記録ID: 3513106
全員に公開
ハイキング
妙高・戸隠・雨飾
北信五岳の雄・妙高山へ燕温泉から往復
2021年09月12日(日) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,371m
- 下り
- 1,360m
コースタイム
燕温泉公共駐車場5:45→北地獄谷麻平分岐7:00→天狗堂8:00→9:50妙高山山頂10:20→11:25天狗堂11:35→北地獄谷麻平分岐12:20→燕温泉公共駐車場13:15 【歩行時間:6時間50分】
天候 | ☀晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
燕温泉入口に「秘境」「燕温泉」「妙高山 惣滝」の銘板が埋め込まれた大岩が置かれていますが、そこが無料駐車場です。駐車可能台数は30台ほど。トイレ棟が併設されています。 私は燕温泉と同じく妙高高原にある赤倉温泉に宿泊し、翌朝に県道396号線を経由して燕温泉に向かいましたが、距離は近く車では10分余りの移動になります。 なお、赤倉、関、燕の温泉地にはコンビニはありません。最寄りは国道18号線の豊橋交差点にあるセブンイレブン妙高高原店(24時間営業)です。 https://www.e-map.ne.jp/smt/711map/inf/458472/?p_s1=40000&p_f2=1&p_f4=1&p_f8=1 ●妙高市営バス 昔の国鉄信越線、今はえちごトキめき鉄道妙高はねうまライン関山駅から、妙高市営バス「 関・燕温泉線」で燕温泉入口まで来ることができます。片道で大人500円。移動時間は30分。時刻表は以下を参照してください。 https://www.city.myoko.niigata.jp/docs/892.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
妙高山の東麓にある燕温泉(標高1170m)から、北地獄谷ルート→燕登山道を使い、山頂(標高2454m)までを往復しました。 ●燕温泉→北地獄谷ルート→天狗堂 公共駐車場からは、温泉街を抜けて奥へ進むと道が分岐しており、直進すると「麻平、河原の湯」方面へ、左手の階段を登り薬師堂を経て先に進むと北地獄谷ルートへ向かいます。私は左手へ。 「黄金の湯」の先には、名瀑百選に選ばれた惣滝を遠くに眺める展望スポットがありました。そこからの道は舗装路で、徐々に勾配が増していきます。山の斜面に付けられた道に入ると、道幅が細くなり右手は深く切れた谷になっています。とても眺望が良いのですが、眼下の谷を覗くと怖いくらいです。 道の勾配は緩やかで、谷の先端の滝まで来ると、いよいよ斜面に付けられた本格的な登山道となります。ひと登りして沢沿いを歩くと、やがて麻平からのルートと合流します。その先は「胸突き八丁」の標識があり、天狗堂までは急勾配の岩ゴロの道をひたすら登っていきます。途中に「5合目」の標識がありました。 ●天狗堂→鎖場→山頂 天狗堂は妙高高原スカイケーブルから大谷ヒュッテを経由する登山道との分岐となっています。広場になっており、仮設トイレも設置されていて、休憩にはちょうど良い場所。ここが「6合目」です。 10分ほど登ると7合目の光善寺池があり、その先は尾根道を鎖場までひたすら登っていきます。この辺りからは妙高山のピークが見えてきますし、周辺の眺望もあり、気持ちが上がります。8合目の風穴を過ぎると露岩帯の鎖場が視界に入ってきます。 9合目(標高2260m)にある鎖場は「貝摺ノ嶮(かいずりのけん)」と呼ばれ、最初は真直ぐに登りますが、ステップが人工的に刻まれており、足場の確保は難しくありません。その先で左斜め上方にトラバース。更に右へトラバースすると鎖場を抜けて、その先の展望地へと昇っていきます。 そこからは岩場を通過しての山頂への最後の登り。ペンキで描かれた矢印を頼りに慎重にルートを見極めて、山頂に到着します。山頂からの雄大な景色は申し分ありませんが、すぐ先に北峰のピークも見えますので、稜線を辿って立ち寄りたいです。 ●全体的に 深い谷を見下ろしながら歩き、沢沿いの道を緩やかに登った後は胸突き八丁の急登。天狗堂からは眺望に優れた尾根道を歩き、上部は岩場となっています。変化に富んだ楽しいルートですが、息つく暇のない登りが続き、単純標高差は1300mほどありますので体力を要します。 山頂からの眺望は雄大で、至近の火打岳の雄姿は素晴らしく、東に越後三山や苗場山、西には北アルプス、南に南アルプスや中央アルプス等、北には日本海も見えていました。 今回のルートは火打山登山を掛け持ちできる笹ヶ峰からのルートと並び、妙高山登山のメインルートと言ってよく、登山者を多くお見かけしました。なお、ルート上に水場はありません。トイレは天狗堂に仮設がありました。私のau携帯は、尾根筋の一部で電波が入っていたようです。 |
その他周辺情報 | ●燕温泉「黄金の湯」「河原の湯」 燕温泉は、妙高山の東麓にある登山の起点です。妙高山周辺では最も高所にある温泉で、標高約1100mの斜面に5軒の旅館と2軒の土産物屋が並んでいます。温泉街を抜けて奥へ進むと、北地獄谷方面に黄金の湯、麻平方面に河原の湯があり、どちらも無料で入浴ができます。 http://iiyudane.com/hokushinetsu/niigata/tsubame-ougon-kawara/ ●妙高高原スカイケーブル こちらは燕温泉に近い赤倉温泉から乗車し、標高1300mまで移動することができます。山頂駅からは大谷ヒュッテを経て、天狗堂で燕登山道と合流します。朝8時からの運航で、往復2000円。 http://www.akr-sky.com/ ●道の駅あらい 国道18号線で上越方面に向かい、えちごトキめき鉄道で駅2つほどの距離にある道の駅です。 https://www.eki-arai.com/ |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
|
---|
感想
前日の黒姫山は登りで雨に降られましたが、今日は晴れて絶好の登山日和の天気予報。赤倉温泉に宿泊して睡眠もとれました。腰痛が気になりますが、ここまで来て妙高山を諦めて帰るのは心残りです。どうしても駄目となれば引き返す覚悟で、登ることとしました。
コース状況欄で書きましたが、登り始めると、今回ルートは変化に富んでおり飽きさせません。妙高山の懐の深さというところでしょうか。
胸突き八丁までの登りで足を使いましたが、その先の尾根道ではピークが見えてきて、気持ちが上がります。「あの頂きからの景色を見たい」と。
この山に足を踏み入れたのは、実に20年余ぶりというところでしょうか。山頂から見た火打山とも久しぶりの対面となりました。私は無骨な自然に触れられる新潟の山々が大好きですが、数多くを知りません。他の山にも足を運びたいと思うのですが、それでもまたリピートしたくなる魅力が妙高山にはあると思います。
「ま・み・く・と・い」は、北信五岳の数え方だそう。斑尾山、妙高山、黒姫山、戸隠山、飯縄山。未踏の「ま・い」をまたの機会に訪れたいと思います。
下山翌日。
無理が祟ったようで、腰痛が更に悪化してまともに歩行できない状態になりました。まずは、痛みがひくまで安静にして、リハビリに励みたいと思います。
皆様、よき山旅を。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:482人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する