆さま。
良くて骨折。

9/11 10:32

なんか同行者は心なしか心が折れているような・・・。

9/11 10:45

沢沿いにも問答無用で赤ペンキあります。
よく見ると鎖が水流にあります。

9/11 10:47

所々鎖有。

9/11 11:06

どこだろ・・・。と上を見上げると赤ペンキが見える。
基本探すと視界にはかならず赤ペンキが見える位置にあるのでなくなった場合は、迷ってる可能性があります。
※とは言え沢沿いルートなので迷う箇所がないですが・・・。

9/11 11:40

オオバセンキュウ。

9/11 11:52

ヌクビ沢出合い。

9/11 11:54

出合いからすぐ先にペンキで右岸から巻くルートになってるが、沢沿いを歩いたほうが楽。

9/11 12:04

赤ペンキはあるが、あくまで目安。

9/11 12:53

天狗岩は巻いて先から尾根を詰める。

9/11 13:25

モミジカラマツソウ。

9/11 13:27

天狗尾根取付。

9/11 13:50

鎖もさびてるし結構急なのですが・・・。

9/11 13:50

脛を刈り取る形をしている岩。
5秒後に脛モッテいかれました。

9/11 13:55

沢から泥壁にトラバース。
この辺のとりつきは沢登り経験者いないと厳しめ。

9/11 14:09

かなり整備しにくいルートですが、尾根に取り付いてからのルートは草刈りされています。

9/11 14:15

ノリウツギ。

9/11 15:34

天狗ノ池。
池塘が3か所あり。

9/11 16:02

割引岳到着。
ルートは踏み跡があるがちゃんと下山禁止の看板がある。

9/11 16:03

北へ抜けるルートは難路看板。

9/11 16:03

割引岳（わりめきだけ）。
ガスガスのため何も見えず。

9/11 16:17

ヌクビ沢にも下山禁止の看板。

9/11 16:28

トウオヤマリンドウ。

9/11 16:31

巻機山頂標識あるがここは実は違う。
今日は曇りのため、明日晴を狙って山頂を踏みに行く。

9/11 16:53

小屋についたので早速水場。
沢筋に降りる箇所は少し滑りやすい。

9/11 16:56

沢から水を汲みます。

9/11 16:59

夕方からは天気が回復。

9/12 2:23

少し星も見えました。

9/12 5:58

朝から晴。

9/12 5:59

小屋には我々含め2PT。
合計4名で上と下で別れました。
我々は下使用。

9/12 6:06

2階のほうが光も入り明るめ。
ちゃぶ台もあります。

9/12 6:21

途中からの小屋。

9/12 6:24

平成28年施工

9/12 6:25

令和元年施工

9/12 6:26

令和2年施工

9/12 6:33

湯沢の街並みも見える。

9/12 6:36

昨日に比べてがっつり晴。

9/12 6:46

巻機山山頂。
少しガス多め。

9/12 8:04

平成22年施工

9/12 8:05

平成23年施工

9/12 8:08

イワショウブ。

9/12 11:06

下山〜。
昨日は10台程度しか停まっていなかったが、今日は満員。
50台以上いたんじゃないかなぁ。

9/12 13:09

廻るすし道楽 塩沢本店。
しゃりもコシヒカリでネタもおいしい。
さすがにコスパではスシローとかにはかなわないがたまにはこういうのも・・・。

装備

個人装備

防寒着 雨具 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ 寝袋 マット

感想

りょう

巻機山に登るルートはヤマレコの登山計画を使用すると「割引沢」のルートはない。
しかし山と高原の地図を見ると、「割引沢」、「ヌクビ沢」は登り専用ルートとして記述がある。
そもそも現在でも登れるルートなのか（大きく崩壊していないか等）調べたが最近も登れた記録などもあったため、今回歩いてみることとした。
ルートは思っていた以上に整備されており草刈りなどもされており、もっとこのルートが歩かれてもよいのでは？といったルート。
ただ同行者が「大キレット」よりもきつかったとのこと（「大キレットは滑らない」）
特にきついルートとは思わなかったが、少なくとも「破線経験者」が一人はいないと厳しいかもしれない。
初日は思ったより天気は悪かったが少量の雨（カッパを着るほどではない）に降られただけであとは快適な登山となった。

Rei777

大キレットも難易度高いルートだと思いますが、水は流れてないので滑りにくい事と、見ために大体どこに手足がおけるかわかるか、補助金具等があるで...。
それと比較して今回のところは、沢登り未経験な一般登山者の自分はギリギリでした。

沢から天狗尾根に登る水の流れている崖とそこからトラバースするところが一番大変でした。
その先は草刈りがしてあり、このルートを維持,整備している方々には感謝です。
(といっても笹の根が斜面に寝そべっているので滑りやすく注意は必至です)

何度か死んだなと思ったところがありましたが、経験豊富な同行者が先行して注意点や登れそうなルートを複数助言してくれたおかげで、時間はかかりましたが、落ち着いて登る事ができ、楽しいアドベンチャー山行として思い出にする事ができました♪
ありがとうござました。

コメント

slowhand

こんにちは！
避難小屋でご一緒した者です。
色々とお気遣い有難うございました。お陰様で熟睡できましたー。


割引沢ルートの情報、とても参考になります！

経験豊富な ryotoさん、 Rei777さんにとっても、今回はきっと良い山行になったのではないでしょうか？

またどこかの山でお会いしましょうー

りょう

>slowhandさん
こんにちは。
こちら遅くに到着してしまい申し訳ありませんでした。
日の出を見に行ったタイミングも雲がなくなった時間帯で完璧でしたね。
また山で会いましょう。