雌阿寒岳と阿寒富士を阿寒湖フレベツ林道からオンネトーへ

2021年09月25日(土) [日帰り]

• GPS: 06:30
• 距離: 13.1km
• 登り: 1,004m
• 下り: 1,093m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:23
• 休憩: 1:04
• 合計: 6:27

8:06 雌阿寒登山口
9:05 9:05 阿寒湖畔コース五合目
10:39 10:39 阿寒湖畔コース分岐
10:43 10:50 雌阿寒岳
10:56 10:56 阿寒湖畔コース分岐
11:08 11:08 オンネトーコース八合目分岐
11:15 11:15 阿寒富士分岐
11:45 11:54 阿寒富士
12:17 13:03 阿寒富士分岐
13:13 13:15 オンネトーコース七合目分岐
13:32 13:32 オンネトーコース五合目
14:12 14:12 オンネトーコース二合目
14:33 14:33 オンネトーコース登山口
14:33 ゴール地点

天候

上は強風とガス、下界は穏やか

アクセス

利用交通機関：

自家用車

クルマを2台使いました。
一台は下山するオンネトー野営場にデポ。
そして千歳に帰る友人に阿寒湖側のフレベツ林道の登山口まで送ってもらいました。

阿寒湖岸からのフレベツ林道の入り口はやや分かりにくい。路面は概ねフラットダートで問題なく走行出来ます。

コース状況／危険箇所等

【フレベツ林道からの阿寒湖畔コースについて】
雌阿寒岳のガスの影響で標高800mあたりから森林限界を迎えます。
ボッケがいくつも現れたり硫黄の塊が転がる斜面やハイマツのトンネルなど変化のある登山道で楽しめます。

笹原の針葉樹林帯を抜けると一気に視界がひらけ、振り返ると阿寒湖を高度を上げつつ眺める事が出来ます。
やがてハイマツも無くなりとても眺望のいい稜線を歩く事が出来ます。

【オンネトーへのコースについて】
這い回る木の根で足元が悪くおまけに鬱蒼とした森の中を行くので暗く視界もなし。
風も通らず蒸し暑い。
ピンクテープを頼りに進むが地面を這う木の根に巻き付けていたり、倒木に巻いてあったり、木の梢に巻いていたりとパターンが一定してません。
この為、マーキングを見失う事が数度。特に下山時は要注意です。

オンネトー自体も上部でチラ見出来る程度で楽しくない登山道。

その他周辺情報

帰りに野中温泉に立ち寄りました。大人450円。

源泉の湯船だけで洗い場がないので強烈な硫黄臭が全身にまとわりついたまま。下に降りてから風呂に入り直しました。
そのまま帰りの飛行機に乗ったりしたら周囲に迷惑がかかるので要注意です。

写真

9/25 7:50

フレベツ林道の登山口。
20台くらいは停める事が出来そうです。

9/25 7:51

9/25 8:00

クマとの遭遇について書かれていますがこのコースを行く登山者は多くはないのでやや心配。

9/25 8:17

明るい針葉樹林帯が続きます。歩きやすい道です。

9/25 8:23

9/25 8:42

ボッケが途中いくつも出てきます。

9/25 8:48

案内標識がシッカリしているので迷うことなく歩けます。

9/25 8:57

9/25 9:00

火山ガスにさらされる為か、かなり低い位置に森林限界が位置します。

9/25 9:02

ハイマツのトンネルが連続する。

9/25 9:03

9/25 9:07

硫黄の塊がゴロゴロした露地が出てくる。

9/25 9:17

阿寒湖が見えだした。

9/25 9:17

あれが頂上の外輪山が見えてきた。

9/25 9:17

ハイマツの海を抜けて行きます。

9/25 9:33

9/25 9:34

9/25 9:34

9/25 9:35

9/25 9:40

ハゲた稜線に出た途端、強烈な風が襲って来ました。
気を抜くと滑落しそう・・・

9/25 9:42

9/25 9:43

時々青空も見えるんだけど。この強風はなんとかならんか。

9/25 9:46

ご丁寧にいくつも出てきます。

9/25 9:45

外輪山の上に出てきました。晴れていれば火口原が見えるハズ。

9/25 9:45

9/25 9:47

八ヶ岳の硫黄岳を登るようなザレザレの斜面を歩いて行きます。

9/25 9:50

ガスでよく分からなかったけど外輪山を回って来たのね。

9/25 9:51

9/25 9:54

時々ガスにまかれてこうなりました。

9/25 10:03

トレースがしっかりと付いているのでガスで視界がなくても進めます。

9/25 10:10

おお、スゴイ豪快だ。噴気の音も。

9/25 10:11

9/25 10:12

9/25 10:16

あと少しらしい。

9/25 10:16

9/25 10:16

おお、阿寒湖が見えた。

9/25 10:16

9/25 10:19

9/25 10:19

9/25 10:33

雌阿寒岳の頂上。何も見えない。

9/25 10:34

時々、ガスが晴れて視界が開けます。

9/25 10:36

阿寒富士にも登るためお鉢を行きます。

9/25 10:36

青沼が見えて来た。

9/25 10:37

9/25 10:55

阿寒富士が見えてきた。

9/25 10:37

山頂を振り返る。

9/25 10:49

9/25 10:55

阿寒富士の登山道。
ミニ富士山の様な感じです。

9/25 10:56

雌阿寒とのコルに降りて来ると阿寒富士との標高差を感じますね。結構見上げる感じの高さです。

9/25 11:10

9/25 11:19

ジクザクの登山道を行きます。
細かいスコリアが積もった砂利の山って感じでとても柔らかい。
キックステップで上がる方が歩きやすい。

9/25 11:36

阿寒富士の頂上。

9/25 11:38

頂上からは360°の眺望

9/25 11:42

雌阿寒が真正面に見えてます。
25m程ややこちらの方が低いんですが火口丘がよく見えます。

9/25 11:42

9/25 11:47

9/25 11:47

9/25 11:52

阿寒富士の南斜面は八ヶ岳の硫黄岳の様なワイルドな爆裂火口になってます。

9/25 11:53

9/25 11:55

阿寒富士の斜面には黄色や赤や青っぽいもの・・・
色とりどりのスコリアが斜面に積もってる。

9/25 11:57

やっと雄阿寒が見えてきた。

9/25 12:43

阿寒富士を後にして下山開始。

9/25 12:53

阿寒富士からオンネトーに降りる道が分かりにくいんですよ。
ハイマツのラビリンスでGPSを頼りに見つけ出しました。

これが迷走したログ軌跡です。
いつも頼りにする山と高原地図の電子版じゃアバウト過ぎてわからない。
ジオグラフィカを起動させてやっとリルートしました。

9/25 12:59

オンネトーが見えるのは上部の一瞬だけです。

9/25 12:59

9/25 13:05

阿寒富士のオンネトー側は紅葉が見事でした。

9/25 13:21

阿寒富士はオンネトー側の西側はハイマツが上の方まで生えてるんですね。
雌阿寒側とはかなり表情が異なります。
火山ガスの影響なんでしょうかね。

9/25 13:24

ハイマツの硬い枝がやたらウェアに引っかかる道を下ります。

9/25 13:27

9/25 13:27

9/25 13:28

9/25 14:11

北八ヶ岳の森の様な眺望のない暗い森をひたすら下降。

階段は絶賛崩壊中だし。けっこう荒れてます。

9/25 14:39

オンネトー野営場に到着。

9/25 14:48

おお、上は強風とガスだったのに・・・晴れてるやんけ。

まぁ人生こんなモンでしょう。また来ます。

9/25 15:11

有名な野口温泉。

源泉かけ流しはいいんだけど洗い場がないので強烈な硫黄臭を身体に染み込ませて帰らねばならない事を覚悟すべし。

撮影機器：

D850 ボディ ニコン

α7R IV ILCE-7RM4 ボディ SONY

装備

MYアイテム

ogakuzu1102

重量：-kg

感想

ogakuzu1102

雌阿寒岳に登るならフレベツ林道から行くべきです。お勧め。
登山口へはクルマでダートを5kmくらい上らねばなりませんが、ほぼフラットダートなのでなんとかなります。
自転車ではこの登りと路面はかなりキツイと思います。スキー場から白湯山遊歩道を歩いて来た方がマシでしょうね。

登山道は終始明るく歩きやすい、森林限界が低いので眺望がいい。阿寒湖をずっと望むことが出来ます。