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Yamareco

記録ID: 363388
全員に公開
ハイキング
剱・立山

紅葉の下ノ廊下・水平歩道へ

2013年10月28日(月) 〜 2013年10月29日(火)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
26:11
距離
25.3km
登り
2,461m
下り
3,326m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

10月28日
黒部ダム(756)〜内蔵助谷出合(900)〜黒部別山谷(1043/1050)〜十字峡(1205/1240)〜仙人谷ダム(1407)〜阿曽原温泉小屋(1455)
10月29日
阿曽原温泉小屋(607)〜折尾谷(730)〜志合谷(828)〜欅平(1010)
天候 10月28日 快晴
10月29日 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
信濃大町に前泊
信濃大町(615)--扇沢(655/730)--黒部ダム(746)
コース状況/
危険箇所等
断崖絶壁の上を歩くところもあるので気は抜けませんが、過剰なまでに手すりの針金がしっかり張られ、足元も狭いところでは木の桟道が整備されているので、怖いとは思っても危険性はそれほど感じませんでした。毎年整備していただいている関係者に感謝です。
ただ、今回は2日間とも天気に恵まれたため、雨や強風の日はまた状況は違うと思います。
皆さんのレコをみても、ものすごく怖かったという人と大したことはなかったと言う人様々です。自分は行く前はかなりビビっていたので、そうでもなかったという感想です。ざっと言ってしまえば、怖いと思うようなところは全体の数%で、あとは気持ちよく歩けました。

欅平からのトロッコ列車は、休日は遅くなると座席の予約がとれなくなるようですが、この日は平日で余裕があったので、名剣温泉で汗を流して帰路に就きました。
扇沢。こんなにいい天気で、テンション上がります。
2013年10月28日 06:46撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 6:46
扇沢。こんなにいい天気で、テンション上がります。
トロリーバスで黒部ダムに到着。バスを降りて、そのままトンネルを真っ直ぐに進みます。
2013年10月28日 07:46撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
10/28 7:46
トロリーバスで黒部ダムに到着。バスを降りて、そのままトンネルを真っ直ぐに進みます。
ドアを開けて外に出ると
2013年10月28日 07:48撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
10/28 7:48
ドアを開けて外に出ると
雪景色の立山
2013年10月28日 07:57撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 7:57
雪景色の立山
放水をしていない黒部ダムはひっそりとしています。
2013年10月28日 08:13撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 8:13
放水をしていない黒部ダムはひっそりとしています。
しばらくは川沿いの小道を
2013年10月28日 08:26撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
10/28 8:26
しばらくは川沿いの小道を
落ち葉を踏みしめてハイキング
2013年10月28日 08:31撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 8:31
落ち葉を踏みしめてハイキング
日が当たりだすと紅葉がきれいです
2013年10月28日 08:37撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 8:37
日が当たりだすと紅葉がきれいです
歩いているところよりちょっと上の紅葉がいいです
2013年10月28日 08:51撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
10/28 8:51
歩いているところよりちょっと上の紅葉がいいです
2013年10月28日 08:54撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
10/28 8:54
1時間ほどで内蔵助谷出合に到着
2013年10月28日 08:59撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 8:59
1時間ほどで内蔵助谷出合に到着
2013年10月28日 09:01撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 9:01
まだ谷底には日が届かないので、上ばかり見て歩いてしまいます。
2013年10月28日 09:33撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 9:33
まだ谷底には日が届かないので、上ばかり見て歩いてしまいます。
2013年10月28日 09:57撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 9:57
雪渓が残ります
2013年10月28日 10:20撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 10:20
雪渓が残ります
だんだんこんなところが。
2013年10月28日 10:28撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 10:28
だんだんこんなところが。
まだそんなに高くはないです。
2013年10月28日 10:28撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 10:28
まだそんなに高くはないです。
同じような写真ばかり撮ってしまい、なかなか先に進めません。
2013年10月28日 10:30撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 10:30
同じような写真ばかり撮ってしまい、なかなか先に進めません。
高巻きの梯子が付けられています。
2013年10月28日 10:34撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 10:34
高巻きの梯子が付けられています。
黒部別山谷
2013年10月28日 10:43撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 10:43
黒部別山谷
針金につかまっていれば大丈夫ですが、木が濡れていると滑ります。
2013年10月28日 10:55撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 10:55
針金につかまっていれば大丈夫ですが、木が濡れていると滑ります。
2013年10月28日 10:56撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 10:56
2013年10月28日 11:19撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
10/28 11:19
2013年10月28日 11:30撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 11:30
2013年10月28日 11:31撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 11:31
写真だとあまり高度感ありませんが、ちょっと怖いです。
2013年10月28日 11:38撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 11:38
写真だとあまり高度感ありませんが、ちょっと怖いです。
2013年10月28日 11:40撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
10/28 11:40
2013年10月28日 11:46撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
10/28 11:46
2013年10月28日 11:49撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 11:49
2013年10月28日 11:49撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 11:49
2箇所ほど、シャワーを浴びました。
2013年10月28日 11:57撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 11:57
2箇所ほど、シャワーを浴びました。
十字峡
2013年10月28日 12:07撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 12:07
十字峡
2013年10月28日 12:47撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 12:47
この建物の地下が発電所でしょうか?
2013年10月28日 13:00撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 13:00
この建物の地下が発電所でしょうか?
2013年10月28日 13:02撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 13:02
S字峡
2013年10月28日 13:26撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 13:26
S字峡
突然、送電線引出口が2つ現れます。普段なら自然を壊して何てものを作るんだと怒りが湧いてきそうですが、発電所建設の苦労を思い、ちょっと感動しました。
2013年10月28日 13:38撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 13:38
突然、送電線引出口が2つ現れます。普段なら自然を壊して何てものを作るんだと怒りが湧いてきそうですが、発電所建設の苦労を思い、ちょっと感動しました。
建物の中を通過。
2013年10月28日 14:10撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
10/28 14:10
建物の中を通過。
2013年10月28日 14:11撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 14:11
関電の軌道を横切る
2013年10月28日 14:13撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 14:13
関電の軌道を横切る
高熱隧道の一端でしょうか。熱気で溢れていました。
2013年10月28日 14:14撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 14:14
高熱隧道の一端でしょうか。熱気で溢れていました。
阿曽原温泉小屋に到着。この日は20人ほどの宿泊でしたが、前日の日曜日は80人ほどで、食堂にまで布団を敷いたそうです。
2013年10月28日 14:56撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 14:56
阿曽原温泉小屋に到着。この日は20人ほどの宿泊でしたが、前日の日曜日は80人ほどで、食堂にまで布団を敷いたそうです。
温泉最高でした。
2013年10月28日 16:16撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/28 16:16
温泉最高でした。
こんな気持ちの良い道も多いです。
2013年10月29日 06:42撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/29 6:42
こんな気持ちの良い道も多いです。
それほど怖くないところですが、ずっと針金が張ってあります。
2013年10月29日 07:17撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/29 7:17
それほど怖くないところですが、ずっと針金が張ってあります。
折尾ノ大滝
2013年10月29日 07:29撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
10/29 7:29
折尾ノ大滝
堰堤の下にトンネルが作られています。
2013年10月29日 07:35撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
10/29 7:35
堰堤の下にトンネルが作られています。
見事な一直線
2013年10月29日 07:41撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/29 7:41
見事な一直線
奥鐘山西壁
2013年10月29日 08:06撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/29 8:06
奥鐘山西壁
2013年10月29日 08:12撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/29 8:12
2日目の水平歩道では、一番高度感のあった大太鼓。
2013年10月29日 08:13撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/29 8:13
2日目の水平歩道では、一番高度感のあった大太鼓。
2013年10月29日 08:16撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/29 8:16
この辺りなら落ちても途中で止まりそう。
2013年10月29日 08:18撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
10/29 8:18
この辺りなら落ちても途中で止まりそう。
こういうところで頭ぶつけます
2013年10月29日 08:18撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/29 8:18
こういうところで頭ぶつけます
完全にオーバーハングしています。
2013年10月29日 08:19撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
10/29 8:19
完全にオーバーハングしています。
どこまで行っても水平
2013年10月29日 08:24撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/29 8:24
どこまで行っても水平
ホント水平
2013年10月29日 08:35撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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10/29 8:35
ホント水平
岩にボルトを打ち、上からワイヤーで支えているだけで、完全に宙に浮いているかつての歩道。わかるでしょうか。
今はトンネルで通過できます。
2013年10月29日 08:43撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
2
10/29 8:43
岩にボルトを打ち、上からワイヤーで支えているだけで、完全に宙に浮いているかつての歩道。わかるでしょうか。
今はトンネルで通過できます。
最後は高度を下げてきた尾根に上がり、立山側の山が見えます。左は猫又山。
2013年10月29日 09:42撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
10/29 9:42
最後は高度を下げてきた尾根に上がり、立山側の山が見えます。左は猫又山。
ここからがまた長旅です。
2013年10月29日 11:43撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
10/29 11:43
ここからがまた長旅です。

感想

初めて下の廊下の名前を知ったのは30年近くも前だろうか。テレビで黒部の絶景を見て、登山のエキスパートのみが足を踏み入れることができる場所で、自分には一生縁がないと思っていた。
インターネットの発達により、さまざまな人が下の廊下を歩いているのを知り、また昔は地図で破線ルートだったところが実線で描かれているのを見て、自分でも行く気になって数年前からタイミングを狙っていた。紅葉の時期と天気、休みが何とか揃い、ついに決行することができた。
荷物はコンパクトにというアドバイスが多かったので、阿曽原温泉は小屋泊まりとした。

【1日目】
信濃大町に前泊し、始発バスで黒部ダムへ。この時はまだビビっていて時間が心配だったので、ダムは見学せず、すぐに歩きだす。平日だったので、一緒に歩きだしたのは10人くらい(ダムを見学してからの人もいた模様)。
黒部川まで一気に下り、最初のうちは川沿いをハイキング気分で歩く。出発して1時間くらい、内蔵助谷出合あたりから、だんだん岩壁を削って作ったような道が出てくる。下を見ると足がすくむような場所もあるが、ずっと丈夫な針金が張ってあるので、それをつかんでさえいれば、それほど危険な感じはない。ただ、岩壁を削った道はところどころ岩が出っ張っており、ヘルメットはかぶった方が良いと思う。頭上を気にせず、足元に集中できる。自分は182cmと割と背が高いこともあり、この日のためにヘルメットを購入した。
それにしても紅葉がすばらしく、立ち止まってばかりで、なかなか先に進まない。天気も最高で、本当に来てよかったと思う。
道が狭く高度感もあるのは黒部別山谷前後の区間で、それ以降は高度はあっても道が広くなっていたり、時々森の中のハイキング道のようなところだったりと、最高の紅葉を楽しみながら歩くことができた。、

【2日目】
阿曽原温泉から少し登り、水平歩道に戻る。1日目に比べ川からの高さはあるが、断崖絶壁というより山の急斜面に作られた道のようなところが多い。ずっと標高950メートルのあたりに道が作られ、道なりに沢を越えて対岸を見ると、紅葉の山肌に見事に一直線に筋が通っている。
この日の危険箇所は大太鼓あたりくらいで、それ以外は美しい紅葉を眺め、近くを歩いている人とすごいねー、きれいだねーを連発していた。


「高熱隧道」「黒部の太陽」を読んでダム工事のことはいくらか様子がわかったが、自分は日電歩道の工事がとても気になった。日電歩道は昭和4年には全通していたとのことだが、何十キロに渡るあの断崖絶壁の工事にも、どれほどの困難があったのだろうか。道の上や下を何度も見て、最初はこんな状態のところだったんだろうな、一体だれがこんなところに道をつけようと考えたのだろう、と思いながら歩いていた。

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コメント

こんばんは。
28日、黒部別山谷位でスレ違いましたね。
確か、自分と2〜3分話した方ではないですか?
自分は緑色のメタリック色のヘルメットを被ってました。
仙人ダムの紅葉はどうでしたか?
日が綺麗に当たって素晴らしかったでしょうね〜
2013/11/1 0:30
tsuka-ponさん
こんにちは。

確かにすれ違っていますね。
黒部別山谷あたりであまり長時間話をした方はいなかったと思いますが、違っていたらごめんなさい。私は青色のBlack Diamondのヘルメットをかぶっていました。

逆コースだと、仙人ダムやS字峡あたりでまだ日が当らないのですね。私は午後に通過したので、ちょうどその辺りが一番いい感じでした。
2013/11/1 8:28
プロフィール画像
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