トムラウシ山(短縮コース)


- GPS
- 09:15
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,343m
- 下り
- 1,500m
コースタイム
5:40 カムイ天上
7:03 コマドリ沢出合
7:49 前トム平
8:27 トムラウシ公園
9:04 南沼キャンプ指定地
9:37 トムラウシ山
14:10 温泉コース分岐
14:21 登山口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口には十分な駐車スペースとトイレあり。 カムイ天上からコマドリ沢までの登山道は噂通りの泥濘。下手に泥沼を嫌って端を歩くと滑るので覚悟して泥の中を歩く。 コマドリ沢の雪渓がクマの遊び場になっている様子で目撃情報多数。 下山後の温泉は東大雪荘。露天風呂が最高。 登山道や天気の情報も仕入れられる。売店にはピンバッジや手ぬぐいなどトムラウシグッズの販売あり。 |
写真
感想
前日は東大雪荘宿泊。実に静かな宿。安眠して3時起床。長丁場に備えおにぎりを2つ平らげ、泥道に備えレインウエアの下を着こんで真っ暗な林道を出発。
なかなか荒れた林道を慎重に走ること30分、短縮登山口前にはすでに10台ほど停車中。すぐに用意をして8番手で4時40分登山開始。上空は丁度このころから薄らと明るくなって好天の予感。
初めはよく整備された樹林帯の登りで、早朝の鳥のさえずりと木々の間から射し込む朝日が心地よし。25分で温泉からの登山道が合流し1時間でカムイ天井へ到達。上空は快晴で遠くの山やこれから向かう前トムラウシも眺められ期待に足も軽い。
ここからの1時間ほどは噂通りの田んぼ道。下手に淵を歩こうとするとかえって滑って泥沼に転びそうになったりするため潔く足首まで埋まりながらゆっくり進行。ようやく泥がなくなって登山道は沢を目指して一気の下りとなる。ヒヨドリ沢の辺りではクマの目撃情報が多かったため笛を吹きながら歩き、ヒヨドリ沢分岐から沢の左岸を急登。わずかに残る雪渓を見ながら一気に森林限界を超えて巨岩のガレ場へと飛び出した。 這松の緑と岩のグレーが作り出すガレ場の眺めは壮観。
這松帯を登りきると視界が一気に広がり前トム平へ到着。東大雪の山並みや十勝連邦はじめ360度の絶景で、何よりここで初めて目指すトムラウシ山がその荘厳な姿を現わして疲れも吹き飛ぶ。
その後山頂を前方に見上げながら岩場と這松帯を過ぎ、いまだ咲き誇る春の花々に癒されながらトムラウシ公園を見下ろす地点に到着。自然の織り成す奇跡のごとき美しさに息をのみつつ、慎重に公園へと岩を下り、無風無音の天国のような公園に到着。小川の渓流に耳を澄ませ、咲く花々に目を休ませながら公園を過ぎると程なく南沼キャンプ指定地に到着。そこから休憩なしで最後の山頂への急な登りに入る。
この登りはガイド本通りの厳しさですぐそこに見えている山頂になかなか到達せず一汗かかされ、30分ほどで登頂。 ちょうど縦走のツアー客も反対側から到着し、関西弁の飛びかう賑やかな山頂で暫し写真撮影などして寛ぐ。
あいにくガスと雲で大雪山方面が見渡せなく残念だったが、十分な満足と達成感を得て混雑する山頂を避け、昼食のためキャンプ指定地まで下山。 のどかに小一時間休んで雪解け水を補給して下山開始した。
下りも終始好天のもとナキウサギの姿を探したり名残惜しく景観を楽しみつつ、のんびりと降りた。
沢からの登り返しが予想外に堪えてかなり足にきたが一頑張して登り切り、泥沼ロードもクリアして行きも帰りもコースタイム通りの時間で登山口の車へと帰ってきた。
予想外の好天に恵まれ、泥沼以外は大満足のトムラウシ山行であった。
温泉まで慎重に運転し(行きは暗くてよく分からなかったがかなりの悪路)温泉前にて靴とスパッツを洗濯し、連泊の東大雪荘にて疲れを癒した。
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