伯耆大山(夏山登山道〜行者谷登山道)
- GPS
- 06:10
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 955m
- 下り
- 957m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
夏山、行者谷の登山道は全体によく整備されていて、危険箇所や迷い易い場所はありませんでした。 登山ポストは南光河原駐車場と夏山登山口からすぐの所にありました。 南光河原駐車場にトイレ、大山頂上避難小屋に売店とトイレがありました。 |
写真
感想
毎週のように発生する台風のせいで、暫く山に行けませんでしたが、11月になって3連休の初日だけ天気が良さそうだったので、中国地方最高峰の伯耆大山に行って来ました。
例によって金曜日の夜に大阪を出発して、大山隠岐国立公園内にある大山寺の南光河原駐車場に深夜1時過ぎに着くと、駐車場には2割程度の前泊組の車がありました。大山寺周辺には他にも無料駐車場がいくつかありますが、南光河原駐車場は登山口にも近く、トイレや登山ポストもあるので車内泊にはいいと思います。
朝は5時に起床。6時くらいに出発するつもりだったけど、辺りはまだ薄暗かったので少しのんびりして、結局6時45分に駐車場を出発しました。どんどん日が短くなってるんですね〜
駐車場から歩いて2分くらいで大山夏山登山道の登り口があり、整備された石段を登っていきます。標高780mの登山口から1709mの大山(弥山)の頂上まで約930mの標高差ですが、途中の分岐には必ず案内板があり、100m毎と合目の標板が登る目安になるので安心して歩くことができました。
取り付きから背の高いブナ林のなだらかな樹林帯を進んで、一合目を過ぎた辺りから石階段は木の階段になります。二合目、三合目を共に10分ほどで通り過ぎると、徐々に階段が急になってきました。四合目をスタートから約1時間で通過すると、五合目の行者谷分かれに到着。ここからは行者谷コースとの合流になり、更に進むと展望が開けて避難小屋のある六合目に着きます。
六合目のベンチから大山寺周辺や、日本海、境港の町の展望も見れるようですが、この日はよく晴れていたものの、朝もやのせいか海の方は霞んでいてよく見えませんでした。六合目で少し休憩して先に進むと、道は急登やガレ場も増えていき、道幅も狭くなって渋滞で詰まることが多くなります。
出発から2時間ほどの七合目を過ぎた頃から、下山される方との行き違いもあったりで、なかなか八合目に辿り着きません。それでもこの辺りでは高い木が少なくなって、振り返ると高度感のある景色や、屏風型の岩肌があらわになった北壁を見たりしながら、ゆっくりと山頂を目指します。
八合目を過ぎて暫く登ると、見晴らしのいいなだらかな尾根道になり、植林保護の木道が山頂まで続きます。木道からは山頂までの道がはっきりと見通すことができるので、気分が高まります。九合目から岩室への分岐を過ぎると、弥山の避難小屋が見えました。この避難小屋を取り巻くように敷かれた木道を進んで、出発から2時間40分の9:25に弥山の山頂(1709m)に到着しました!
山頂には「大山頂上1710.6m」と書かれた石碑がありました。弥山の頂上は1709.4mの筈と思っていたのですが、大山の三角点が平成12年の地震の影響で山頂が1.2m低くなってしまったそうです。弥山の山頂からは大山の最高峰の剣ヶ峰(1729m)が迫力のある南壁の先にそびえ立っています。剣ヶ峰へ向かう縦走路には何本ものロープで閉ざされて立ち入り禁止になっていました。
暫く剣ヶ峰に見とれてると風も強くなってきたので、大山頂上避難小屋で小休憩。避難小屋の中は沢山の人が休憩されていました。登山バッチを購入したりする間にも次々と人が入ってこられるので、早々に避難小屋を出て下山開始です。
帰りはダイセンキャボクの群生の中の木道を岩室経由で下りました。八合目を過ぎた頃からは登って来られる方が多くて、道幅の狭い急登が続く場所での行き違いがとにかく大変でした。最初は駐車場に近くて最短距離の夏山登山道で下りるつもりだったのですが、五合目の行者谷分かれで行者谷コースに緊急避難しました。
行者谷コースに入ると、一気に人は減って、先程までの渋滞が嘘のような、のんびりした下山になりました。黄色く色づいたブナに覆われた道は雰囲気が良く、傾斜は確かに急なのですが、整備された階段は歩きやすくて、行者谷コースにして正解でした。
五合目から30分ほど下ると、視界が突然開けて、崩落した石が堆積する元谷の河原に着きました。沢は200m以上の幅があり、頭上にそびえる大山北壁からの山肌は見事な紅葉に染まっています。川上から堰堤が幾重にも築かれ、崩落と土石流から下の大山寺集落を守っているように見えました。
元谷のあまりの景色の良さに、思わず河原で大休憩。おにぎりを食べながら北壁や宝珠山の紅葉をたっぷりと楽しみました。昼食後は河原の石の赤いペンキマークを頼りに下山道に戻ります。
元谷からは25分ほどで大神山神社奥宮に出ました。ここまで来ると参拝や紅葉鑑賞目的の人も沢山居てホッと一息。神社で無事に下山できたお礼をしてから、石畳の参道を下りて行きました。やがて大山の旅館街になると、道の両脇にはお店がいっぱいですっかり観光気分♪
結局ゆっくりと3時間かけて13時前に駐車場に戻ってきました。前回の八ヶ岳が日没を過ぎてしまったので、余裕を持って歩けるってやっぱり安心ですね。初めての大山でしたが最高の時期に来れたと思います。また別の季節に別のコースにも登ってみたい、魅力たっぷりなお山でした♪
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