【過去レコ】中央アルプス 木曽駒ヶ岳・宝剣岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.0km
- 登り
- 455m
- 下り
- 450m
コースタイム
天候 | 晴れのちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
その他周辺情報 | 早太郎温泉 こまくさの湯 http://www.komakusanoyu.com/ |
写真
感想
3時に岐阜を出発.駒ヶ根ICを下りると,道標があり,わずか数分で菅の台バスセンターの駐車場に到着(5時).始発のバスは6:12なので少し眠れるかと思ったが,既にバス停には列ができており仕方なくこれに加わることにする.もう朝は肌寒く,先日買ったばかりのモンベルのアウターを着込む.1時間も待つのは長いな〜と思っていたら,5時半に臨時バスが出ることになり,1台目に乗ることができた.
山岳道路を30程揺られると,駒ヶ岳ロープウェイのしらび平駅に到着.始発のロープウェイには乗れないかと思ったが,係員の「ひとりのお客様はいらっしゃいませんか?」の声がかかる.幸運なことに,列に並ぶ人を追い抜いて,最後のひとりとして乗車することができた.駒ヶ岳ロープウェイは高低差950mをわずか7分半で運んでくれる.終点の千畳敷駅の標高はすでに2600mを越え,ここは日本最高所の駅である.
駅でトイレを済ませた後,外に出てみると,思わず息を呑むような展望が広がっている.甲斐駒・仙丈・北岳・間ノ岳・塩見岳・悪沢岳・赤石岳・聖岳と南アルプスのほぼ全山を見渡すことができ,白峰三山の脇には富士山まで顔を出している.天気予報はくもりだったので,展望は期待しなかったが,予想外の大展望.
続いて,カール側に回ると,宝剣岳の威風堂々.よくガイドブック等で見る光景に圧倒される.宝剣岳・サギダルの頭を見上げながら,サンドイッチの朝食をとり,6時40分スタート.乗越浄土までは,眠気もふきとぶような素晴らしい景色に写真を撮りまくり,疲れている暇などない.「ガレ場の急登」とガイドブックにあったが,浮石が金網で固定されており,足元は比較的安定している.
乗越浄土は中岳・宝剣岳・伊那前岳の分岐となっており,宝剣山荘,天狗荘の2つの山小屋が立つ.宝剣岳の方に目をやると,中アの雄,空木岳も姿を現してきた.ここからはまず,中岳を踏む.一旦下ってから頂上山荘を右手に見て,ゆるやかに登り返すと木曽駒ヶ岳山頂.ガイドブックのコースタイムより随分と早く,あっけなく着いた印象である.
山頂は360度さえぎるものがなく,大展望が広がる.百名山だけでも,先の南アに加え,浅間山・蓼科山・八ヶ岳・奥秩父(甲武信・金峰・瑞牆)・御嶽と計18座が同定可能.
乗越浄土へは中岳の巻道を通って戻る.次第にガスが強く立ち込めて,展望はおろか,視界は数十メートルとなってしまい,宝剣への不安が増してくる.宝剣山荘でピンバッジを購入し,山荘前にザックをデポして,空荷で宝剣を往復することにする.
「鎖場連続!」とビビッてしまうようなことが書いてあったが,実際には鎖は2ヶ所で,1歩1歩を丁寧に歩めばさほど問題なく,恐怖感も大したことはない.さすがに山頂の岩には登る気にはならず,ガスで景色も楽しめないので,早々に宝剣山荘まで戻る.
山荘前で湯を沸かし,自分で作ってきたおにぎりの昼食を食べた後,下山にかかる.往路を戻るつもりだったが,どこかで遊歩道に入り少し遠回りになってしまった.ロープウェイの待ち時間が気になるところであったが,意外にも乗り場に着くとすぐに乗ることができた.下りのバスも臨時便が出たのでこちらの待ち時間もわずかに5分程度.
バスで酔ってしまい,ややグロッキーになってしまったので,車で30分程寝てから早太郎温泉「こまくさの湯」に浸かって汗を流した.予想外に早い時間であるから,帰りの高速ものんびり走ることが出来た.
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