伊吹山 イヌワシの里
- GPS
- 06:39
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,179m
- 下り
- 1,161m
コースタイム
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 6:35
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
5合目からは吹きさらしなので雨風の時は要注意。8合目あたりから山頂稜線までは急なつづら折りで、路肩の石を崖に落としてしまうと下の登山道まで転がります。路肩近くを歩かない方がよいです |
その他周辺情報 | 伊吹薬草の里センターの薬草風呂。ぬるめの湯ですが後からほかほかします |
写真
装備
個人装備 |
500ml水筒
おにぎり
行動食
ごみ袋
トレッキングポール
雨合羽
ソフトシェル
ライト
紙地図
コンパス
メモノート・ペン
リップクリーム
キズテープ
テーピングテープ
バンダナ
ウェットティッシュ
バッテリー・給電ケーブル
スマートフォン
登山靴
帽子
サングラス
手袋
登山ズボン
長袖シャツ
長袖アンダーシャツ
厚手靴下
マスク
時計
財布・免許証・保険証
ザック23L
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感想
伊吹山は標高1400メートル足らずの独立峰にも関わらず、様々なイメージを持つ山です。
私の一番の印象は石灰岩の山、セメント原料の採掘で痛々しい姿をさらす山です。東京へ出かける際、新幹線に乗換える米原駅に近づくとその姿が左手に間近となります。木が生えていない切れ落ちた斜面は採掘の跡でしょうか、昭和27年に始まったと聞きます。国土の整備にコンクリートは欠かせないので、身を粉にして戦後日本の経済を支えてきた山といえます。
次は、山頂近くまでクルマで行ける山。昭和40年に伊吹山ドライブウェイが開通して観光客がわんさか押し寄せた。乗鞍スカイラインは昭和48年、立山黒部アルペンルートは昭和46年、弥彦山スカイラインは昭和45年ですから、モータリゼーションにより次々切り開かれた山岳ドライブウェイの先駆けでしょう。
更に、関西のメジャースキー場。昭和31年開業の老舗でした。休止、再開を経てついに平成23年に廃止、リフトやロープウェイは撤去されました。4合目付近までがかつてのスキー場です。3合目の山野草保護地域あたりは、ありし日の雰囲気が残っています。
薬草と高山植物で有名なイメージも強いです。標高はあまり高くないのに高山植物が豊富で、手軽に散策できる遊歩道はとても人気があるようです。次は花の時期に再訪したいです。
そして今回加わった印象は「イヌワシの里」。人に多くの恵みを提供しながら希少な生き物をも育む、伊吹山の器の大きさを感じます。この日は、滑空したり翼をすぼめて急降下したりする数羽に目を奪われました。滋賀県最高峰に棲む鳥だから県の鳥に指定してはどうでしょう。高貴で雄々しい巨鳥はシンボルに相応しい。ちなみに石川県の鳥はイヌワシですが身近で見ることはできなくなりました。
当日は、ドライブウェイ9合目駐車場に停まっている車の少なさに比べ、山麓から登ってくる登山者のなんと多いことか。できるなら麓から自分の足で登りきる方が満足感は大きいにきまっています。同行の引率者は1年に何度も通う伊吹ファン。爽快な眺望と多様な自然があって、かつ、登りやすいのですから納得です。
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