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Yamareco

記録ID: 3696353
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トレイルラン
八ヶ岳・蓼科

【トレラン】美ヶ原高原ロングトレイル 1Day/45km(時計回り:四賀→牛伏寺)

2021年11月02日(火) [日帰り]
 - 拍手
motch その他1人
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
13:21
距離
43.6km
登り
3,328m
下り
3,202m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:57
休憩
1:23
合計
13:20
5:15
5:15
43
5:58
5:58
48
6:46
6:56
32
7:29
7:33
79
8:52
9:14
69
10:23
10:27
10
10:37
10:38
42
11:45
12:04
11
12:15
12:16
9
12:25
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3
12:28
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11
12:39
12:41
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13:13
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13:41
13:42
4
13:46
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52
14:38
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96
16:14
16:14
19
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16:34
34
17:08
17:09
24
17:33
17:34
11
17:45
17:46
40
[美ヶ原ロングトレイルについて]
※松本市のホームページより一部引用
美ヶ原高原ロングトレイルは、市民の健康増進を図る目的で整備を行い、岳都松本の東山地域、美ヶ原高原を中心に、北は四賀地区の金山町を起点に戸谷峰、武石峰を通り、日本百名山でもある美ヶ原高原王ヶ頭を目指します。
王ヶ頭に立てば、北アルプス、南アルプス、富士山、八ヶ岳、浅間山と雄大な山々の眺望が堪能できる360度の大パノラマが広がります。
アルプス展望コースを抜け、茶臼山、三峰山、鉢伏山を通り南の起点である牛伏寺までの、総延長約45キロメートルのロングトレイルです。
https://www.city.matsumoto.nagano.jp/smph/miryoku/kanko/matsumoto/2013longtrail.html

[美ヶ原ロングトレイル踏破証]
全コース内に設けられた9箇所の関門を写真撮影し、松本市の観光プロモーション課に送付することで、「美ヶ原ロングトレイル踏破証」がもらえます。そのため、今回は9箇所で写真撮影しています。
https://www.city.matsumoto.nagano.jp/smph/miryoku/kanko/matsumoto/longtrailtouhasyou.html

[反省点]
どうにか完走した今回のトレイルだったが、最後の3分の1で大きくペースを落としたため、明るいうちに下山できなかった。以下、反省点を列挙する。

1.多飲水
中盤でペースを上げすぎて口渇感と発汗が著明だったため、水分摂取をし過ぎてしまった。3.5L近く飲んでしまったが、実際にはペースを抑えつつ2L近くが至適か。

2.コーラ飲用
序盤〜中盤に自動販売機でコーラを購入して飲んだが、そのしばらくあとから腹部の張りに苦しめられた。ランによって炭酸水が胃の中でシェイクされたことが原因と思われる。特にトレラン中は炭酸飲料厳禁。

3.糖類摂取方法の見直し
補給用の食料として、チョコレートやナッツ等を用意したが、エネルギー源としての役割はあまり果たせなかった。本来、脂質の使用が中心であれば、糖質はあまり必要ないのだけれど、消耗が激しかったため、糖質をかなり消費した。チョコレート、特にココアは多糖類で分解に時間がかかるため、トレランのような運動強度には不向きで、単糖類であるブドウ糖を多く含んだラムネや、二糖類を多く含んだ羊羹などが適切と思われる。また、ナッツは消化が良くないためトレランには不向き。

4.30kmの壁
これまで登山では1日30km超を歩いたことはあるが、トレランで30km以上は初めてだった。30kmまでは順調だったが、そこから急激に消耗して足が止まってしまい、同行者に迷惑をかけてしまった。今後はLSDなどのトレーニングや長距離ロードランのトレーニングの比率を増やし、長距離に耐えられる体力と代謝を獲得する必要がある。
天候 晴 雲量は4-7
過去天気図(気象庁) 2021年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
1台は旧四賀村金山町の信州ゴールデンキャッスル奥の登山者用Pにデポ
もう1台は牛伏寺の鉢伏山登山口駐車場にデポ
コース状況/
危険箇所等
[四賀金山〜戸谷峰]
最初の2kmちょっとは林道のような道で歩きやすい。そこからは登山道。朝イチから標高差750mはなかなか骨。
[戸谷峰〜一ノ瀬集落]
距離は2kmあまりと短いが標高差700mの急な下り、途中ガレ場あり。一ノ瀬に降りたときに国道(ほぼ自動車専用道路)を横断しなければならず危険。注意。
[一ノ瀬集落〜烏帽子岩]
尾根ルートと沢ルートがあるが、ロングトレイルでは沢ルートが正規。
再び標高700mの登り返し。かなり辛い。アップダウン的にはここが核心だが、体力に余裕があれば大丈夫。というか、ここでヘバッていては完走は覚束ない。
[烏帽子岩〜武石峠]
林道に沿って登山道あり、短い距離だが登り基調でアップダウンを繰り返すので案外堪える。朝は笹に夜露がついて濡れる。武石峠で林道は終わり、浅間温泉から上がってくる一般道と合流する。
[武石峠〜思い出の丘〜武石峰〜美ヶ原自然保護センター]
開けた快適なトレイルができる。アップダウンも少なめ。
[美ヶ原自然保護センター〜王ヶ頭]
緩やかな登り。すぐ着く。
[王ヶ頭〜茶臼山]
烏帽子岩(序盤の同名とは別の岩)付近まではややがれているところもあるが、そこから先は牧場の脇を快適に走れる。スピードに乗れる。
以前のルートは塩くれ場のトイレ付近に迂回していたが、現在は標識に従ってショートカットするのが正解。
[茶臼山〜扉峠]
急な下りでところどころガレあり。
[扉峠〜三峰山]
しばらくは車道を走り、途中から登山道に入る。スタートからの総距離が30kmに近づき、三峰山の登りで疲れが一気に出るところ。序盤で飛ばしすぎるとこのあたりでヤマがくるか。
[三峰山〜二ツ山分岐]
一気に300mほど標高を下げる。途中、尾根の北側のトラバース道は快適に走れるが疲れが来ている状態だとふらついて転落の危険もあり。二ツ山への270mの登り返しが最後のヤマか。
[二ツ山分岐〜鉢伏山荘]
比較的緩やかなアップダウンを繰り返すが、最終盤に差し掛かり思うように体が動かないかも。余力があれば快適に走れる良ルート。
[鉢伏山荘〜牛伏寺分岐]
車道メイン。下りなので余力があれば順調に走れるか。鉢伏山荘は無人だったが、通行料300円はちゃんと支払いましょう(ポストへ)。
[牛伏寺分岐〜牛伏寺鉢伏山登山口]
ブナの木権現で沢ルートと尾根ルートが分岐するが、沢ルートがロングトレイルの正規。ただし暗くなったあとは危険なので尾根ルートのほうが良い。
また、尾根ルートは1箇所わかりにくいところ(左が平らな道、右が細いテープが付いているがえぐれて石がゴロゴロした道)があるが、右が正解。左に行くと鹿防護柵にあたって詰まるので、それに沿って無理やり牛伏寺まで降りていくしかなくなる。
その他周辺情報 牛伏寺の近くの崖の湯は休業中。
四賀に車を回収に行く途中、安曇野市田沢にある豊科温泉 湯多里 山の神がオススメ。
スタート。初めてのロングトレイル、果たして最後まで走れるか。
スタート。初めてのロングトレイル、果たして最後まで走れるか。
余裕綽々の同行者。小柄ですがものすごい体力の持ち主。この時点ですでに足を引っ張りそうな予感。
余裕綽々の同行者。小柄ですがものすごい体力の持ち主。この時点ですでに足を引っ張りそうな予感。
自宅から近いためしょっちゅう登っている戸谷峰ですが、四賀側から来たのは初めて。
自宅から近いためしょっちゅう登っている戸谷峰ですが、四賀側から来たのは初めて。
戸谷峰山頂、まずは第一関門通過。
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戸谷峰山頂、まずは第一関門通過。
戸谷峰山頂からは常念山脈とその向こうに槍穂の白い姿が見えます。今年の冬は早そうです。
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戸谷峰山頂からは常念山脈とその向こうに槍穂の白い姿が見えます。今年の冬は早そうです。
戸谷峰からの下りは紅葉真っ盛り。
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戸谷峰からの下りは紅葉真っ盛り。
せっかく戸谷峰まで700m以上登ったのに、また700m下って一ノ瀬集落へ。
旧三才山有料道路があります。トラックがバンバン通るここを横断しないと先に進めません。。。序盤のヤマ場。
せっかく戸谷峰まで700m以上登ったのに、また700m下って一ノ瀬集落へ。
旧三才山有料道路があります。トラックがバンバン通るここを横断しないと先に進めません。。。序盤のヤマ場。
一ノ瀬からダラダラとした700mの登り返し。。。烏帽子岩からは紅葉の山肌が。
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一ノ瀬からダラダラとした700mの登り返し。。。烏帽子岩からは紅葉の山肌が。
烏帽子岩にて。第二関門通過。
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烏帽子岩にて。第二関門通過。
林道へ出ますが、林道ではなくすぐに登山道へ導かれます。。。林道のほうが楽なのにという言葉が口元まで出かかります。
林道へ出ますが、林道ではなくすぐに登山道へ導かれます。。。林道のほうが楽なのにという言葉が口元まで出かかります。
壊れた看板。もう使用されることはない林道なのでしょう。
壊れた看板。もう使用されることはない林道なのでしょう。
パット見快適なトレイルに見えますが、ここまでダラダラとした長い上りが続きます。
パット見快適なトレイルに見えますが、ここまでダラダラとした長い上りが続きます。
やっと武石峠着。林道から一般道路へ合流します。
やっと武石峠着。林道から一般道路へ合流します。
景色が晴れてきます。
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景色が晴れてきます。
思い出の丘。駐車場のトイレはもう閉鎖。
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思い出の丘。駐車場のトイレはもう閉鎖。
武石峰に向かって走るまるで躍動感のない私。体力的にはまだ余裕はありますが内心最後まで走れるか不安。。。
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武石峰に向かって走るまるで躍動感のない私。体力的にはまだ余裕はありますが内心最後まで走れるか不安。。。
リラックスして走る同行者。体が軽くて羨ましい。
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リラックスして走る同行者。体が軽くて羨ましい。
武石峰。第三関門通過。
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武石峰。第三関門通過。
その先の王ヶ頭を見る。
その先の王ヶ頭を見る。
武石峰を振り返る。
武石峰を振り返る。
王ヶ頭までもうすぐ。
王ヶ頭までもうすぐ。
王ヶ頭。ここで水分補給。第四関門通過ですが既に正午を回っています。。。
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王ヶ頭。ここで水分補給。第四関門通過ですが既に正午を回っています。。。
塩くれ場へ向かう途中の烏帽子岩。ここが第五関門。
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塩くれ場へ向かう途中の烏帽子岩。ここが第五関門。
このあたりは快適トレイル。
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このあたりは快適トレイル。
王ヶ頭から茶臼山方面への道は、古い情報に惑わされやすいですが、標識どおりで良いです。
王ヶ頭から茶臼山方面への道は、古い情報に惑わされやすいですが、標識どおりで良いです。
手前に茶臼山、遥か彼方に見える三峰山。ゴールはまだまだ遠い。。。
手前に茶臼山、遥か彼方に見える三峰山。ゴールはまだまだ遠い。。。
13:03、茶臼山。第六関門通過。ここまではまだ余裕がありました。
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13:03、茶臼山。第六関門通過。ここまではまだ余裕がありました。
14:38、扉峠へ下ってからの三峰山への登り返しで一気に足も体力も持っていかれ、この時点でグロッキー。明るいうちに鉢伏山まで行けるか怪しい雲行きに。何とか第七関門通過。
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14:38、扉峠へ下ってからの三峰山への登り返しで一気に足も体力も持っていかれ、この時点でグロッキー。明るいうちに鉢伏山まで行けるか怪しい雲行きに。何とか第七関門通過。
息も絶え絶え、やっとこさ二ツ山分岐へ着。
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息も絶え絶え、やっとこさ二ツ山分岐へ着。
疲れている様子がよく分かるショット。
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疲れている様子がよく分かるショット。
16:10、第八関門の二ツ山分岐。三峰山への登り返しよりは何とか持ち直し、鉢伏山に明るいうちに行けるメドが立つ。
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16:10、第八関門の二ツ山分岐。三峰山への登り返しよりは何とか持ち直し、鉢伏山に明るいうちに行けるメドが立つ。
そこから先はまたも大ブレーキ。僅かな登りでも足が動かず。やっとこさ明るいうちに鉢伏山荘から車道に出て、そこからは牛伏寺まで下ります。もちろん、その間は写真を取る余裕も無し。
17:42、最終第九関門のブナの木権現では既に真っ暗で、ライトのお世話になりながら牛伏寺まで下りました。
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そこから先はまたも大ブレーキ。僅かな登りでも足が動かず。やっとこさ明るいうちに鉢伏山荘から車道に出て、そこからは牛伏寺まで下ります。もちろん、その間は写真を取る余裕も無し。
17:42、最終第九関門のブナの木権現では既に真っ暗で、ライトのお世話になりながら牛伏寺まで下りました。
Geographicaでログを取得。
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Geographicaでログを取得。
走行距離は延べ44.6km。消費カロリーは5273kcal!
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走行距離は延べ44.6km。消費カロリーは5273kcal!

感想

山仲間からトレイルランに誘われて行ってきました。本格的なトレランは2回目。地元美ヶ原のロングトレイル。全長45km。。。
中学時代(30年以上前。。。)は陸上の長距離をやっていたものの、その後は膝を壊して10年前には両膝とも手術、おまけにフルマラソンを走ったこともないのにそれ以上の距離のお山の中を走るとは。。。。最初から不安いっぱいでした。

ルートは旧四賀村からの時計回りと、牛伏寺からの反時計回りのどちらにするか迷いましたが、最終盤に標高差700mの登り返しをする反時計回りルートはあまりにキツすぎと判断し、時計回りとしましたが結局キツすぎました。。。

これまで、体力にはそれなりに余裕を持っていたつもりでしたが、トレイルラン、それも30km超はまったくのアナザーワールドでした。代謝やペース配分を考えてやらなければ、急激にペースダウンしてしまうことを思い知らされました。

一方、同行者は月に200km近くもラントレをしているツワモノ。小柄な体格ですがその体力、筋力は桁違い。眼を見張るものがあったし、下山後も「あと10kmは余裕で走れる」と豪語。誠に恐れ入ったし、完全に足を引っ張ってしまいました。様々に討議して、自分のトレーニング方法や補給について考え直す良い機会となりました。

もうすぐ冬ですので、今シーズンのトレランは今回で打ち止めとして、冬期はアイスなどをやりつつも体力と筋力を蓄え、来シーズンの早いうちに別ルートにて30km超のロングトレイルトレをして足を引っ張らない自信をつけてから、再度同行をお願いしたいと思います。

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