大朝日岳/朝日連峰 (小国/五味沢コース)
- GPS
- 10:45
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,417m
- 下り
- 1,413m
コースタイム
天候 | 午前ガス/午後ガス+晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
少し離れた所にも駐車スペースがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
□2013年9月現在/豪雨の影響 盆前にやってきた豪雨の影響で朝日鉱泉ルートへの車道が使用できない情報あり。 他…南東の長井市側は白兎コースのみ通行可。 …古寺鉱泉通行可 …西側あさひ湖通行可 □登山ポスト …プレハブ小屋が2つあり、1つは登山カード提出用の小屋(登山カードが備わってないこともあるので持参しましょう) 2つ目の小屋はトイレです。 □道の状況 名物の吊橋が4箇所あります。気を付けて渡れば大丈夫です。 五味沢駐車場〜祝瓶山分岐 …駐車場からすぐに吊橋(1)あり。 足元鉄板タイプで他のと比べれば一番安全です。 その後は雑草刈り取られた歩きやすい平坦な道が続きます。 祝瓶山分岐〜角楢小屋 …分岐からすぐに吊橋(2)あり。これも鉄板タイプでした。 地図には堤防の上も歩けると書いてありますが吊橋の方が安全です。 荒川の巻道で多少起伏がありますがおおかた平坦だと思います。 角楢小屋から少し下りた所に吊橋(3)あり。 ここはかまぼこ板を縦に並べたような幅です。 ワイヤーはしっかりしてるのでゆっくり渡りましょう。 角楢小屋〜大玉沢出合 …この道も平坦ですね。蜘蛛の巣が顔に張り付くので不快かも… 大玉沢出合(荒川へ流れる大きな沢です)ここに吊橋(4)があります。 私たちは気が付かず沢を横断した時に発見しました。 帰り道に利用してみましたがパキッと折れそうな木で1箇所(20cm)程途切れてる所があります。 金具止めもほつれて今まさに足場の木が落ちるんじゃないかと不安になりそうな吊橋でした。 ワイヤーはしっかりしてるので掴まって慎重に歩けば問題無いと思います。 大玉沢出合〜赤鼻 …とんでもない急登です。 頭上に枝がとか雑草が伸びてるような所が無くよく整備されています。 赤鼻にベンチがあります。 赤鼻〜平岩山 …やっとここから普通な登山。祝瓶山がキレイに見えます。 平岩山〜大朝日岳 (私は断念しましたが一緒に登った人からの情報です) …大朝日岳の最後が急登りで道がざれており足元が取られる話がありました。 □帰りの温泉 白い森交流センターりふれに人工温泉施設があります(日帰り500円) 施設内はきれいですが、浴室にドライヤー扇風機ティッシュもありませんでした。 |
写真
感想
どーも(^^)
これまた9/22の記録になります。
風邪やら膝やら仕事やらでUP遅くなりました。
このコースおすすめですよ〜。
去年東北へ向かう道中に道の駅朝日から眺めた景色が忘れられなくて、
ずっと作戦練ってまで来たかった大朝日岳。
その中でも画像等々調べて興味が湧いていた小国 五味沢コースへ行くことにしました。
簡単なのは古寺鉱泉なんだけど新潟から行くには遠い道のりなんだよねぇ…
ひと山だけ行くにはもったいないから…と、前日の鳥海山とセットで挑みました。
けどすでに鳥海山の代償が膝にきていました。どうなることやら。
そして今回は新潟の父63歳/母60歳と登山してきました。
この方たちは私がゴールデンウィークに西蒲三山を歩いた時に弥彦山で知り合い、
山でまた会いましょうと別れた後に6月下旬で登った巻機山で偶然出会い父母の仲になった方々。
計画してやっと漕ぎつけたのが今回の朝日岳でした。
朝、道の駅小国で集合して目的地五味沢登山口へ移動。
着いたらおもむろに栗ごはんを支給されて朝ごはん。ありがたい。
さて今日もガツンとAM5:30出発。
のっけから吊橋(1)!調べた通り吊橋がおもしろい!
雪が積もるから一枚板なんだそうです。
そしてすごーーい川が澄んでいてあたかも川が流れてないくらいキレイ!
大玉沢出合までは起伏があまりない距離が長い平坦なコース。
雑草も邪魔しないよく整備された登山道。
時たま蜘蛛の巣が顔にへばりつくのが嫌ですがね…。
なんの問題なく吊橋(2)も1枚鉄板で楽しい♪
(3)にくると大丈夫?と不安に駆られる細い丸太を歩きます。でも楽しいのなんのって感じです。
吊橋(3)をやりきるとすぐに角楢小屋に着く。
ハリーポッターに出てくるハグリッドのような人が小屋からのしのし出てきた。
威圧感があるのはきっとマタギなんだろうなーと父が言っていた。
山談義をしながら奥へと進む。
これ何?栃(とち)の実って言うんだよ〜。せんべいにして食べたりとかね。
そんなことを楽しく話しつつ(4)つ目の吊橋に…
大玉沢に差し掛かると、吊橋が無い!というか登山コースが無い(-。-;
調査をすると頭上にありました吊橋。
沢も渡ってしまったので帰りに撮影大会だね〜。と4番目を諦めた。
ここからは稜線に出るまでずーっと急斜面。
事前の打ち合わせでもここがネックでポイントだった。
距離1.5kmで標高差約700mを駆け上がる。
父さん母さんは変わらぬペースで着いてきているが、私は膝がズキズキ痛んできた。
ストックが無いのも判断ミスだった。
蛇引清水の分岐で一呼吸整えた瞬間に私の膝が泣いた。
こんなことは登山やってて初めての経験でもうだめだと思った。
単独なら帰ろうかとも思ったけど父さん母さんと一緒に来ているんだから行けるとことまで行きたい気持ちが強かった。
先頭を父さんに母さんに託して様子をみて登ることにした。
大玉山と北玉山間の分岐に来た時にちょうどベンチがありここで休憩。
もういつ壊れてもおかしくない爆発しそうな膝を抑えどこまで行けるだろうとまだまだ登る気満々でした。
同行者に迷惑をかけるのは嫌だったけど大朝日岳はここからじゃ見えず平岩山まで行けばどうかな〜な場所だった。
ブヨがうるさかったのでご飯を早々に食べて再出発で立ち上がった瞬間に膝が逝きました(´Д`)/~~
膝が曲がりません。
曲げるとズッキーーン!センチもミリ単位で動かしてもかなり痛い状態になってました。
炎症になるので無理すると後後に後遺症だと思いました。
頂上は無理!と判断。しかし…大朝日岳全貌を見たい…
少し先に居た母さんに大声でストック貸して〜と叫ぶとハイハイとお手間かけてしまった。ありがとう。
ここの稜線は距離1kmで標高差200mならばなんとか…(="=;)
歩き方を模索しながら遅れないように不慣れな一本ストックを支点にエッサホイサ負傷兵。ほんとに着いてくのがやっと。着いていけてたのが問題だけど(^^;
大変でしたネ。平岩山までたどり着けたのが今回の旅の奇跡と思ったくらいです。
父さん母さんが待っててくれましたが、膝が爆発したことを告げて背中を見送りました。
どんな困難もやり遂げて来た自信が一気に崩れ、悔しさが込み上げました。
撤退は夏山では初めての経験。
今までガスで山頂も見えなかったのにやっと晴れ間を見せてくれた雄大な景色に癒されたお蔭で良い切り替えが出来たのかもしれません。
「撤退もいい経験、さあ帰ろう」ときっぱり消化できました。
まあ〜でもね、ここからの下山は地獄でした。
痛くない歩き方を覚えたもののやはり痛い。
北大玉山で朝抜かした登山者に恐縮ながら伝言を頼むことにした。
「もし私と一緒に行動していた父さん母さんに出逢えたら駐車場にいると伝えてもらってもいいですか?」と快く引き受けてもらって感無量でした。
山っていいなーと思うのは人あってこその山。
人が居なきゃ助けてももらえないしこんなこともちろん頼めない。
5分くらい休憩がてら山談義して出発しました。
さあ来た!差し掛かった急登の尾根下り。
膝を突っ張ったままをキープしながら降りるのは妙技。
このまま頭からダイブしてしまうのではという恐怖を感じながら慎重に降りました。
被害状況は相変わらずで、膝を曲げなければをテーマにして、
時間があったのこともあり無事に降りられました。ギャーギャー言ってたのは覚えてます笑
大玉沢の出合いの吊橋(4)を渡り、そして荷物を置いてまた渡り、2往復で満足しました(^^;これもゆとりが成せること。
ふと、撮影大会の話を思い出しました。
伝言も頼んだしなー…と思い出しても、ここで癒して一緒に降りれればいいんじゃないかなーと昼ご飯食べながら待つことにした。
多分2時間30くらいの休憩でここに来るだろうと算出。夕暮れ1時間前だしそこで来なければ出発しようと言うことにした。
(4)吊橋の下はすごい景色なんですよ。滝あり橋あり。
食後にコーヒー淹れつつ膝を沢に浸けてアイシング。
もう、のんびり。まったり。
うたたねしていたその時に物音がしたので起きると来ました。
橋の上からいい景色だったぞーと、こちらも嬉しくなるような…そしてこのコースを選んで良かったなーという思いが込み上げて一緒には登れなかったけどこの方たちと知り合えて良かったとレンズ越しにパシャリしてやりました。
本当にめぐり合わせなんですかね。つくづく感謝でした。
その後は例の歩き方を駆使して同等に歩けるようになってました。
山頂でコーヒーをご馳走することは叶わなかったけど、
角楢小屋でコーヒーをご馳走することも出来ました。タイツ越しから蚊にいっぱい刺されたけどね(^o^;
1人だと多分長く感じたんだろうけど楽しく帰って来れて良かった。
ちゃんとゴールしましたよ。
帰りの温泉?人工温泉ってなんだろうね?とか突っ込みつつ
白い森交流センター りふれで汗を流し帰路に着きました。
登頂していない記事を載せるのは不本意でしたが、このコースはもう行かないだろうしこの橋を知ってもらいたくてアップしました。
かなりきついコースだと思いますが是非挑戦してみてください。
また長々でしたが読んでいただきありがとうございます。
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