前大沢を遡行して小草平ノ沢を下降
wadachi
その他2人 - GPS
- 08:30
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 783m
- 下り
- 771m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
8:20倉見山荘
8:25前大沢入渓点9:00
11:15水流が涸れた地点
12:10大倉尾根合流（22番の手前辺り）
12:25駒止茶屋13:00（昼食）
13:18堀山の家
13:33小草平ノ沢入渓
16:10登山道合流
16:24二俣
17:50大倉バス停
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス タクシー
小田急線急行小田原行 6:44渋沢駅7:02 神奈川中央バス 7:20大倉バス停 帰りは大倉バス停からスーパー銭湯・湯花楽までタクシー。1610円。 湯花楽から渋沢駅まではバス。 白山塚19:57 神奈川中央バス秦18系統 20:05渋沢駅 バス自体は1時間に1本程度。 http://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable01/cs:0000800410-13/nid:00127988/rt:0/k:%E7%99%BD%E5%B1%B1%E5%A1%9A |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【大倉バス停〜入渓点まで】 大倉バス停から東側の吊橋を渡って、左の階段を下ると戸川林道。林道を40分ほど。 竜神の泉が見えて3分ほど行くと、左手に「キャンプ禁止」の看板があり、その左側の道を下る。5分ほどで倉見山荘が見えて水無川の河原に到着。そこから下流に少し戻って堰堤の手前が前大沢の出合。出合は涸れていた。 【前大沢遡行】 遡行グレードは2級下。登攀グレードはF2で�元蕁� 序盤F1は意外に登りにくい。F1を越えて堰堤を1つ越えると核心のF2。残置ハーケンあり。 F2以外は基本直登できるものの、水量が少なく倒木が沢床を埋めていてかなり荒れている印象。沢自体も所々で伏流になる。 水流が涸れるのも早く、ツメに入る前に涸れ沢の滝や石棚をいくつも越えていく。 水流が涸れてしばらく登るとザレザレの斜面が現れる。そこは直進せずに右手の涸れ滝のほうを登りさらにしばらく登ると、岩が脆くなってくる。その辺りで左の支尾根に上がる。そのまま沢筋を詰めても支尾根を通る作業道と合流する。うっすらと踏み跡とリボンがあるので、それをたどって尾根筋をツメると大倉尾根に合流。ちょうど221と22番の間くらいに出る。 なお、ヒルが非常に多く、気づくと足回りに3，4匹くっ付いているのはザラ。自分は右手を中心に3箇所、同行者は腕と額をそれぞれやられていた。 また、人が少なく遡行中誰とも会うことがなく、静かな遡行を楽しめた。 【小草平ノ沢下降】 下降点は堀山の家より少し下った場所か、二俣方面の登山道を少し下った地点。今回は二俣方面に下ったところから下降したものの、若干のルートミス。ただ斜面は崖になっているわけではないので、沢床には降りられる。 途中懸垂下降で降りたのは3箇所。沢の上部はかなり荒れている印象だったが、水流が出てくるとそうでもない。2時間半くらいで下れたので、下降ルートとして使うにはいい沢です。面白そうな滝が多かったので、遡行に使っても楽しそう。ただ短いので遡行するには物足りないか。 遡行の場合、グレードは1級。 ヒルは前大沢に比べて少ない印象。ただ登山道に出た瞬間にいっきにヒルが増えた。 なお、ロープは30mを使用。 下山後は大倉から渋沢のスーパー銭湯・湯花楽秦野店へ。大人900円。 http://www.yukaraku.com/hadano/ 湯花楽から渋沢駅までは1.5kmほど離れており、歩くと20分くらいかかるので、バスを利用した。 |
写真
拍手
さらにしばらく行くと、岩が脆くなってくる。そうなったら左の支尾根に上がり、尾根筋を上がると作業道があり、その作業道を辿っていく。作業道はジグザグに斜面の大倉尾根に向かって上がっていく
作業道はジグザグに斜面の大倉尾根に向かって上がっていく
感想
前大沢も小草平ノ沢も、短くコンパクトにまとまった沢でした。
ただ、10月なのにまだまだヒルが多く、特に前大沢のほうは常時沢靴にヒルが3〜4匹張り付いている感じでした。
最初はヒルが気になっていましたが、滝の登攀自体はなかなかスリルがあってヒルのことは忘れて夢中で登っていました。
前大沢は出合が枯れているので、少し分かりにくかったです。鹿のフンがそこかしこにありました。鹿につられてヒルも多いわけですね。
遡行開始して最初のF1と堰堤を越えたF2が核心でした。
F1は右岸を登りましたが、意外と悪場です。
そしてF2。巻き道が右岸にありましたが、これを登らないと今回前大沢に来る意味がない、という感じです。途中残置ハーケンがあるので、ここでヌンチャクで中間支点を取って登りますが、上部が悪く流芯は滑って非常に悪い。流芯を突っ張りで登ろうとするもスタンスが取れず。難しかったです。右側の草付に逃げましたがここも上に上がるまではホールドが少なく、1度だけやむなく泥付きに思いっきり手を突っ込んで、強引に登りましたがいつ滑り落ちるかとヒヤヒヤものでした。
F2以降は基本的に全て登れる滝が連続して楽しいです。ただ、水量がいかんせん少なく途中に伏流になったり倒木で荒れ放題になっているなど、この辺りが人が少ない理由でしょうか。
水流が涸れても、登って楽しい涸れ滝が連続します。ただ、水流のない滝登りはなんか寂しげですね。
最後のツメもとりあえず上を目指せば大倉尾根にたどり着けそうです。うっすらと作業道の踏み跡があるのでうまく辿るとそれほど急斜面を登ることなく登山道にたどり着けました。
そして駒止茶屋で休憩して、大倉尾根を20分ほど登って堀山の家から小草平ノ沢を下降。
こちらも上部は倒木が多く荒れていましたが、水流が出てくると面白そうな滝の連続でした。
沢下降に使うには面白い沢です。また、遡行しても登れる滝が連続するコンパクトな沢で、初めての沢登りにはちょうど良さそうです。
沢下降の核心は下部の連瀑帯でした。懸垂下降したりフリーで降りたり、沢下降の楽しさを十二分に堪能。
ただ、まだまだ表丹沢はヤマビルが多いですね。特に前大沢はヒルだらけです。今回の被害は自分は右手を集中的に3箇所、同行者は腕に加えて額をやられていました。
ヒルに苦しまずに表丹沢を楽しむには、もう少し涼しくならないと駄目なのかもしれません。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
堀山の最新記録
yamazazen さん
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する