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記録ID: 364576
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ハイキング
甲信越

【ワレメキ☆トキメキ】巻機山・割引岳(井戸尾根ピストン)

2013年11月02日(土) [日帰り]
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otkme その他2人
GPS
--:--
距離
12.0km
登り
1,467m
下り
1,454m

コースタイム

06:30 桜坂駐車場 
07:30 五合目
08:10 六号目
08:45 七合目
09:30 九号目ニセ巻機
09:45 避難小屋
10:10 山頂分岐
10:30 巻機山最高点
11:05 割引岳
11:50 避難小屋(お昼ごはん)
12:40 下山開始
14:15 五合目
15:00 桜坂駐車場

往路5時間20分 休憩50分 復路2時間20分
行動時間合計8時間30分
天候 くもひとつないはれ
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往路:所沢IC〜石打塩沢IC 霧の291号線から巻機山キャンプ場
駐車場:桜坂有料駐車場、舗装されたきれいな駐車場、トイレ、靴洗い場、登山ポストあり、帰りがけに500円徴収
復路:291号線から塩沢石打IC〜所沢IC 花園から東松山で断続渋滞
コース状況/
危険箇所等
終始歩きやすく、わかりやすい登山道。
山頂近辺に多少雪あり、特に巻機山から割引岳方面に下る木道の雪には注意が必要。
木段は幅が広いので、歩幅合わないと少し辛いかも。

石打のインターから登山口までコンビニはなし。インター出て右折、17号との交差点にローソンあり。

291号、インターの交差点越えて橋を渡ったところにある金城の里、大人320円で源泉のいいお風呂。
15日ぶりのお休み。もちろん山へ。
15日ぶりのお休み。もちろん山へ。
石打のインターを下りて右折、一旦17号に出てコンビニへ。朝は軽めに(?)ナポリタン、700kカロリー。
石打のインターを下りて右折、一旦17号に出てコンビニへ。朝は軽めに(?)ナポリタン、700kカロリー。
桜坂駐車場の手前側に駐車して、クライムオン。
桜坂駐車場の手前側に駐車して、クライムオン。
沢筋も興味津々ですが、今日は女子もいるので尾根ピストンで。
沢筋も興味津々ですが、今日は女子もいるので尾根ピストンで。
早速、紅葉の洗礼。まだ日も当たってないのに、この発色。
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早速、紅葉の洗礼。まだ日も当たってないのに、この発色。
振り返ると、大源太山? しかしあれはただの無名峰だと後で気づかされる。
振り返ると、大源太山? しかしあれはただの無名峰だと後で気づかされる。
樹林帯の樹々も、朝日に照らされキラキラ。
樹林帯の樹々も、朝日に照らされキラキラ。
六合目辺りから、行く先にピークが見える。三角錐が割引岳、巻機山は右手奥に隠れているらしい。
六合目辺りから、行く先にピークが見える。三角錐が割引岳、巻機山は右手奥に隠れているらしい。
草紅葉な山肌に朝日があたり、たまらない色合いに。
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草紅葉な山肌に朝日があたり、たまらない色合いに。
朝日岳、大源太山、谷川連峰がお目見え。THE DAYな予感、ビシバシ。
朝日岳、大源太山、谷川連峰がお目見え。THE DAYな予感、ビシバシ。
ぐるっと越えてきた、舞子のゲレンデが眼下に。
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ぐるっと越えてきた、舞子のゲレンデが眼下に。
ナナカマドの実と秋の空。たわわに実ったナナカマドを見ると、イクラが食べたくなりませんか?
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ナナカマドの実と秋の空。たわわに実ったナナカマドを見ると、イクラが食べたくなりませんか?
七合目。少し風はあるものの、気持ちのいい気候。
七合目。少し風はあるものの、気持ちのいい気候。
割引沢に水が流れる音が、ゴウゴウと聞こえてくる。いつかは歩いてみたい沢筋だ。
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割引沢に水が流れる音が、ゴウゴウと聞こえてくる。いつかは歩いてみたい沢筋だ。
振り返るとこんな感じ。地味に高さを稼いでいる。
振り返るとこんな感じ。地味に高さを稼いでいる。
右奥にうっすらと見える雪山が、多分白馬。そのさらに右が、多分火打と妙高?
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右奥にうっすらと見える雪山が、多分白馬。そのさらに右が、多分火打と妙高?
取り付きはかなりの傾斜、がんばれ!
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取り付きはかなりの傾斜、がんばれ!
最高の眺望に、何度も振り返ってはニヤニヤしてしまう。
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最高の眺望に、何度も振り返ってはニヤニヤしてしまう。
青空に続く階段、ピークは間もなく!
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青空に続く階段、ピークは間もなく!
到着!と思ったらニセ!
散々みんながやったであろうけど、お約束で。
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到着!と思ったらニセ!
散々みんながやったであろうけど、お約束で。
もちろん奥にはご本人が控えています。あともう少し。
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もちろん奥にはご本人が控えています。あともう少し。
さらにその奥には、割引岳。ワリビキと書いてワレメキと読むんです。
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さらにその奥には、割引岳。ワリビキと書いてワレメキと読むんです。
鞍部にある避難小屋。小屋の中には早くも食事休憩な皆さんが。肉の焼ける匂いに後ろ髪引かれつつ、出発。
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鞍部にある避難小屋。小屋の中には早くも食事休憩な皆さんが。肉の焼ける匂いに後ろ髪引かれつつ、出発。
笹に覆われた気持ちの良い登山道。
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笹に覆われた気持ちの良い登山道。
大中小と並んだ可愛い池塘を越えて。
大中小と並んだ可愛い池塘を越えて。
木段をしばらく登るとそこは。
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木段をしばらく登るとそこは。
越後三山、どどーん!
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越後三山、どどーん!
あちらが最高点とのことで、向かいます。
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あちらが最高点とのことで、向かいます。
最高点に何もなかったので通り過ぎてしまい、引き返す。
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最高点に何もなかったので通り過ぎてしまい、引き返す。
どうやら、このケルン?的なものしか無いようです。
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どうやら、このケルン?的なものしか無いようです。
それでは、割引交渉に向かうとしますか。
それでは、割引交渉に向かうとしますか。
越後三山が見事過ぎて、何枚も撮ってしまう。
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越後三山が見事過ぎて、何枚も撮ってしまう。
真っ平らな牛ヶ岳。引き返してしまったが、行けばよかったと後悔。
真っ平らな牛ヶ岳。引き返してしまったが、行けばよかったと後悔。
巻機山からの下り、日陰の木道に溶け残った残雪が嫌らしく、トモちゃん2回ほど尻もち。
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巻機山からの下り、日陰の木道に溶け残った残雪が嫌らしく、トモちゃん2回ほど尻もち。
どちらから見ても、キレイな三角錐。
どちらから見ても、キレイな三角錐。
ナナカマドと越後三山。
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ナナカマドと越後三山。
六日町方面が一望。
六日町方面が一望。
一等三角点に、タッチ。
一等三角点に、タッチ。
割引交渉中?
山頂はもちろん、360度の大パノラマ。
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山頂はもちろん、360度の大パノラマ。
どどーん!
割引岳の裏側、上級者ルートらしいです。
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割引岳の裏側、上級者ルートらしいです。
祠と、越後三山。
祠と、越後三山。
避難小屋までの稜線、笹がキラキラ。
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避難小屋までの稜線、笹がキラキラ。
ぼくは巻機山より、君の方が好きだよ。さよならワレメキ。
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ぼくは巻機山より、君の方が好きだよ。さよならワレメキ。
黄金に輝く草原。柔らかな山容にココロホッコリ。
黄金に輝く草原。柔らかな山容にココロホッコリ。
山頂は混んでいたので、避難小屋でごはんにすることに。青空背負って、下山。
山頂は混んでいたので、避難小屋でごはんにすることに。青空背負って、下山。
避難小屋から、巻機山の全容。
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避難小屋から、巻機山の全容。
おにぎりを車に忘れてきたことが発覚。カップラーメンと魚肉ソーセージのみの寂しいランチ。
おにぎりを車に忘れてきたことが発覚。カップラーメンと魚肉ソーセージのみの寂しいランチ。
しかしメインディッシュは、この光景。お腹いっぱい。
しかしメインディッシュは、この光景。お腹いっぱい。
いつの間にかモロちゃんが遠くの草原に。
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いつの間にかモロちゃんが遠くの草原に。
笹の道の向こうに、ちょこんと割引岳のピーク。
笹の道の向こうに、ちょこんと割引岳のピーク。
モロちゃーん、行くよー。
モロちゃーん、行くよー。
一気に六合目まで下りて振り返ると、見事な青空を背負ったニセ巻機が。
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一気に六合目まで下りて振り返ると、見事な青空を背負ったニセ巻機が。
朝は気づかなかったけど、日が当たるとホワホワと柔らかな山容。
朝は気づかなかったけど、日が当たるとホワホワと柔らかな山容。
やっぱり今日のメインは、割引岳。
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やっぱり今日のメインは、割引岳。
麓近辺は、紅葉真っ盛り。色とりどりの樹々の奥には、さっきまで立っていた山頂が。
麓近辺は、紅葉真っ盛り。色とりどりの樹々の奥には、さっきまで立っていた山頂が。
何度も立ち止まっては、撮影大会。
何度も立ち止まっては、撮影大会。
不思議な紫色の木の実。ムラサキシキブ。
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不思議な紫色の木の実。ムラサキシキブ。
黄色く輝く森を歩く。
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黄色く輝く森を歩く。
見上げれば、そこにも金色に輝く葉が。
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見上げれば、そこにも金色に輝く葉が。
そこは、撮るよねー。
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そこは、撮るよねー。
苔と落ち葉も、いい感じ。
苔と落ち葉も、いい感じ。
登山道終了。お疲れ様!
登山道終了。お疲れ様!
描写がリアルすぎる、クマ。
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描写がリアルすぎる、クマ。
駐車場が見えてきました。
駐車場が見えてきました。
新潟の山ではお馴染みの、絵手紙風看板。
新潟の山ではお馴染みの、絵手紙風看板。
駐車場の辺りの樹々も、燃え上がるような色合い。
駐車場の辺りの樹々も、燃え上がるような色合い。
堰堤ごしに、色づく山々。
堰堤ごしに、色づく山々。
ワレメキ、トキメキ、また来るね。
ワレメキ、トキメキ、また来るね。
巷で話題の、俳優さんのお父さんの捜索願い。でも、20日以上経ってるし...
巷で話題の、俳優さんのお父さんの捜索願い。でも、20日以上経ってるし...
山の麓、金城の里にてお風呂。露天なしですが、源泉のお風呂大人320円!
山の麓、金城の里にてお風呂。露天なしですが、源泉のお風呂大人320円!

感想

前回の山行から半月、ちょっとした嵐に巻き込まれて無休。

さすがに公私共に疲弊の限界。そうだ、こんな時こそ山に出掛けねば。世間は三連休、名だたる山は混むだろうなと、もう少し紅葉もたのしみたいなと、しかし普段休みの合わない面々と同行できるなと。トモちゃんに声をかけたら巻機山に行ってみたいとの事、モロちゃんも誘って久々のトリオ登山。

市川、浦和とお迎えに走り、3時半に関越。トンネルくぐって石打丸山、雪のないゲレンデ脇、濃霧の里山を抜け清水の集落に着くと、青い空をバックに格好の良い稜線のシルエットが現れる。ジワジワと上がるテンションを抑えきれず、準備もそこそこで6時半に出発。

落ち葉の敷き詰められた登山道をサクサクと進む。夜露に湿った枯葉の匂いが鼻腔をくすぐる。登山道の紅葉も赤に黄色に想像以上に残っていて、飽きることがない。無風、快晴、すぐに汗ばんできて、ジャケットを脱ぐ。

六合目の辺りから正面に美しいピラミタルなピークが見え、あれが巻機山かと思って道行く登山者の方に尋ねると、それは割引山だと教えて頂く。どうやら巻機山は前巻機を越えるまで見えないらしい。さらに進んで森を抜けると後方にも美しいピーク、上越のマッターホルンこと大源太山。谷川岳方面もバッチリ見渡せ、標高と共に上がるテンション。稜線は多少肌寒いけど、汗ばんだ身体に秋の風が心地よい。

やっと九合目、前巻機に到着。ご存知「ニセ巻機山」の汚名を着せられた悲劇のピーク、皆さんニセの部分を隠したり、色んなポーズで記念撮影。そしてニセの後ろからはもちろんご本人登場のパターン、巻機山がその全容を現す。枯れた下草がキラキラと輝く、柔らかなタッチの絵画のような様相。

避難小屋では早めのお昼休憩をとっているパーティーが、室内のトイレは使用不可との事で裏手のトイレ借りて小休止。笹の道をしばらく進むと大中小と可愛らしい池塘、薄氷の張った池の中にはキレイな緑色の藻が。木段をズンズンと登ると山頂看板のある分岐に出た。

看板の向こうには八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳の越後三山が揃い踏み。牛ヶ岳、割引岳の両ピーク踏むと時間的にちょっと、ということで少しだけ牛ヶ岳方面に進み、巻機山最高点だけ踏む事に。しかし最高点には道標も何もなく、パッとしないケルンがあるのみ。

気を取り直して割引岳。巻機山からの下りは、木道に最近降ったらしい雪が溶け残っていて嫌らしい。トモちゃん悲鳴と共に二回ほど尻もち。割引岳に続く気持ちの良い稜線の道、山頂は予想通り、360度の大パノラマ。遠くは尾瀬日光方面から妙高火打に白馬、目の前には越後三山がどどーんとそびえ立つ。山頂に居た方々としばし談笑、割引沢を詰めて来たという男性、軽やかに下って行く。

巻機山頂はそこそこの混雑、避難小屋まで下りてお昼休憩。おにぎりを車に置いてきてしまったので、カップヌードルと魚肉ソーセージで軽くすます。しかし何よりのご馳走は眼前に広がる雄大な巻機山の山容。しばしのんびりしてから下山開始。

朝は気づかなかった紅葉が、午後の陽射しを浴びてまさに錦繍の装い。長い下りもあっという間、駐車場に着くとまさに紅葉真っ盛り。駐車場の料金払って、291号走りながら振り返れば夕陽に照らされた紅葉の山肌が輝いている。

地元の皆さんが集う憩いの場「金城の里」にてお風呂。内湯と洗い場だけのシンプルな施設ながら、源泉の湯で320円は格安。時間も早かったのでごはんは食べずにビュンっと帰宅のつもりが、そこかしこで渋滞。結局、20時帰宅。

---
心を亡くすと書いて、忙しい日々。亡くした心は抜けるような秋の空と、色づく樹々と、山に集うみんなの笑顔なのおかげで、取り戻すことができました。感謝。

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コメント

お疲れ様でした。
亡くした心を取り戻せる、そんな素晴らしい景色でしたね。
青空と紅葉の山肌のコントラスト、心に沁みました〜
2013/11/6 0:01
忙しい時ほど
山のありがたみがわかりますよね。

それにスコーンと晴れた秋の空と紅葉まで着いてきて、言うことなしの休日でした!
2013/11/7 13:21
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