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Yamareco

記録ID: 3698 全員に公開 積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳

北岳池山吊尾根

情報量の目安: S
-拍手
日程 2009年03月20日(金) ~ 2009年03月22日(日)
メンバー
 ken
天候3/20 雨→晴
3/21 晴
3/22 雨→晴
アクセス
利用交通機関

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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

3/19
 夜車発=夜叉神
3/20
  5:00起床 6:10発
  7:10鷲住山登山口
  9:00歩き沢橋
  12:30池山小屋(泊)
3/21
  3:00起床
  4:20発
  7:30ボーコン沢ノ頭
  8:35八本歯のコル
  9:50山頂
 11:40ボーコン沢ノ頭
 13:35池山小屋(泊)
3/22
  3:00起床
  5:05発
  6:30歩き沢橋
  8:00発電所
  9:15鷲住山登山口
 10:20夜叉神 
コース状況/
危険箇所等
夜叉神までの道路に雪は全くなし。

鷲ノ住山を下って発電所へのつり橋を渡り林道へ出るが、
往路はつり橋から真上に上がって野呂川隧道の北側から出た。途中少し悪い個所あり。
復路は吊尾根隧道の南側から河原へ下りたが、堰堤に阻まれ、元来た道を引き返し往路と同じルートをとった。

下山後温泉 天恵泉 白根桃源天笑閣 500円

ファイル 3698.xls 計画書 (更新時刻:2010/07/28 08:54)
過去天気図(気象庁) 2009年03月の天気図 [pdf]

写真

せっかく運んだビールが・・・
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せっかく運んだビールが・・・
ボーコン沢の頭に出るといきなりバットレスが
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ボーコン沢の頭に出るといきなりバットレスが
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積雪期のバットレスなんて、絶対無理
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積雪期のバットレスなんて、絶対無理
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トラバースが一番イヤだった
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トラバースが一番イヤだった
怖くてチビりそうです
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怖くてチビりそうです
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農鳥への縦走なんかも面白そう
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農鳥への縦走なんかも面白そう
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名残惜しい北岳バットレス
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名残惜しい北岳バットレス
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ここからkuri 夜叉神トンネルの入り口(帰りに撮った)
この棒にザックを阻まれる
2009年03月22日 10:17撮影 by Canon IXY DIGITAL 400, Canon
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ここからkuri 夜叉神トンネルの入り口(帰りに撮った)
この棒にザックを阻まれる
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北岳をバックに
2009年03月21日 06:58撮影 by Canon IXY DIGITAL 400, Canon
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北岳をバックに
1
間ノ岳も凛々しい
2009年03月21日 07:33撮影 by Canon IXY DIGITAL 400, Canon
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間ノ岳も凛々しい
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緊張しいるとこ
2009年03月21日 07:54撮影 by Canon IXY DIGITAL 400, Canon
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緊張しいるとこ
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緊張しいるとこ
2009年03月21日 08:02撮影 by Canon IXY DIGITAL 400, Canon
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緊張しいるとこ
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吊尾根分岐。ここで強烈な風のパンチをくらう
2009年03月21日 09:25撮影 by Canon IXY DIGITAL 400, Canon
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吊尾根分岐。ここで強烈な風のパンチをくらう
下山は雪がぐずぐずでダンゴになり歩きにくい
2009年03月21日 10:10撮影 by Canon IXY DIGITAL 400, Canon
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下山は雪がぐずぐずでダンゴになり歩きにくい
もう一息で終わり
2009年03月22日 09:43撮影 by Canon IXY DIGITAL 400, Canon
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もう一息で終わり
撮影機材:

感想/記録
by kuri

 今回の北岳は自分の雪山の中で一つのステップと考えていた。それだけになん
とか良い結果を残したいと期待していた。メンツ的にも十分。だがそれにもまして
行程が長い。装備は珍しくこだわった。
 厳冬期の準備で望んだが、前夜は平年よりも暑く、とても冬山に行くような感じ
ではない。現に夜叉神の森でテントを張ったがシュラフなしで寝た(後でこれは寒
くてイマイチだったと周りからなぜかヒンシュク(?)をかった)。初日は林道歩き
が長い。プラ靴だったので行く前からある程度覚悟はしていたが、思ったより歩き
にくくはなかった。やがて夜叉神トンネルの入り口に着くと予想通りシャッターが
下りており、左横に人間用のドアがある。しかし二輪車対策なのか縦棒があえて溶
接してあり、私のザックはすきまを通らない!これは予想してなかったが、邪魔な
サブザックの中身を一旦出して通過した。帰りも間違いなくやるハメになる・・・。
トンネル内は真っ暗で、目をつぶって数百メートルまっすぐ歩ける超感覚の持ち主
でなければヘッデンが必須。いくつもトンネルが続くのでヘッデンはすぐに出せる
ようにしておいた方がよい。この体験はなかなかできないので初めはおもしろかっ
た。ただ、トンネルを抜けて林道が土砂の崩落で埋っていたのに遭遇した時は、
まじめにもう撤退かと思った(幸い通行はできた)。鷲ノ住山を乗り越えて川原に
向けてえんえんと下る。帰りにえんえん上ることを考えながら・・・。つり橋を
渡り、対岸の林道に向けて上がるみちは悪い。林道に上がり、しばらく進むと、あ
るき沢橋が見え、やっと取り付き点まで到達。ここからがスタート。前半の急登部
分は雪がなかったが、登山道沿いに解けた雪が凍っており、かえって危なかった。
早めにアイゼンをつけてしまった方が歩きやすかった。尾根がなだらかになってか
ら、樹林帯を進むと池山御池小屋につく。ここまでトレース(といっても先週のも
のが残っており同じ日程では入山は我々のみ)や赤印があって方向は難なく特定で
きたがこれらがなかったら、迷うかもしれないと思った。小屋は池の部分が開け
た奥に立っており気持ちの良いとこだ。着く頃には晴れていたが、既に疲れ果て
ていたのと小屋テントの快適さに勝てずにこの日の行動終了。WBC聞きながらまっ
たり過ごした。
 アタック日は3:00起き。ヘッデン行動開始。前日の疲れをやや残しながら、小屋
の裏から斜面を上がっていき、徐々に尾根にのる。顕著に尾根らしいところを進み
やがて樹林がなくなり開けると、そこには間ノ岳をはじめ、鳳凰三山など周囲の山
が抜群の展望でせまる。ここからは疲れなんてなんのその。適度に堅い雪面に気持
よくアイゼンを効かせながら一歩一歩北岳に近づいていく。ボーコン沢の頭をこえ
、いよいよ難所といわれる八本歯。確かに下りで立っているので怖いが、雪がそれ
ほどかぶっておらず、FIXロープも出ていたので、思っていたほど難しくはない。
それでも慎重にバックアップとりながら下りる。そこからしばらく痩せた尾根が続
く。八本歯をこえ、いよいよ頂上近くまで来ると、バットレスが目の前に。だけど
どれがどのルートだかわからない。直登気味にやや急な斜面をスネ筋パンプさせな
がら上ると、強烈な風に見舞われる。ここが吊尾根分岐。少しでも山頂と反対側の
岩場に近づくだけで、体ごと持っていかれそうになる。ここはやばい。風が巻いて
いるのか岩陰が必ずしも安全地帯になっていない。結局山頂の方向に進むのが、風
を避ける手段だったのだが、山頂でもあの風の強さなら間違いなく撤退だ。ほどな
く、岩場を抜けると山頂到達!やった。しかも快晴。カモ旗広げて記念撮影。大変
だっただけあって来た甲斐があったというものだ。でももう1度上るかと聞かれる
とそこはYESという自信が・・・ない。


感想/記録
by marina

本当にピークを踏めるのか、踏むまで粘れるのか、かなり真剣に力量を考えながら、恐る恐る参加した。
結果的には体力的には十分で、参加したことは大正解だったと思う。

1日目は夜叉神から池山小屋へ。中で風を避けてテントを張る。
結局行動中はほとんど雨で不快なアプローチになった。
発電所から林道までの微妙な岩が濡れたせいもあって悪い。
もっとマシなルートがあるのだろうか・・・?

午後は快晴。天気予報からしても2日目はバッチリ快晴だろう。
前夜の睡眠不足もあって18:00に就寝。


2日目は3:00起床、4:00出発予定が遅れ気味に。
ボーコン沢の頭まではしんどい登りが延々と続く。
そこからは突如見開ける、圧倒的な北岳バットレスの岩壁。
人の到来を拒むかのような強烈なオーラを携え、このアルプスの深遠に聳え立っていた。なんと堂々たる、そして神々しい構造物だろうか。近づくのを拒むかのように烈風が叩きつける。
安全地帯である文明圏からは遥かな地の果て。自分にとっては十分に冒険だ。
ここまで来ただけでも素晴らしい体験だ。

が、もちろんここで終わりではない。
次は八本歯。マジ怖い。落ちたら死なないまでも、誰も助けにこれないような危険なリッジ。
ちえさんは全然問題ないとか言ってたけど、ありえない。
以前の赤岳の件といい、ちえさんはマジ天才だと思う。凄すぎ。
こんなの怖くないの、ちえさんと鳥ちゃんだけだわ、実際。
なんとか抜群の緊張感の中通過。帰りも通過するのマジ勘弁だわ。

北岳への最後の登り。稜線に上がるところで、体ごと吹き飛ばされそうな猛烈な風。
ここまで来て、撤退か・・・?
と思ったら、少し進むとそれほどでもなくなる。
局地的な地形との関係で、これほどまで風が変わるものなのか。
大変いい勉強になった。が、これを読むことはできるのだろうか?

一踏ん張りすると、そこは雪のピーク。360°の大展望。
いつか雪のついたバットレスを越えてここを訪れる日が来るのだろうか?

帰りの八本歯は登りになるので、往路のような恐怖は薄かった。
そこから先もひたすら長くきつい。
テントで飲んだキンキンに冷えたビール、これまでで最もうまいビールだった。
半分はこれのためだよ、山は!


最終日は長い撤収路。
すぐに降雨が始まり、イヤ〜な感じ。
懸念していた発電所付近の岩場を避けるため、手前で悪場を降りて川原に出る。
エアリア通りに進むと、そこは梯子も何もない堰堤!1時間のロス。
仕方なく往路を忠実に戻る。岩場もそれほど問題あるものではなかった・・・
そこから先は400mほどの登り。
登り切るとそこからさらに1時間の林道・・・。

とにかく長い!!!!!!!!!!!


もちろん、下山後はカツ丼で。
山のもう半分は、このためにあるようなものだ。
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