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Yamareco

記録ID: 3536988
全員に公開
ハイキング
磐梯・吾妻・安達太良

森から火山へ 一切経山←不動沢橋

2021年09月20日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:13
距離
9.4km
登り
861m
下り
465m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:42
休憩
1:24
合計
7:06
5:44
121
7:45
7:46
19
8:05
8:25
32
休憩 大根森
8:57
9:03
11
9:14
10:00
7
10:07
10:07
60
11:07
11:18
40
11:58
11:58
48
12:46
12:46
4
12:50
ゴール地点
天候 快晴 風ほぼなし 
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・横向から土湯峠にあがる旧道で1か所,スカイラインの浄土平Pすぐ北側で1か所,それぞれ昼夜片側通行で夜間は信号がついています。
コース状況/
危険箇所等
・登山口から慶応小屋さんの上くらいまで,登山道はほぼ全部が泥濘・水たまりです。これが苦手な方は避けたほうが無難かも。
・道はヤブもなく明瞭です。家形山〜一切経山間は最近の刈り払いのようでした。ありがとうございます。
・一切経山から家形山方向に向かう下りの最初は不安定な砂礫斜面です。落石を起こさないよう,踏まれたトレースをはずれないように注意しましょう。
・「賽の河原」から南へ分岐する,「シモフリ新道」が最近整備されてよく歩かれているようです。分岐で配布されている管理者さんお手製の地形図には,「登り使用向き」とありました。
・慶応小屋さんは今日は「OPEN」となっていました。
・紅葉がみごろなのは標高1800m以上でした。その下はこれからのようです。
五色沼四態。まず北側,ボス感あふれる一切経山の対岸から。
5
五色沼四態。まず北側,ボス感あふれる一切経山の対岸から。
すこし西にまわって,瞳に光が入る家形山方向から。※色味や形状になんとなく初号機の感じが(妄想)
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すこし西にまわって,瞳に光が入る家形山方向から。※色味や形状になんとなく初号機の感じが(妄想)
沼の真西から。
南の一切経山から,山形の名だたる名山群を背景にして。
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南の一切経山から,山形の名だたる名山群を背景にして。
登山口の不動沢橋に着くとちょうど日の出になりました。今日は快晴です。
2021年09月20日 05:29撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 5:29
登山口の不動沢橋に着くとちょうど日の出になりました。今日は快晴です。
不動沢コースは,かつて山スキーが盛んにおこなわれた場所だそうで,当時設置されたスキーツアー向けの案内標識がいくつか残っています。「高湯・家形ヒュッテ間 100枚の内58」と書いてあります。
2021年09月20日 06:29撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 6:29
不動沢コースは,かつて山スキーが盛んにおこなわれた場所だそうで,当時設置されたスキーツアー向けの案内標識がいくつか残っています。「高湯・家形ヒュッテ間 100枚の内58」と書いてあります。
「賽の河原」分岐です。南に「シモフリ新道」を分けます。このあたりから森に針葉樹が混じってきます。シモフリ新道は真新しい赤テープと白い道標で案内され,この分岐を数m入ったところで地形図の提供ありました。整備本当にありがとうございます。
2021年09月20日 06:29撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 6:29
「賽の河原」分岐です。南に「シモフリ新道」を分けます。このあたりから森に針葉樹が混じってきます。シモフリ新道は真新しい赤テープと白い道標で案内され,この分岐を数m入ったところで地形図の提供ありました。整備本当にありがとうございます。
山スキー全盛期の昔から使われてきた地名をあらわす表示板,なんとなく,
2021年09月20日 06:37撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 6:37
山スキー全盛期の昔から使われてきた地名をあらわす表示板,なんとなく,
探して歩いてしまいます。地名が失われませんように。
2021年09月20日 06:52撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 6:52
探して歩いてしまいます。地名が失われませんように。
「井戸溝」の地名板は,立派なモミの木に打たれていました。
2021年09月20日 07:08撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 7:08
「井戸溝」の地名板は,立派なモミの木に打たれていました。
さまざまな樹種が混交して豊かです。わりとうっそうとした雰囲気が特徴かも。
2021年09月20日 07:10撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 7:10
さまざまな樹種が混交して豊かです。わりとうっそうとした雰囲気が特徴かも。
コースの中間あたりでモミの木が優勢になってきます。
2021年09月20日 07:22撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 7:22
コースの中間あたりでモミの木が優勢になってきます。
森の中は展望はほぼゼロで,一度だけ不忘山・南屏風岳がチラ見えしました。
2021年09月20日 07:29撮影 by  CX3 , RICOH
3
9/20 7:29
森の中は展望はほぼゼロで,一度だけ不忘山・南屏風岳がチラ見えしました。
慶応吾妻山荘さんへの分岐。「OPEN Coffee&Tea;」の文字がそそります。こんどここに立ち寄れるような日程で来よう。
2021年09月20日 07:35撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 7:35
慶応吾妻山荘さんへの分岐。「OPEN Coffee&Tea;」の文字がそそります。こんどここに立ち寄れるような日程で来よう。
「硯石」の,家形山避難小屋への分岐。ここにも黄色のスキーツアー案内板が残っていました。
2021年09月20日 07:44撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 7:44
「硯石」の,家形山避難小屋への分岐。ここにも黄色のスキーツアー案内板が残っていました。
硯石をすぎて少し登り,木々が低くなると急に開けて「大根森」の裸地に出ました。朝日・月山・鳥海山・葉山・新庄神室・蔵王と,山形県の名山群が一望に。すごい展望で言葉がありません。右側中景の七ツ森(蔵王の瀧山と重なる)が存在感。
2021年09月20日 08:06撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 8:06
硯石をすぎて少し登り,木々が低くなると急に開けて「大根森」の裸地に出ました。朝日・月山・鳥海山・葉山・新庄神室・蔵王と,山形県の名山群が一望に。すごい展望で言葉がありません。右側中景の七ツ森(蔵王の瀧山と重なる)が存在感。
月山・鳥海山・葉山のアップ。残雪の形も確認できます。
2021年09月20日 08:18撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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9/20 8:18
月山・鳥海山・葉山のアップ。残雪の形も確認できます。
「大根森」の地名板はぎりぎりかろうじて読めますが,上部の指示板の文字はもう読めません。(追記)この日の昼すぎに通過された方のレコではなんとこの板が更新されていました。整備ありがとうございます。
2021年09月20日 08:21撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 8:21
「大根森」の地名板はぎりぎりかろうじて読めますが,上部の指示板の文字はもう読めません。(追記)この日の昼すぎに通過された方のレコではなんとこの板が更新されていました。整備ありがとうございます。
五色沼の外輪から家形山。小さいけどかっこいい山です。ここまで来ると紅葉が進んでいます。
2021年09月20日 08:50撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 8:50
五色沼の外輪から家形山。小さいけどかっこいい山です。ここまで来ると紅葉が進んでいます。
家形山山頂から,かっこいい磐梯山,背景左は女峰山・男体山に雲をまとった白根山など奥日光の山々,右は燧ヶ岳・会津駒ケ岳・平ヶ岳と続く只見源流の山々です。名山だらけの眺望。
2021年09月20日 09:32撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 9:32
家形山山頂から,かっこいい磐梯山,背景左は女峰山・男体山に雲をまとった白根山など奥日光の山々,右は燧ヶ岳・会津駒ケ岳・平ヶ岳と続く只見源流の山々です。名山だらけの眺望。
五色沼外輪の西端に残っていた「深沢新道」の道標。ここに西から突き上げる大倉深沢にかつて登山道があった名残りのようです。今は完全な廃道で,沢そのものを遡行されて五色沼に達した記録が数年前のヤマレコにありました。
2021年09月20日 10:21撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 10:21
五色沼外輪の西端に残っていた「深沢新道」の道標。ここに西から突き上げる大倉深沢にかつて登山道があった名残りのようです。今は完全な廃道で,沢そのものを遡行されて五色沼に達した記録が数年前のヤマレコにありました。
さらにひと登りで今日の最高点,一切経山。この塚に一切経が奉納されているのでしょうか... 山頂には人が200人くらいおられて,人が写り込まない写真を撮るのがたいへんでした。
2021年09月20日 11:18撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 11:18
さらにひと登りで今日の最高点,一切経山。この塚に一切経が奉納されているのでしょうか... 山頂には人が200人くらいおられて,人が写り込まない写真を撮るのがたいへんでした。
一切経山山頂より,中大巓と東大巓の間に威風堂々のちょうかっこいい飯豊本山とその右に烏帽子・北股と続く主稜線。
2021年09月20日 11:04撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 11:04
一切経山山頂より,中大巓と東大巓の間に威風堂々のちょうかっこいい飯豊本山とその右に烏帽子・北股と続く主稜線。
継森と1933Pの間の鞍部にほんのちょこっとだけ顔を出す,五泉の日本平山(右の三角)とその南方稜線。ちょっと意外。手前の山肌が良い感じの紅葉に彩られています。
2021年09月20日 11:09撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 11:09
継森と1933Pの間の鞍部にほんのちょこっとだけ顔を出す,五泉の日本平山(右の三角)とその南方稜線。ちょっと意外。手前の山肌が良い感じの紅葉に彩られています。
磐梯山の右奥には,燧・会津駒・平ヶ岳に続いて,利根源流の稜線と中ノ岳・越後駒ケ岳(すこし雲のあるあたり),ずっと右に(ここに写っていない)浅草岳,と,名山ずらり。眼福です。一切経山を下ります。
2021年09月20日 11:10撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 11:10
磐梯山の右奥には,燧・会津駒・平ヶ岳に続いて,利根源流の稜線と中ノ岳・越後駒ケ岳(すこし雲のあるあたり),ずっと右に(ここに写っていない)浅草岳,と,名山ずらり。眼福です。一切経山を下ります。
今日の大穴火口。火山の噴火は自然の摂理で避けようがないけれど,さきざきの噴火が災害にならないように祈るばかりです。
2021年09月20日 12:21撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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9/20 12:21
今日の大穴火口。火山の噴火は自然の摂理で避けようがないけれど,さきざきの噴火が災害にならないように祈るばかりです。
満車の駐車場に向って,駐車場入り待ちの車列がスカイラインに延びていました。いいお天気でした。
2021年09月20日 12:23撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 12:23
満車の駐車場に向って,駐車場入り待ちの車列がスカイラインに延びていました。いいお天気でした。
秋をひきとる花,エゾオヤマリンドウはあちこちで盛大に咲いていました。
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秋をひきとる花,エゾオヤマリンドウはあちこちで盛大に咲いていました。
ヤマハハコもまだ健在。
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ヤマハハコもまだ健在。
ウメバチソウと,
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ウメバチソウと,
エゾシオガマはほんのすこし。
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エゾシオガマはほんのすこし。
オクモミジハグマの花が終わって実に変わろうとしていました。
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オクモミジハグマの花が終わって実に変わろうとしていました。
森のルビー,きらきらしたマイヅルソウの実。
3
森のルビー,きらきらしたマイヅルソウの実。
こちらはゴゼンタチバナの実。
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こちらはゴゼンタチバナの実。
ウラジロハナヒリノキの実。
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ウラジロハナヒリノキの実。
今日ものすごく多かったのは,シラタマノキの実。
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今日ものすごく多かったのは,シラタマノキの実。
なんでこんなにそこらじゅうにあるの,というくらい,盛んに実を結んでいました。
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なんでこんなにそこらじゅうにあるの,というくらい,盛んに実を結んでいました。

感想

今日は三連休最終日でしかも快晴,とても多くの人が,ここだけでなく全国で山を訪れ,楽しまれたことでしょう。私もその一人になれました。ありがたいことです。

不動沢橋から家形山に至るコースは,かなり前から行きたかった場所です。前半の深い森の中のゆるやかな道沿いでは,樹種が刻々と変わっていきます。後半は荒涼かつ広大な火山性の裸地となります。この重層的な変化が,このコースの味わいだなと感じました(日本の活火山はどこでも似ているでしょうが)。

ここでかなり古い山スキーがらみの案内板を見たことを糸口に,高湯・土湯を中心とした山域が1970年前後に日本の山スキーのいわばメッカであったこと,今日のこのコースが「山スキークラシックコースの前半部分」と重なること,などを知りました。コース上の遭難者慰霊碑を三か所で拝見し合掌いたしました。

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