下ノ廊下(黒四ダム〜阿曽原温泉〜欅平)


- GPS
- 13:39
- 距離
- 34.6km
- 登り
- 7,606m
- 下り
- 8,437m
コースタイム
- 山行
- 7:44
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 8:22
天候 | 1日目:晴れ 2日目:晴れ 両日とも夕方には雲が覆うものの、概ね好天。 気温も高めで阿曽原温泉小屋の夜も冷え込まなかった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
当初、下ノ廊下から仙人池ヒュッテを経由して黒四ダムに戻る予定だったが、ルート変更して欅平に下山。欅平から、久しぶりのトロッコ電車で宇奈月へ。地鉄〜北陸新幹線〜大糸線〜タクシーで扇沢に戻る。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下ノ廊下全域を通して整備されており、通常の注意をしていれば問題ない。躓きや引っ掛けは重大事故に繋がるので、最後まで集中力を切らさない事が重要。 |
その他周辺情報 | 扇沢で車を回収後に大町温泉郷の薬師の湯へ。 事前にタクシードライバーから割引券をもらって150円引き(700円→600円)。 温めの湯に浸かり疲れを落とした。 |
写真
平日と言うのに長々と続くチケット購入の列に並ぶ事なく、悠々発券し改札口前に席取りして屋上でノンビリ♫
朝からこんなにユックリ過ごすアルペンルートは初めて(笑)
長いよ!と聞いてましたが、ホントに長い。
真っ暗、水浸し、天井低いところもあり、湿気も高く…です。
出口のさらに一段頭上が低いところで思いっきり頭突きを食らわされました(泣)
分かりにくいですが、絶壁に杭を打ち込み板を渡して桟道にしていたようです。上から降りているワイヤーは束ねた丸太の落下を防ぐ物かと。
この下、とんでもなく切れ落ちてます…
感想
当初計画は下ノ廊下から阿曽原温泉小屋泊。翌日は雲切新道で仙人池ヒュッテ泊。最終日はハシゴ谷乗越、内蔵助谷経由で黒四ダムに戻る周回ルート。
阿曽原温泉小屋に着いた時点で体力と相談し、欅平へ下山する、下ノ廊下完歩コースに切替えた。
・黒四ダム〜阿曽原温泉小屋(旧日電歩道)
高度感は水平歩道より少ないが、落ちたら重大事故になる高さに変わりなく、毎年付け替える高巻きや桟道、細かなアップダウンなど、体力と集中力が必要。クライマックス(?)の十字峡やS字峡までが意外に遠く4〜5時間を要する。途中で工事関係者とすれ違ったが、地下足袋を履き谷側ギリギリに立って道を譲っていただいたのには感謝!
十字峡は吊り橋から眺めるだけではなく、橋直前の平坦スペースから合流点に近くまで寄ることができるのでオススメ。
東谷吊橋を渡ると仙人谷ダム、最後の阿曽原峠を急登と滑りやすい下り坂で越えると阿曽原温泉小屋に到着した。
阿曽原温泉小屋は1部屋8人定員に抑えているおかげで快適、カレーも美味しくおかわり自由、さすが電力ダムの地だけあって電気と水は豊富で常時使える様子。
・阿曽原温泉小屋〜欅平(水平歩道)
今日は計画変更したため、交通機関使って扇沢まで戻る必要があり早めの準備。同室だった欅平から来た6人グループと下ノ廊下の見どころ、ルートの様子などの情報交換を行うが、そのうちのお一人が初めての登山だと聞いて少し心配しながら出発した。
水平歩道は高度感こそ旧日電歩道よりあるが、整備がさらに行き届き歩きやすい。土曜日のため入山者と狭いルート上ですれ違う事を心配したが、最初のすれ違いも欅平上部付近(宇奈月からの始発便乗客)で快適に歩く事ができた。
・番外編(欅平〜扇沢)
11時04分の宇奈月行きは土曜日なのに普通車(窓なし)に1〜2グループのみでガラガラ。
暑くも寒くもなくビールを片手に快適風を受けながらのトロッコ旅♫
25年ぶりくらいに乗ったけど、当時は高熱隧道も知らず登山もしてない時、感動も無かったな〜…
鉄分濃いめの自分としては欅平から信濃大町まで5本乗り継ぐ鉄道の旅も嬉しい(笑)
欅平までの歩行時間と同じくらいの時間をかけて信濃大町に到着。
信濃大町のホームで、阿曽原温泉小屋同室だったグループに声を掛けられ偶然の再会(驚!)、10時間かけて黒四に辿り着いたそうで、お互いの完歩を讃え合いました。
その後無事にはタクシーで扇沢へ戻り薬師の湯で疲れを落としました。お疲れ様でした。
仙人池(裏劔)はまた計画します!
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