パッチワークのような紅葉:竜門山〜大朝日岳、日暮沢から周回
- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 2,130m
- 下り
- 2,125m
コースタイム
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 6:17
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 10:15
天候 | 3日:(朝のうち雨)曇りのち晴れ 4日:快晴のち晴れ、朝のうち風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
最後の3km程はオフロードです。 日暮沢小屋の横に区画整備された駐車場があります。30台弱、無料。3日(日)の朝7時過ぎに着きましたが、駐車スペースを見つけるのに苦労しました。ハナヌキ峰に続く車道のどん詰まりに辛うじてスペースを見つけました。空地や路肩など、手前から奥までおよそ80台前後駐車されていました。私の後にも3台来たと思われますが、お話した方はかなり手前に停めたとのことでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは日暮沢小屋の中にあります。 日暮沢小屋〜竜門山:いきなり急登ですが、ステップがあるのでうまく使えば登りやすいです。ゴロビツの水場は余り水は流れていませんでした。雨後のせいか、中間部に泥濘個所が何ヵ所もありました。清太岩山の手前で稜線に出ると歩きやすくなり、紅葉もきれいでした。 竜門山〜竜門小屋:特に問題なし。竜門山は分岐から左に2〜3分先にあります。 竜門小屋〜竜門山〜西朝日岳〜中岳〜大朝日小屋:特に問題なし。中岳は登山道は山頂を通っていません。金玉水には立ち寄っていません。 大朝日小屋〜大朝日岳:特に問題なし。 大朝日小屋〜小朝日岳〜古寺山〜ハナヌキ分岐:銀玉水はよく出ていました。小朝日岳は巻道もありますが、途中まで急登が続きます。手前から小朝日岳の紅葉がきれいでした。古寺山からハナヌキ分岐までが長かったです。三沢清水も出ています。 ハナヌキ分岐〜ハナヌキ峰〜日暮沢小屋:ハナヌキ峰は登山道は山頂を踏んでいません。その先、最初はアップダウンや緩い下りですが、最後は急坂の下りになります。1ヶ所右側に崩落個所がありました。注意して下れば問題ないでしょう。下り切ったら本来はほぼ平坦な道だったようですが、途中に崩落個所があるらしく、大きく登って迂回しています。ある意味、今回のルートの中で一番危険を感じました。赤テープの目印を辿りました。滑りやすい急坂にはトラロープがありました。下った所で本来のルートに合流しました。そこから車道に出るまでも長かったです。 竜門小屋:定員50人、協力金1500円。水場出ています。トイレは2つあり和式ですが水洗です。サンダルあり。 |
その他周辺情報 | 米沢のビジネスホテルに宿を取っていたので、日帰り入浴はしていません。月山ICに向かう途中の大井沢にゆったり館という入浴施設があります。道の駅西川に寄り、ソフトクリームを食べました。ノンアルコールですが、ビール味のソフトクリームがあります。私はバニラとのビールミックスを頼みました。300円。ボリュームもあり甘くビール味もしおいしかったです。日帰り入浴温泉施設もあります。 |
写真
感想
昨年7月に、長年の念願だった大朝日岳〜以東岳縦走とヒメサユリ初見を果たしました。2度目の大朝日岳でした。残念だったのは、天気予報が外れ雨中での縦走となり展望も得られなかったことでした。その時、今度は天気の良い時に展望も楽しめる縦走をしたいと思っていました。かねて
紅葉がきれいな山だと認識していたので、できれば紅葉のきれいな時期に訪れたいと思いました。
公共の交通機関でのアクセスが難しいので、マイカーで縦走となるとルートが限られます。前回は車の回送業者に回送を依頼したのですが、私が携帯電話を持っていないことも影響したのか、車が回送されていないというトラブルに遭いました。なので、出発地とゴール地が同じ周回ルートでとなり、日暮沢小屋から竜門小屋泊まり、大朝日岳〜ハナヌキ峰と回るコースで計画しました。できれば、竜門小屋から寒江山まで往復したいと思っていました。
紅葉の最盛期なので土日は避けたかったのですが、天気予報の関係で日曜日のスタートとなり、駐車場が確保できるかが課題でした。案の定、予想以上の混雑で駐車場や路肩などの駐車スペースは一杯でした。ハナヌキ峰への車道の奥にも駐車スペースがあると調べていたので、そちらに進んで探しましたが、どんづまりの路上に軽トラックが駐車していて、そこから先には進めませんでした。その時は分からなかったのですが、そこが現在車で入れるギリギリの場所でした。手前の路肩にスペースがあり、3台駐車されていましたが、泥濘個所だけ空いていたのでどうにかそこに駐車できました。お陰で、車のタイヤや車体は泥まみれになりました。軽トラの方は多分ここに停めようとしてやめたのだろうと推測できました。ザックは日暮沢小屋に置いておきましたが、徒歩で9分掛かりました。
紅葉は、標高1000mを越えた辺りから始まっていて、清太岩山の手前でユーフン山が見えるようになると、山の斜面の片側がパッチワークのように紅や黄が混ざった紅葉が広がっていました。美しい紅葉が見られると期待して出掛けていって当たったのは初めてでした。目を見張る紅葉で感動ものでした。
一方、清太岩山の手前で、左の登山靴の靴底の前部が剥がれてしまいました。購入して2年半経っていました。靴底が大分擦り減っていてそろそろ交換時期かなとは思っていましたが、靴底が剥がれたのは初めてでした。靴紐の予備で取り敢えず結んで歩きました。竜門小屋に着いてからテーピングで留めて補修しました。こういう時のためにガムテープがあると良いなと思いました。見ると、右側も中程の粘着が弱くなって剥がれ掛けていることに気付きました。日頃からチェックすることが必要だと痛感しました。
靴がこうなってしまったので、寒江山への往復は止め、竜門小屋に入りました。水場の水も出ていて、トイレは和式ですが水洗です。途中で私を抜いていかれた方だと思いますが、その方は外で休まれていて、ほぼ同時に小屋に入りました。私達がこの日の最初の宿泊者でした。その方は地元の方で朝日連峰にはよく登られている方でした。今回は、仕事の関係か翌朝早く日暮沢に下山するとのことでした。管理人さんは途中で擦れ違ったのですが、下山されてこの日は不在でした。前夜の宿泊者は22人だったそうです。1階の入口よりに場所を確保しました。この日の宿泊者は大体ですが、16人位だったと思います。下に5人で、残りの方は2階に上がりました。2階は見てないのですが、それなりに広いようでした。地元の方の話だと60人泊まった時に滞在したことがあるとのことでした。そういう話を聞くと、今回はゆとりがありました。
深夜1時前に自宅を発っていて睡眠不足だったので、早めに夕食を食べ17時頃横になっていました。夕日を見たかったのですが、タイミングを逃して、外に出たら既に沈んでいました。見た方の話だと佐渡島の辺りに沈んだそうです。日本海と佐渡島は私も確認しました。寒い風が吹いていたので、夕日を見に外に出たのはその方達2人位だけだったようです。北東側を見ると、月山の左に鳥海山も薄っすらと見えましたが、写真は撮りそびれました。
することがなかったので18時には床に就きましたが、なかなか寝付けませんでした。いつしか寝ていたようですが、空気枕の空気が抜けてしまい、袋に入れたダウンを枕代わりにしていたので、寝返りを打つたびに目は覚めていました。夜中に0時頃と3時頃外に出ましたが、満天の星空でした。夜中もずっと風が強かったです。
寝付けなかった時には、登山靴が理由で、翌日は日暮沢に下ろうと考えていましたが、朝目が覚めてからは予定通り大朝日岳まで行き縦走しようと考えが変わっていました。何度か左の登山靴のテーピングを新たに巻きましたが、縦走できて良かったと思っています。左足の足の置き場はそれなりに意識して歩きました。
朝はまだ風が強かったですが、西朝日岳の手前辺りから弱まりました。大朝日岳までは、逆光ということもあり、紅葉は余り見栄えがしませんでしたが、小朝日岳の手前からきれいでした。小朝日岳自体の紅葉が近付くに従って見栄えが変わり見事でした。西朝日岳を下った所で擦れ違った方から、「小朝日は巻かずに小朝日に登った方が良い」と聞いたので、登りました。手前で見た小朝日岳の紅葉の素晴らしさに比べると、どこが良かったのか、私には分かりませんでしたが、登ったからこそ見られる紅葉には出会えました。
古寺山からハナヌキ分岐まで、そして、ハナヌキ峰から根子川沿いに下ってからが長かったです。崩落個所があったらしく、赤テープの案内に従って大きく迂回し登り返して下ったりしたので、余計大変でした。地形図では車道になっている辺りも、今は車が入れる様子はなく登山道でした。やっと車道に出たと思ったら、自分の車があり、拍子抜けでした。もし、チャンスがあって朝日連峰にまた来る機会があったら、今度は祝瓶山に登って見たいと思いました。
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