鍋割山〜塔ノ岳

1994年04月29日(金) [日帰り]

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• 距離: 17.6km
• 登り: 1,415m
• 下り: 1,415m

コースタイム

渋沢駅＝大倉−二俣−鍋割山−塔ノ岳−大倉

感想

kamog

大倉はＧＷとあって登山客で満員のバスが次々と到着し、みな各々のペースで
山へと向かって行きます。
大半の人たちが大倉尾根へと向かっていくなか、
我々は道を左に折れ西山林道に向かいました。
心配された天候もまずまずで、木々の緑と、道の際にはスミレ、シャガ、ハルシオン
などが咲き、春を演出してくれます。

林道を歩くこと１時間、登山口になる二俣に到着。
しかし、そこでは観光目的のためなのか、山の木々を伐り倒して
自動車道の建設が進められていました。
なぜ自然を破壊してまで道路を通さねばならないのか。
削られた山を身近に見て複雑な気分になりました。

四十八瀬の河原で一服しいよいよ登山道に入ります。
樹林帯をジグザグに登り、後沢乗越に着いたのが１０時半。
結構きつい登りだったので汗でベトベト。
この乗越から明るいカヤトの尾根道。
山桜が所々に咲くなか、１２時にまろやかな山容の鍋割山に到着しました。
山頂は一面芝の広場になっており、さあ昼食と、腰を下ろそうとすると
鹿の糞・糞・糞。
めげずにシートを敷いて昼食とコーヒータイム。

１時間の休憩後、塔ノ岳へ向け出発。
大丸付近で先行パーティが何やら騒いでいるので行ってみると
何と鹿が餌を強請っている。
用心深いはずなのにこれも自然林伐採による食料不足のためなのか。

塔ノ岳の下山路、背後から山伏に走り抜かれ驚いたりもしたが
１７時過ぎに大倉に着き、食堂にてビールで乾杯して
今回の山行を無事終えました。