一ノ倉沢衝立岩中央稜 / 今回は厳しかった
tomhig
その他2人 
体力度について
- GPS
- 16:29
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 3,674m
- 下り
- 3,544m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 15:52
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 17:08
登攀中、および雨のテールリッジ下降時のログは飛んでしまっていて参考になりません。
もっとも皆さん登攀時はトポ見るんでしょうけど。
| 過去天気図（気象庁） | 2021年10月の天気図 |
|---|---|
| アクセス | |
| コース状況／ 危険箇所等 |
★群馬県谷川岳遭難防止条例 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3222175.html 一ノ倉沢は安易に立ち入れないエリアです。 岩トレ積んでザイルワークに慣れ親しまない限り入山は控えてください。 ルート詳細は同行者、yy0419さんのレコ、参照のこと。 「一ノ倉沢衝立岩中央稜（雨天＆時間切れのため6P目で途中撤退）」 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3617082.html 参考書籍 「改定日本の岩場上」菊地敏之編著/白山書房 |
写真
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正面壁は一生縁が無いでしょう。
岩が雨でテカっとる…。
yyさんとTさん、衝立岩正面壁背に。
40m上がったがルート屈曲するわザイルが水吸って重いわ…。
ここは狭かった、3P目出鼻のトラバース先の支点。
感想
tomhig
厳しかったです。
降雨、私自身の懸垂のロープダウンのグダグダ、そして本降りになってのテールリッジからヒョングリの滝までのヘッデン灯しての道のり…。
雪渓残る時期に二度テールリッジに取り付いたことがあるのですが雪渓が消えると想像以上に本谷、衝立スラブが深くなった分テールリッジが高く聳え立ってる。
下山時、雨の中衝立スラブに降りるのは慎重にならざるを得ませんでした。
テールリッジから見えた二ノ沢、烏帽子スラブには飛沫を上げての水流が見え、渡渉が心配でしたが杞憂に終わりました。
雨に濡れテールリッジでは風が吹いており、晩秋並みの気温なら低体温症に曝されていたかもしれません。
21時過ぎたら家族にはココヘリや警察に電話するよう伝えてあるのですが、日没迫る雨の中の下山、連絡する余裕は無かったです。
幸い登攀装備解除した一ノ倉沢出合で電波が届き、事なきを得ました。
今回は17時間を超える行動時間、今までの最長行動時間は確信犯の奥多摩駅、長沢背稜石尾根の日帰りの16時間50分。
一般登山道と密度が違います。
おまけに時間が押していたため昼食は採れず、まぁ雪山じゃ行動食でやり過ごしているもんですからこれは慣れっこですが。
6月の南稜が「改定日本の岩場上」(菊地敏之編著/白山書房)で三級上に対し、中央稜は三級、舐めてかかっていた節がありますが登攀自体も今回はしょっぱかったです。
核心部4P目(�控�)は左のフェースよりに登攀し、テンションもらいまくりのA0祭りでした。
悪いことだけじゃなかったのが幸いです。
3P目(�元�)、6P目(�卦�)とA0せずにリード出来ました(3P目トラバース残置スリング掴んでました追記)。
マルチピッチのシステムは身に付いたようです。
40mの6P目はザイルが長いうえ雨で重く結構しんどかったです。
核心部4P目終えて登攀終了するパーティーも多い中で衝立の頭に立ち北稜からの下山目論んでましたがとんでもない、6Pで退散しました。
雪渓が無くなるとアプローチ大変だということを嫌という程認識させられました。
いずれ再挑戦してみたいですが雨の一ノ倉沢は懲り懲りです。
まだまだ力不足ですが悪条件下の一ノ倉沢は良い経験でした。
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Highland さん
tomhigさん おはようございます
最初に行動時間を見てビックリしました
普段なら素人の私がプロのお方のレコには恐れ多くてコメントできませんが
「悪名高い」BOKUの皇海山クラッシックルートに迫る時間記録に
思わずコメントを入れてしまいました
BOKUのへっぽこ縦走路記録じゃなくて
厳しい岩場での時間だと思うと修験道を超えて地獄？
あくまでも想像するしかないですが
道中の厳しさはレコの感想以上のものがあったのではと身震いする思い
雨で岩もズルズルだったと思いますし
とにかく無事に下山されて良かったです
何もわからない素人の感想なので
ピントが外れていたら軽くスルーしてください（●＾o＾●）
「悪い事だけじゃ無かった」の感想にホッとしています
今回はうちらのワンマンショーでしたが。
懸垂終えてロープが回収出来なかったり等ちょこまかトラブルもあったりしますし。
段取りいかに短くしてトラブルの芽を潰せるパーティーが行動も速やかです。
アルパインクライミング、普通のピークハントやら縦走と違い登攀の段取り時間が行動時間の少なからぬウェート占めますから体力的にはさほど負担はありません。
ロープ使うような登攀の行動時間自体はまぁ常識の範囲だったんですが、岩場から降りてのアプローチ部分の下山が今回は肝でした。
乾いていれば岩や残置のロープ、バランスとる程度の利用で苦もなく降りられるスラブの緩傾斜が雨でなんともデンジャラスで。
今までが比較的良いコンディションばかりでこういった悪条件下のクライミング経験こなせた点では良かったですし、登攀自体は悪くなかったです。
ご苦労様でした。
計画では何時間くらいかかることになっていたのかな。
谷川岳一ノ倉沢って言ったら、怖いイメージしかありません。
ご無事でなによりでした。
下降予定だった北稜が灌木の斜面の懸垂織り交ぜていて厄介そうだったもんで。
乾いていればちょっと気を遣えば済む場所がえらいしょっぱかったです。
すべる、ぬめる、落ちる…谷川らしいっちゃらしいコンディション経験出来たのは良かったのではと。
技術、体力的にお手上げ状態ではなくゆっくり慎重にやり過ごせることばかりだったのが幸いでした。
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