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Yamareco

記録ID: 357244
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

快晴(と一応紅葉も)に恵まれた絶景の鳳凰三山(中道登山口から周回)

2013年10月13日(日) 〜 2013年10月14日(月)
 - 拍手
GPS
28:30
距離
14.9km
登り
2,256m
下り
2,252m

コースタイム

1日目
6:30中道登山口-7:00第四砂防堰提-8:05ドンドコ沢ルート合流-9:10南精進ノ滝-9:55鳳凰ノ滝-11:15白糸ノ滝(昼食)11:40-12:20五色ノ滝(カモシカに遭遇w)12:50-13:40鳳凰小屋(テント設営・休憩)14:40-15:40地蔵岳オベリスク16:05-16:30鳳凰小屋(テン泊)

2日目
4:00鳳凰小屋-4:55鳳凰小屋分岐点-5:30アカヌケ沢の頭(日の出)6:00-7:14観音岳7:35-8:05薬師岳8:20-9:07御座石-10:50中道登山口
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中道登山口(5台ぐらい停められるスペースがあります。青木鉱泉からの道は相当悪路ですが、ゆっくり走れば大丈夫でしょう。)

3連休の2日目ということで、青木鉱泉駐車場は夜中の1時で満車でした。中道登山口は3台停まってました(朝までそのまま)。
コース状況/
危険箇所等
特に危険個所はありませんが、樹林帯は段差の大きなところが多いです。
紅葉は山が真っ赤に染まる感じではなく、ぱらぱらと色づく感じで鳳凰小屋から下のあたりが見頃でした。

(中道登山口〜ドンドコ沢コース合流(ショートカット道))
中道登山口から青木鉱泉方面を少し下ると分岐があるので左(青木鉱泉ではない方向)に進み、途中で車両通行止めとなっている砂防堰提方面へ向かい、渡渉します。渡渉までは行けましたが、そこからドンドコ沢コースに合流するルートがよくわからず、大変苦労しました。結局、急斜面を直登し、なんとか正しいルートにたどりつきました。沢沿いの木に何か所かテープがかかっていたので、私はそのテープを、樹林帯の入り口と思ってしまいました。地形図にはルートが記載されていて、正しくは砂防堰提をわたって右手の緩斜面側を登っていくようです。ルートを知っている人と一緒でないと、行かないほうがいいと思います。

(ドンドコ沢コース)
 ところどころ滝を楽しめるルートですが、樹林帯の急登でかなりキツイです。
南精進ノ滝と五色ノ滝は、途中で登山道と滝方面に分岐しますが、滝方面に行っても登山道に合流できます。鳳凰ノ滝はザックをデポしてピストンです。

(鳳凰小屋〜地蔵岳)
 15分ほど樹林帯を登ると、オベリスクが現れ、(ザレ場ではなく)砂地の急坂をあがります。富士山の大砂走りと(たぶん)同じです。 オベリスクは目の前ですが、砂に足を取られ、なかなかたどりつきませんw  下りは楽々です。

(鳳凰小屋〜鳳凰小屋分岐点(ショートカット))
 登山地図を見てもあまり情報がありませんが、ただの樹林帯の上りです。日の出前の暗い中でも迷うことなく登れました。


(アカヌケ沢の頭〜観音岳〜薬師岳)
 白い砂地が美しい稜線歩きです。途中多少の岩場の上下降があります。
右手にずっと北岳を眺めながら、観音岳まではオベリスク、観音岳からは富士山を眺めることのできる眺望最高の稜線でした。短いのがちょっと残念です。

(中道コース)
最初は樹林帯の急下降で、その後はササの緩斜面が続きます。途中で一度林道を渡るところにも中道登山口とありますが、そこからが急坂の九十九折でとても長いです。膝にきてヘロヘロになりました。

中道登山口の駐車スペースです。
2013年10月13日 06:32撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
10/13 6:32
中道登山口の駐車スペースです。
青木鉱泉側へ少し下り分岐を左に曲がって、しばらくすると分岐で車両通行止めのゲートがあるので、そちらへ進みます。
2013年10月13日 06:53撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
10/13 6:53
青木鉱泉側へ少し下り分岐を左に曲がって、しばらくすると分岐で車両通行止めのゲートがあるので、そちらへ進みます。
渡渉します。これぐらいでも渡渉箇所を探さないといけないぐらいなので、増水時には渡渉困難と思われます。
2013年10月13日 07:11撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
10/13 7:11
渡渉します。これぐらいでも渡渉箇所を探さないといけないぐらいなので、増水時には渡渉困難と思われます。
このテープから上に上がってしまいました。
2013年10月13日 07:37撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
10/13 7:37
このテープから上に上がってしまいました。
ドンドコ沢コースに合流しました。
2013年10月13日 08:59撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
10/13 8:59
ドンドコ沢コースに合流しました。
南精進ヶ滝。なかなか立派です。
2013年10月14日 18:06撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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10/14 18:06
南精進ヶ滝。なかなか立派です。
鳳凰ノ滝。ちょっとショボイので、わざわざ見に行かなくていいかも。
2013年10月14日 18:07撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
10/14 18:07
鳳凰ノ滝。ちょっとショボイので、わざわざ見に行かなくていいかも。
白糸ノ滝。この手前の急登がとにかくきつかったです。
2013年10月14日 18:07撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
10/14 18:07
白糸ノ滝。この手前の急登がとにかくきつかったです。
五色ノ滝
2013年10月13日 12:26撮影
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10/13 12:26
五色ノ滝
カモシカがいました。 山で会ったのは初めてです!
2013年10月13日 12:46撮影
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10/13 12:46
カモシカがいました。 山で会ったのは初めてです!
五色ノ滝を超えてしばらくすると富士山が見えるスポットがありました。
2013年10月13日 13:18撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
10/13 13:18
五色ノ滝を超えてしばらくすると富士山が見えるスポットがありました。
樹林帯が途切れたところで、いきなり目の前にオベリスクが!! めちゃくちゃかっこいいです^^
2013年10月13日 13:23撮影
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10/13 13:23
樹林帯が途切れたところで、いきなり目の前にオベリスクが!! めちゃくちゃかっこいいです^^
モチベーションアップで疲れも吹っ飛びましたw
ここから鳳凰小屋はもうすぐです。
2013年10月13日 13:31撮影
10/13 13:31
モチベーションアップで疲れも吹っ飛びましたw
ここから鳳凰小屋はもうすぐです。
鳳凰小屋に着きました。このあたりの紅葉が一番キレイです。 
2013年10月13日 14:39撮影
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10/13 14:39
鳳凰小屋に着きました。このあたりの紅葉が一番キレイです。 
前日はテン場が一杯になり、テント張れない人は小屋に素泊まりになったそうで、小屋の人の指示に従い、ツメツメにテントを張りました。
2013年10月14日 18:22撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
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10/14 18:22
前日はテン場が一杯になり、テント張れない人は小屋に素泊まりになったそうで、小屋の人の指示に従い、ツメツメにテントを張りました。
空身でオベリスクへ向かいます。樹林帯を15分ほど登れば砂場にでますが、ここからが長いです。ここからオベリスクまで40分ほどかかりましたw
2013年10月13日 15:24撮影
10/13 15:24
空身でオベリスクへ向かいます。樹林帯を15分ほど登れば砂場にでますが、ここからが長いです。ここからオベリスクまで40分ほどかかりましたw
オベリスクに着きました〜。
2013年10月13日 15:35撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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10/13 15:35
オベリスクに着きました〜。
甲斐駒の向こうには槍・穂高が見えました。
2013年10月13日 15:51撮影
10/13 15:51
甲斐駒の向こうには槍・穂高が見えました。
鳳凰小屋の上のあたりの斜面の紅葉。ここはナナカマドがないので赤が少ないですね。
2013年10月13日 16:26撮影
10/13 16:26
鳳凰小屋の上のあたりの斜面の紅葉。ここはナナカマドがないので赤が少ないですね。
鳳凰小屋に戻ってきました。結局テン場にはわずかにスペースが残りました。
2013年10月13日 16:34撮影
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10/13 16:34
鳳凰小屋に戻ってきました。結局テン場にはわずかにスペースが残りました。
日の出を見るため4時に出発しました。
2013年10月14日 03:59撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
10/14 3:59
日の出を見るため4時に出発しました。
日の出です!
2013年10月14日 05:49撮影
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10/14 5:49
日の出です!
オベリスクのモルゲンロート。
2013年10月14日 06:01撮影
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10/14 6:01
オベリスクのモルゲンロート。
尖塔アップ。よく見ると豆粒のような人がたくさん登ってます。
2013年10月14日 06:01撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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10/14 6:01
尖塔アップ。よく見ると豆粒のような人がたくさん登ってます。
北岳のモルゲンロート
2013年10月14日 06:09撮影
10/14 6:09
北岳のモルゲンロート
戻ります。振り返ってアカヌケ沢の頭。結構岩岩してます。
2013年10月14日 06:14撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
10/14 6:14
戻ります。振り返ってアカヌケ沢の頭。結構岩岩してます。
ここから見るオベリスクと雲海、その向こうの八ヶ岳は絶景でした。
2013年10月14日 06:43撮影
10/14 6:43
ここから見るオベリスクと雲海、その向こうの八ヶ岳は絶景でした。
さらに進んで振り返ると、甲斐駒が大きく見えてきました。
2013年10月14日 07:05撮影
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10/14 7:05
さらに進んで振り返ると、甲斐駒が大きく見えてきました。
観音岳が見えてきました。
2013年10月14日 07:08撮影
10/14 7:08
観音岳が見えてきました。
さらに薬師岳と富士山が見えてきました!
2013年10月14日 07:09撮影
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10/14 7:09
さらに薬師岳と富士山が見えてきました!
絶景です。。。
2013年10月14日 07:11撮影
10/14 7:11
絶景です。。。
観音岳に着きました! しかし南アルプスの頂上標は皆色が禿げて読めないですねw
2013年10月14日 07:14撮影
10/14 7:14
観音岳に着きました! しかし南アルプスの頂上標は皆色が禿げて読めないですねw
観音岳から歩いてきた稜線を振り返って
2013年10月14日 07:17撮影
10/14 7:17
観音岳から歩いてきた稜線を振り返って
薬師岳へ向かいます。
2013年10月14日 08:01撮影
10/14 8:01
薬師岳へ向かいます。
薬師岳まではすぐに着きます。
2013年10月14日 08:03撮影
10/14 8:03
薬師岳まではすぐに着きます。
薬師岳頂上です!
2013年10月14日 08:05撮影
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10/14 8:05
薬師岳頂上です!
この稜線はホントに北岳の展望台ですね。
2013年10月14日 08:07撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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10/14 8:07
この稜線はホントに北岳の展望台ですね。
振り返って観音岳
2013年10月14日 08:19撮影
10/14 8:19
振り返って観音岳
名残惜しいですが、中道を下ります。逆光で富士山を綺麗に撮るのは難しいです。
2013年10月14日 08:27撮影
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10/14 8:27
名残惜しいですが、中道を下ります。逆光で富士山を綺麗に撮るのは難しいです。
御座石。こういう岩は必ずつっかえ棒で支えられてますw
2013年10月14日 09:07撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
10/14 9:07
御座石。こういう岩は必ずつっかえ棒で支えられてますw
雲の中に入りました。
2013年10月14日 18:23撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
10/14 18:23
雲の中に入りました。
中道登山道入口に戻ってきました〜。
2013年10月14日 10:52撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
10/14 10:52
中道登山道入口に戻ってきました〜。

感想

三連休は3日とも晴天予報ということで、いてもたってもいられず鳳凰山に行ってきました!

青木鉱泉をベースとした周回コースを考えてましたが、過去のヤマレコを見ると中道登山口にも駐車スペースがあり、そこからドンドコ沢コースへ抜けられるショートカットルートがありそうということで、中道登山口から出発しました。が、そこからドンドコ沢へ抜けるルートがわからずとても苦労しました。


なんとか鳳凰小屋について、翌朝のナイトハイクの下見を兼ねて、空身でオベリスクに行きましたが、これが結構大変でした。もうテン泊装備では登りたくないってことで、翌朝は鳳凰小屋分岐経由でアカヌケ沢の頭から日の出を見ることに。 これが北岳とオベリスクの両方のモルゲンロートが見られて大正解でした。
(補足:他の人のヤマレコを見ていて気がつきましたが、陣取ったのはアカヌケ沢の頭の手前のピークでした。どおりで道標も何もないと思いました。)

アカヌケ沢から薬師岳へは、白砂の道をずっと右手には北岳はじめ南アルプスを、左後方にはオベリスクを、そして前方には富士山を眺めつつ歩ける最高の稜線歩きでした。

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