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Yamareco

記録ID: 3617463
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ハイキング
四国

土佐矢筈山

2021年10月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:12
距離
10.4km
登り
703m
下り
703m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:10
休憩
0:23
合計
4:33
10:02
90
11:32
11:32
45
12:17
12:30
42
13:12
13:13
9
13:22
13:27
63
14:30
14:34
1
14:35
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
京柱峠の駐車スペース
コース状況/
危険箇所等
よく踏まれた登山道。ただし、道を外す可能性はある。
その他周辺情報 祖谷温泉
ヤマラッキョウの花がお出迎え。
2021年10月09日 11:09撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 11:09
ヤマラッキョウの花がお出迎え。
天狗塚が遠くに見える。
2021年10月09日 11:33撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 11:33
天狗塚が遠くに見える。
広い広い。
2021年10月09日 11:34撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 11:34
広い広い。
牛の背もはっきりと。
2021年10月09日 11:37撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 11:37
牛の背もはっきりと。
枯れ木を入れて天狗塚ふたたび。
2021年10月09日 11:40撮影 by  iPhone XR, Apple
1
10/9 11:40
枯れ木を入れて天狗塚ふたたび。
進行左手の眺め。山並の左寄りにある双耳峰は寒峰だろうか。
2021年10月09日 11:43撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 11:43
進行左手の眺め。山並の左寄りにある双耳峰は寒峰だろうか。
見飽きぬ眺望。ササは元気に見えるが、葉の先が白く枯れているものが目立つ。シカがかじるとそこから枯れるというが、そのせいか?この山域もニホンジカの個体群サイズが非常に大きいと見えて、イヌツゲはことごとく葉を食べつくされ、白骨体と化したものも多い。禿山になることがないといいのだが。
2021年10月09日 11:49撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 11:49
見飽きぬ眺望。ササは元気に見えるが、葉の先が白く枯れているものが目立つ。シカがかじるとそこから枯れるというが、そのせいか?この山域もニホンジカの個体群サイズが非常に大きいと見えて、イヌツゲはことごとく葉を食べつくされ、白骨体と化したものも多い。禿山になることがないといいのだが。
左端に土佐矢筈が大きく見える。登山道を幾筋ものきれいな獣道が横切っており、「鹿牧場」になっていることが伺える。
2021年10月09日 11:51撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 11:51
左端に土佐矢筈が大きく見える。登山道を幾筋ものきれいな獣道が横切っており、「鹿牧場」になっていることが伺える。
タイアザミかな。
2021年10月09日 12:03撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 12:03
タイアザミかな。
来た方角を振り返って。
2021年10月09日 12:08撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 12:08
来た方角を振り返って。
岩が散在する斜面を行く。右手に見えるきれいな恰好の山は中津山か。
2021年10月09日 12:12撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 12:12
岩が散在する斜面を行く。右手に見えるきれいな恰好の山は中津山か。
岩を縫うように進む。
2021年10月09日 12:13撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 12:13
岩を縫うように進む。
山頂からの眺め。登りついた山頂の反対側はぐっと切れ落ちていて、その高度感がまた爽快である。
2021年10月09日 12:21撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 12:21
山頂からの眺め。登りついた山頂の反対側はぐっと切れ落ちていて、その高度感がまた爽快である。
天狗塚と白髪山の間に剣山と次郎岌が遠望される。手前右の丸い山容の峰は綱附森であろう。
2021年10月09日 12:22撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 12:22
天狗塚と白髪山の間に剣山と次郎岌が遠望される。手前右の丸い山容の峰は綱附森であろう。
山名板。
2021年10月09日 12:23撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 12:23
山名板。
今から戻る尾根。
2021年10月09日 12:35撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 12:35
今から戻る尾根。
リンドウ。ここのものは小ぶりで色が薄い。
2021年10月09日 13:00撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 13:00
リンドウ。ここのものは小ぶりで色が薄い。
センブリ。
2021年10月09日 13:11撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 13:11
センブリ。
小檜曽山への稜線には立ち枯れの林。被写体としてはよくても、禿山化への第一歩である。何とか再生してほしい。
2021年10月09日 13:19撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 13:19
小檜曽山への稜線には立ち枯れの林。被写体としてはよくても、禿山化への第一歩である。何とか再生してほしい。
小檜曽山山頂から土佐矢筈山と天狗塚がともに臨まれる。
2021年10月09日 13:22撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 13:22
小檜曽山山頂から土佐矢筈山と天狗塚がともに臨まれる。
立ち枯れの尾根を南側から見る。
2021年10月09日 13:22撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 13:22
立ち枯れの尾根を南側から見る。
小檜曽山の山名板。向こうに見えるピークは「にせ小檜曽山」あたりだ。
2021年10月09日 13:26撮影 by  iPhone XR, Apple
10/9 13:26
小檜曽山の山名板。向こうに見えるピークは「にせ小檜曽山」あたりだ。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ シュリンゲ

感想

先々週、マツタケ狩りの翌日に剣山の向かいの尾根の塔の丸に登ったばかりだが、マツタケが出る時期が読めないので、二回にわたって、祖谷に入ることにしていた。幸い、2週間前にマツタケを採ることができたので、今回は山歩きに集中だ。いつも行動を共にしている妻が体調いまいちというので、今回は単独行となる。京上トンネルの入り口前を右折して国道をくねくねと京柱峠へ車を走らせる。国道と言っても実態は林道と違うところのない狭隘道路である。カーブを曲がるたびに対向車をかわすスペースを確認し、記憶しながら登っていくが、遠い遠い。やっと雰囲気が明かるくなって峠に到達。京柱峠と大きく記された木製の立派な看板がたち、洒落たベンチもおかれている。すでに10台近い車が止められているが、駐車スペースには不自由しない。
京柱峠から東に延びる林道にまずは入る。すぐに小檜曽山登山口を示す小さな道標(林道分岐点に立つ古いが立派な登山口看板とは別)が現れるので、ここで林道を離れ、右手の尾根に乗る。よく踏まれた登山道が尾根上についている。周囲は檜の植林帯で薄暗く、ネクラ尾根、などとぶつぶつ言っているとやおら傾斜が急になり、これでもか、という急登が続くようになる。まあ、ネクラ尾根のおかげで直射日光は避けられるので、多少は涼しいのが助かる。
やがて、「原始林コース→」(巻き道)の標識が現れて尾根道と巻き道とに分かれるあたりから、温帯広葉樹林に変わり尾根の傾斜も緩む。尾根道を選び登っていくと徐々に周囲は明るくなり、気分も上向いてくる。続いてモミが優勢な林に入ってゆく。ここは小檜曽山千本モミというらしい。下生えが乏しく、道型がやや曖昧な感じだ。ここで再び原始林コースと尾根道とが合するが、これといった標識はなく、それに気づかずに過ぎてしまうかもしれない。その先でルートは右に曲がって明るい尾根を進むのだが、うっかり直進して支尾根に入ってしまった。気づいて元に戻ったものの、少々時間をロスしてしまった。この場所、要注意である。
これを過ぎると不思議なほどまっ平な地形となり、再び上りに転ずる辺りから左手に初めて展望が得られるようになる。天狗塚の雄姿が臨まれ、おっ!と思わず声が出る。真っ青な空につんととがった見事な三角形の山頂が小気味よい。ここから歩を進めるたびに展望が広がってゆき、そしてついにササの広々した稜線に飛び出す。ここが小檜曽山分岐点である。地図では「すぐそこ」の小檜曽山に寄っていくつもりで右手の小ピークに乗ってみたら、小檜曽山の山頂は結構向こうじゃないか。帰りに余力があったら寄ることにして、くるりと方向転換。分岐点近くの小広場で妻の手製巨大チキンカツサンドの昼食とする。
下山時刻に京柱峠まで迎えに来てくれる妻を待たせてはいけないので、食べ終わったらすぐに出発だ。実に伸びやかなササ原の稜線を360度に広がる展望を満喫しながら進む。何遮るものもない伸びやかな高原の道を、ところどころに咲く花をめでつつ、歩を進めるにつれ変化する眺望を楽む山路だ。この抜けるような青空が、解放感をますます増幅する。天狗塚がどんどん近づいてくる。目の前の矢筈山の山肌には蛇紋岩らしき白っぽい大岩がごつごつと頭を突き出していて、アクセントをつけている。ルートはその岩を縫うようにつけられている。ゆるりゆるりと高度をあげつつ登れば、ミツバツツジの灌木帯となる。背景の青空とのコントラストがまたよい。気が付けば、矢筈山の山頂プレートが視野に入ってきていた。矢筈山頂からは全方位に見事な眺望が広がる。終始その端正な姿を見せていた天狗塚が正面に座し、その右手背後には剣山と次郎岌が臨まれる。
十分に眺めを楽しんだら、帰路を戻る。宿題に残した小檜曽山にも十分行けそうな時間だ。小檜曽山への寄り道は、見た目より容易い。それに、違ったアングルから天狗塚と矢筈山が眺められるのもまた良い。
再び分岐点に戻り、下りには「原始林コース」を選んで淡々と歩く。こちらのコースはアップダウンがないので登りで使うにはよいかもしれないが、トラバース道にありがちなルート不明瞭な区間があるので、マーキングや道型には十分注意を払う。
そして、京柱峠目前、というところで、林道に降りる道をみのがし、尾根をどん詰まりまで進んでしまい、またも時間をロスしてしまった。それでも予定よりも早い下山を果たし、峠のベンチで秋の陽光を独り占めして充実した山行を終えたのだった。

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