岡山県鏡野町&真庭市境 作業道〜入道山〜尾根道 三密なし&展望



- GPS
- 02:49
- 距離
- 4.0km
- 登り
- 323m
- 下り
- 311m
コースタイム
- 山行
- 2:08
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 2:46
歩行距離4km、歩行時間2時間、歩行数7,800歩、消費カロリー1,120Kcal
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
南にある「のとろ温泉」から少し上がると、富栄山(ふえいざん)登山者用の駐車場があり、8台程駐車可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所やヤブコギはありません。マダニが多いので要注意です。作業道から尾根道へと登る斜面は崩れやすい箇所があります。最初から尾根道を歩けば問題ありません。尾根道の根曲がり竹は、一部かぶさってくる箇所がありますが、簡単に手でよけられます。なお、ログのスタート地点はなぜか少しずれています。ゴール地点と同じです。 上杉越に入道山方向に向かう作業道入口<写真01>があったので、これが登山ルートだと思い、この道を進みました。実際には、斜面に向かって右側の作業道入口ではなく、左側に取り付かなければならなかったようです。入口のみササをかき分けただけで、草や低木が生えているものの、歩きやすい道だったので、そのまましばらく歩きました。 標高820m辺りで道は右に下り始め、前方は不明瞭になったので、左(南)の高度差30mの斜面に取り付きました。植林帯ですが踏み跡は細く崩れやすく、なぜか点在している天然の木々は枯れて折れやすく、掴めないので少し気を遣いました。 境界尾根に出合うと根曲がり竹(チシマザサ)はまばらで歩きやすく、そこから先はずっと尾根上を歩きました。迷うことはありませんが、標高930m辺りから根曲がり竹の間道になりました。時々、両サイドからかぶさってきますが、足元も前方も見えますし、少し手でよければすみます。いったんは低くまばらになったササでしたが、標高1,010m辺りから頂上<写真08〜15>までは根曲がり竹のトンネルでした。 上杉山頂上<写真08〜15>は根曲がり竹のヤブに囲まれていますが、一部、細い踏み跡があり、多少ならかき分けずに歩けます。山頂からはどの方向へも根曲がり竹のヤブコギは避けられそうになく、少なくとも無積雪期はピストンするしかなさそうです。 復路はそのまま境界尾根を歩きましたが、往路で歩かなかった区間も特にヤブはなく、たまに地籍調査のピンクテープがありました。舗装道路が見えてくると、ピンクテープは北寄りに見えましたが、そのまま尾根を下り、ちょうど車を停めた向かいに下りられました。 |
その他周辺情報 | 上杉越から南下すると、「のとろ温泉 天空の湯」があります。同施設内のお食事処「のとろ館」とともに通常営業中です。なお、のとろ原キャンプ場は10月10日で今年の営業を終了しました。 |
写真
ここから向かって左側の鏡野町と真庭市との境界尾根を登らなければならなかったのですが、右(写真奥)に向かって延びている作業道に入ってしまいました。草や低木が生えているものの、歩きやすい道でした。
ヤマハッカやヒキオコシとは違い、花に模様はありません。母種は四国に生育するミヤマヒキオコシで、主に山陰地方と北陸地方の西部と九州北部に分布しています。一輪だけ咲いていました。
崩れやすい斜面を登っていると、通ろうと思っていた木の根元でフリーズしていました。無毒で主にネズミやミミズなどを餌としています。名前の通り地面にもぐる習性があります。成体の背面側にはこのように赤茶色の地に黒褐色の斑点が散在します。全身を動画に撮りました。
ヤマカガシとは違い、顔に黒い横縞模様があります。頭部はより平らで穏やかな顔立ちです。間近でよく見ると可愛いヘビです。数十cmまで顔を近づけても動きません。死んだふりをしてやり過ごそうとしているのでしょう(+o+)怖がらせてはいけないので、左を巻いて登りました。
カサの直径は5cm程で2本並んで生えていました。カサの裏側は長い針状なのが特徴です。欧米ではシチューやオムレツなどに入れる食用キノコで「pied du mouton(羊の足)」の愛称で親しまれていますが、有毒であることがわかったので食べないほうがいいでしょう。
再び根曲がり竹のヤブに入ると、この周辺は少し開けていました。湖全体は見えませんが、この南に露天風呂番付西の横綱の湯原温泉の砂湯があります。20年程前、この混浴露天風呂を橋の上から眺めていたら、入浴中のご夫婦が立ち上がり前を隠していたタオルで顔をお拭きになりました。水深は膝関節程しかなかったので、顔以外は(+o+)幸い、目撃者は連れだけでした。
入道山頂上に戻ると、やっとうっすら晴れてきました。南東方面には、左のわずかに雲がかかった辺りに富栄山(ふえいざん)、右に木の枝がかかり気味に大空山が見えました。人気の縦走路です。
南東から南方面
左に大空山、中央奥に天ガ山(あまがせん)、右に霰ヶ山(あられがせん)が見えました。旧富村の魅力的な風景です。動画には、8月末に車のキーを落とした思い出のブナの森や富栄山(ふえいざん)も映っています。
オミナエシ に対して、強そうな感じがするというので、オトコ(男)エシという名が付いたということです。実は色が白っぽいので、遠目には花が咲いているように見えます。実だけ見ればイタドリに似ていますが、下の方の葉が3裂します。
余川に下りてすぐの岩の前です。白とピンクのグラデーションで見た目がとても愛らしく、きれいな花です。ママコノシリヌグイ、アキノウナギツカミ、ヤノネグサと似た花が多いのですが、肩が張り出した後緩やかにくびれるような独特の形の葉で見分けられます。
旧富村の余川にかかる渓谷で、白っぽい大きな岩がたくさん転がっているのが車内からでもよく見えます。これは滝の上段で、下段はここから急斜面を下りなければならないようです。周辺を動画に撮りました。
上流部岩群
中央の巨岩の上に立って覗きたかったのですが、99%転倒して、歯止めの効かないバンジージャンプになりそうだったので、踏みとどまりました(-"-)端のほうの岩は道路に面しており、乾いていたので、つっかけでもなんとかなりました。
&セイヨウミツバチ
動画も撮りました。セイヨウミツバチはニホンミツバチとは違い、全体がうっすらオレンジ色を帯び、腹部の縞模様の幅は一定ではありません。セイタカアワダチソウはブタクサに似ていますが、虫媒花のため、花粉症の原因にはなりません。連れは小学生の頃、同級生がこの花の周辺で息を吸ったら死ぬと言い出し、遠足のバス内でみんなで必死に息を止めていた思い出があるそうです。
フルコース1
下山後は岡山市内の「じゅうじゅうカルビ岡山西バイパス店へ。10月10日はじゅうじゅうカルビの日(^^♪秋フェアメニューの合鴨ロースは、鶏肉に似てよりあっさりした味わいで葱生姜醤(ねぎしょうがじゃん)とよく合います。
フルコース2
秋フェアメニューの鶏せせりは希少部位で歯応えがあります。同じく希少部位の牛せせりや厚切りミスジは赤身肉なので肉の味がしっかりしています。ハラミは3種類、厚切りハラミステーキは注文し忘れました"(-""-)"
フルコース3
黒毛和牛焼しゃぶカルビや国産牛カルビはフルコース限定メニューです。四川風辛奴やねぎ塩蒸し鶏などのサイドメニューも充実(*^^*)シーザーサラダなど野菜もたくさん食べられます。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
手袋(防水加工)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子(フード付き)
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー(防水用)
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(地図アプリ使用)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
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感想
【登山者が少ない鏡野町&真庭市境尾根】
鏡野町も真庭市も面積の約8割が森林です。したがって、その境の多くは山の尾根上にありますが、この境(峠)を起点に登山する人はあまりいません。
今回の入道山(にゅうどうやま)は境である上杉越(植杉越)を起点にしてピストンするしかありません。上杉越に駐車スペースがあるかどうかは現地に行ってみないとわからない状況でしたが、躊躇なく自動車で進んだところ、東側の作業道入口に自動車2台分のスペースがありました。予定通り、上杉越を起点に鏡野町と真庭市の境界尾根を入道山まで登ることにしました。
入道山は「鏡野町名山50」の一つですが、ヤマレコでも近年は山行記録がありません。今回の山行中も他に誰一人会うことはありませんでした。
しかし、なぜか、下山直後の正午前後には上杉越を通過する自動車やバイクが多かったです。おそらく、真庭市の湯原や蒜山、鏡野町の奥津やのとろ原を訪問する途上なのでしょう。道が狭いのですれ違うのに苦労されていたようです。自動車を停めた作業道入口で待避できると便利なので、あまり停めないほうがいいでしょう。
【名山というよりも迷山?】
上杉越に入道山方向に向かう作業道入口<写真01>があったので、これが登山ルートだと思い、この道を進みました。ところが、一向に境界尾根に合流する気配がなく、GPSを確認した連れがgoogleマップの航空写真で見えていた作業道に入っていることに気づきました。どうやら、斜面に向かって右側の作業道入口ではなく、左側に取り付かなければならなかったようです。入口のみササをかき分けただけで、草や低木が生えているものの、歩きやすい道だったので、そのまましばらく歩きました。
標高820m辺りで道は右に下り始め、前方は不明瞭になったので、意を決して、左(南)の高度差30mの斜面に取り付きました。植林帯ですが踏み跡は細く崩れやすく、なぜか点在している天然の木々は枯れて折れやすく、掴めないので少し気を遣いました。
境界尾根に出合うと根曲がり竹(チシマザサ)はまばらで歩きやすく、そこから先はずっと尾根上を歩きました。ルートファインディングで迷うことはありませんが、標高930m辺りから根曲がり竹の間道になりました。時々、両サイドからかぶさってきますが、足元も前方も見えますし、少し手でよければすみます。いったんは低くまばらになったササでしたが、標高1,010m辺りから頂上までは根曲がり竹のトンネルでした。そのためか、到着早々に連れがズボンにマダニが大量についていると大騒ぎ、再度虫よけスプレーをしっかり噴射しました(*_*;
さて、落葉期にここを訪問された方々の記録によると、山頂から景観が広がるはずでしたが、到着時はガスっていたこともあり、景色を望むことができませんでした。そこで、山頂を取り囲んでいる根曲がり竹のヤブの中にある踏み跡に入ると、北西から北北東方面は何か所か展望が効きました。特に北西方面は晴れていたこともあり、近くの山々がよく見えました。
山頂からはどの方向へも根曲がり竹のヤブコギは避けられそうになく、おとなしく引き返すことにしました。下山中は晴れてきたので、南方面の霰ヶ山(あられがせん)などが見えました。復路はそのまま境界尾根を歩きましたが、往路で歩かなかった区間も特にヤブはなく、たまに地籍調査のピンクテープがありました。舗装道路が見えてくると、ピンクテープは北寄りに見えましたが、そのまま尾根を下り、ちょうど車を停めた向かいに下りられました。
時期的に花がなくキノコも少なく素朴な山でしたが、南西方面に世界最大の両生類かつ特別天然記念物のオオサンショウウオが生息するなど、興味が尽きない山です。
ちなみに、マダニは下山開始からしばらくするとまたしても大量にしがみついており、下山直後に着替えましたが何匹かは衣類と一緒にお持ち帰りしてしまいました(*_*;幸い、今回は被害はなく、めでたしめでたし(*^^*)それにしても、マダニには虫よけスプレーが効かないとなると、どうしたらいいのでしょうか。
【10月10日は“じゅうじゅうの日”(^^)/】
この日は10月10日、自分たちが子どもの頃に体育の日が制定されました。小学校で運動会が開かれたり、地域のスポーツイベントが開催されるなど、長く人々に愛されてきた祝日です。そんな体育の日が、2020年より「スポーツの日」という新しい名称に変更となりました。本来のスポーツの日は10月の第2月曜日ですが、なんと、今年は東京オリンピックの開会式にあわせて、スポーツの日を7月23日(金)に移動しました(+_+)
しかし、自分の心に深く刻み込まれているのは、天候が安定し、スポーツに適し、さらに食欲も旺盛となる10月10日です。山で汗を流し、おいしいものを腹いっぱい食べる!
そこで、下山後に向かった先は「じゅうじゅうカルビ岡山西バイパス店」です。この日は10月10日なので“じゅうじゅうの日”でした。
秋フェアを実施していたこともあり、稀少部位や新メニューが食べ放題のフルコースにしました。アプリの割引クーポンやクレジットカードのポイントを使い、2人7,000円(税込)で幸せな(満足な)ひとときを過ごしました(*^^*)
食後、“じゅうじゅうの日”キャンペーンのスクラッチくじで2等の20%割引券が当たりました(^^)/ ※外れくじなし!
再訪問の動機がまたできてしまいました。食欲の秋、しばらく続きそうです(#^.^#)
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