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記録ID: 377782
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積雪期ピークハント/縦走
大山・蒜山

【伯耆大山】一ノ沢〜弥山〜元谷〜上宝珠沢源頭部

2013年12月01日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
14.1km
登り
1,540m
下り
1,537m

コースタイム

桝水高原(6:24)〜横手道に合流(6:44)〜一ノ沢治山道路(7:10)〜一ノ沢出合い(7:36)〜一ノ沢源頭部(8:25)〜弥山山頂(9:26〜10:21)〜元谷(11:17)〜上宝珠沢入口(11:52)〜上宝珠沢源頭部(13:02)〜南光河原駐車場(14:55)〜桝水高原(15:39)、所要時間9時間15分
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
桝水高原の駐車場に駐車(環状道路に積雪がなければ一ノ沢近くの路肩に駐車するといい。この日は道路に積雪あるため、通行止めになっておりました)。
コース状況/
危険箇所等
 この日は積雪により桝水高原から先へ続く環状道路が車両通行止めだったため、車を桝水高原に駐車して歩いて行きました。一ノ沢へは二通りの行き方があります。桝水スキー場を直登して横手道に合流、先に進むというルートと、環状道路に忠実に歩いていく方法です。
 一ノ沢に出合ってからはたくさんのルートがありますが、この日は沢を直登し、源頭部まで詰めることにしました。序盤はガレ場と雪のミックス帯なので、できるだけ安定した雪面を選んで登りました。大変厳しいコンディションのトレイルで、何度も滑りました。
 一ノ沢の尾根にでてからは少しずつ高度をあげていきます。まだ積雪量が少ないからか、潅木のはりだしがあります。中途半端に雑木に雪がかぶさっているので歩きづらいです。山頂付近の視界が悪く、ルート取りが難しかったです。山頂台地にでてからは右側に生えている雑木に沿って高度をかせぐと山頂碑の近くにでます。
 上宝珠沢(砂滑り)は雪がよく堆積するようで、けっこうな積雪量でした。ワカンを履いても股下までもぐることも。と思いきやガチガチにクラストした斜面があったり、岩と氷のミックス帯もありかなりの難易度だと思われます。
桝水高原を出発。スキー場を直登。米子の夜景を見る。
桝水高原を出発。スキー場を直登。米子の夜景を見る。
山頂付近は雲の塊。どっかいってくれんかねえ。
山頂付近は雲の塊。どっかいってくれんかねえ。
一ノ沢は左俣を登る。雪とガレ場のミックス帯。ここが滑って仕方ない。なるべく雪道を選択。
一ノ沢は左俣を登る。雪とガレ場のミックス帯。ここが滑って仕方ない。なるべく雪道を選択。
左の雑木が上まできた目印。手招きをしているみたい。
左の雑木が上まできた目印。手招きをしているみたい。
一ノ沢源頭部。ここから尾根にでようともがいかた滑落しそうになったのでやめておきました。
一ノ沢源頭部。ここから尾根にでようともがいかた滑落しそうになったのでやめておきました。
高度を稼いでいくと、切れ落ちた箇所に。視界が悪いと突如としてでてくるのでちょっとびっくりさせられる。途中からアイゼンを装着。
高度を稼いでいくと、切れ落ちた箇所に。視界が悪いと突如としてでてくるのでちょっとびっくりさせられる。途中からアイゼンを装着。
視界がない弥山山頂碑。
2
視界がない弥山山頂碑。
小屋の中でラーメンでくつろぐ。防寒着を重ねたので寒さは感じず。
小屋の中でラーメンでくつろぐ。防寒着を重ねたので寒さは感じず。
障害物がないと山頂台地はホワイトアウト。
障害物がないと山頂台地はホワイトアウト。
下っていくと続々と登りの登山者とすれ違います。
下っていくと続々と登りの登山者とすれ違います。
ここにきて太陽がちょっとだけ頑張りだしてきました。
ここにきて太陽がちょっとだけ頑張りだしてきました。
これから進む上宝珠沢(砂滑り)を遠望する。二つ右の沢は元谷沢、天狗沢という名前があるけど、一つ右の沢の名前はあるのかな?
これから進む上宝珠沢(砂滑り)を遠望する。二つ右の沢は元谷沢、天狗沢という名前があるけど、一つ右の沢の名前はあるのかな?
大屏風岩を遠くに見る。
大屏風岩を遠くに見る。
上宝珠沢手前でセルフ写真。トレースがのびていてびっくり。体力を温存するためにも踏み跡の手助けを借ります。
上宝珠沢手前でセルフ写真。トレースがのびていてびっくり。体力を温存するためにも踏み跡の手助けを借ります。
はまりこみが多くなってきたのでワカンを着用。
はまりこみが多くなってきたのでワカンを着用。
最初の分岐は右。左を登り詰めると宝珠尾根にでられるのかな?
最初の分岐は右。左を登り詰めると宝珠尾根にでられるのかな?
先行者さんもワカンでがんばっておられます。おそらく今日のもの。トレースは斜度が上がりだしたところで途絶えていました。サンキュー、先行者。あとは自力でいきますね。
先行者さんもワカンでがんばっておられます。おそらく今日のもの。トレースは斜度が上がりだしたところで途絶えていました。サンキュー、先行者。あとは自力でいきますね。
けっこうな斜度。砂滑りは暗黙の了解(?)で下り専用。うなづけます。
2013年12月01日 22:24撮影
12/1 22:24
けっこうな斜度。砂滑りは暗黙の了解(?)で下り専用。うなづけます。
凍結した箇所もでてきてちょっと緊張。それでもまだアイゼンに切り替えるのは早いと思い、なんとかワカンのキックステップで高度をかせいでいきます。
凍結した箇所もでてきてちょっと緊張。それでもまだアイゼンに切り替えるのは早いと思い、なんとかワカンのキックステップで高度をかせいでいきます。
振り返って。
奥の細くなった箇所(喉)が核心部でした。岩と氷のミックス。
奥の細くなった箇所(喉)が核心部でした。岩と氷のミックス。
ここからはさすがにアイゼンとピッケルで。
ここからはさすがにアイゼンとピッケルで。
分岐は左へ。
これ以上自力じゃ進めません。ここが上宝珠沢の源頭部っぽいね。
これ以上自力じゃ進めません。ここが上宝珠沢の源頭部っぽいね。
上宝珠越に登る補助ロープあり。実は今回これを伝って上宝珠越までいく予定でしたが、探せず源頭部まで登ってしまったのでした。
上宝珠越に登る補助ロープあり。実は今回これを伝って上宝珠越までいく予定でしたが、探せず源頭部まで登ってしまったのでした。
この左側にロープがあります。わかりにくいね。
この左側にロープがあります。わかりにくいね。

感想

 予定としては一ノ沢(か大ノ沢)〜弥山〜元谷〜上宝珠沢〜天狗が峰〜三ノ沢でした。ただし、結果としては上宝珠沢が難敵でそこまででした。実は前回もここで撤退しております。そのときは腰ほどの猛烈ラッセルで体力、時間を消費、消耗したのでした。
 一ノ沢から少々冒険しすぎた感じがします。ガレ場と雪が薄く積もった斜度がある沢登りはバランスを崩すことが多く、とにかくしんどかった印象です。まだ積雪量が少ないからか、雑木が混じっており登はん意欲が多少下がった心持ちもしました。一ノ沢はやっぱりもうちょっと積もってからやる方が楽しいでしょうね。
 上宝珠沢はラッセルあり、凍結箇所ありで楽しかったですが、登はんの分野なのでヘルメット持参でやるべきでした。アイゼンの前爪がきっちり扱えないと厳しいかもしれません。
 大山寺から桝水までの4〜5キロの車道歩きはノルディックウォーキング&スロージョギングでやりました。60リットルザックに冬季靴のランニングは似つかわしくなく笑いました。

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コメント

おはようございます
いつもレポートを楽しみながら
拝読させていただいてます。
自分ではできない山行ですが、
読むだけで、自分も登った気になるから
不思議です(^^)

今後とも、大山のレコ待ってます!

最近、悲しい出来事が相次いで報告されています。
くれぐれも、お気をつけてください
2013/12/2 6:36
htさんへ
砂滑りで二件連続滑落がありました。あれからは大きな事故は報告されてないですが、これから冬山本格化なのでまたいくつか発生する可能性もありそうですよね。自分がその当事者にならないようにしたいです。
2013/12/2 7:24
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