兎走山〜岩田山〜舟伏山〜西山〜金華山

2021年12月03日(金) [日帰り]

• GPS: 07:30
• 距離: 17.7km
• 登り: 905m
• 下り: 905m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:49
• 休憩: 1:41
• 合計: 7:30

9:18 古津バス停
10:14 10:20 兎走山
11:03 11:08 岩田山
11:34 11:40 舟伏山
12:38 12:56 西山
13:19 13:19 鼻高乗越
13:51 14:14 岐阜城
14:15 14:20 金華山
14:22 14:24 ぎふ金華山ロープウェイ山頂駅
14:25 14:30 山頂レストラン
14:31 14:39 ぎふ金華山ロープウェイ山頂駅
14:58 15:04 百曲登山口
15:05 15:18 百曲り登山口
15:20 15:20 岐阜公園
15:24 15:28 岐阜公園堤外駐車場（普通車用）第１
16:10 16:10 柳ヶ瀬
16:48 岐阜駅

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

■行き
JR岐阜駅から岐阜バス（加野団地線 N32 岩井山かさ神行き）に乗車。
古津バス停で下車して徒歩。

■帰り
JR岐阜駅まで徒歩。

コース状況／危険箇所等

金華山周辺は風化されにくい硬い岩（チャート）が路面に露出していて、平坦な道でも路面の凹凸がかなり激しいので、躓いて転倒しないように要注意です。

写真

12/3 9:17

今日のスタート地点は古津（ふるつ）バス停。フルーツじゃないです(笑)

12/3 9:18

バス停から南を見ると、長良川の向こうに岩田山（左）と舟伏山（右）が見えました。

12/3 9:20

千鳥橋を渡り始めると、長良川の奥に金華山（左）が見えました。

12/3 9:27

シロダモの赤い実。この辺りの山では、クスノキ科の樹木はかなり少数派でした。

12/3 9:39

伊波乃西神社（いわのにしじんじゃ）。ここでお参りした後、境内のトイレを借りました。

12/3 9:39

伊波乃西神社の境内では美しい紅葉が見られました！

12/3 9:55

伊波乃西神社の背後に聳える清水山（162.8m）。今度来た時に登ってみたいですね。

12/3 9:57

お次は春日神社。この神社の拝殿の左側から登山道へと入っていきます。

12/3 10:02

登山道へ入ってすぐの所で見つけた可愛らしい標識。ちょっとだけ計画変更して、兎走山へ立ち寄ることにしました。

12/3 10:05

コシダ。コシダは関東にはほとんど分布していないはずですが、東海地方に入ると多いですね...

12/3 10:08

兎走山への道は、ずっと九十九折れの道が続きます。

12/3 10:12

鉄塔下にあるこの標識からは平坦な道になるので、2分ほどで山頂に着きます。

12/3 10:14

1座目の兎走山に登頂！標識が可愛らしいですね。

12/3 10:35

兎走山との分岐点に戻って、ここからは計画通り岩田山を目指します。

12/3 10:37

谷沿いのゴチャゴチャした道を通るので、蜘蛛の巣も多かったです(汗)

12/3 10:38

これは葉の付き方から見てキジノオシダっぽいですね。

12/3 10:41

鍋坂峠に到着。

12/3 10:44

謎の石垣。段々畑を作っていたのでしょうか？

12/3 10:46

石垣を過ぎると、急傾斜地をほぼ直登するように道が付けられているので、登るのにかなり難儀しました(汗)

12/3 10:59

尾根に出ると岩がゴロゴロ。

12/3 11:02

2座目の岩田山に到着！

12/3 11:03

アミノバイタルをチャージ！

12/3 11:06

さくらんぼのような赤い実を付けたソヨゴ。

12/3 11:09

岩田山を過ぎると、しばらく平坦な道が続きます。

12/3 11:18

葉の形や腺毛の多さから見て、おそらくモチツツジだと思われます。

12/3 11:21

平坦な道から、再び緩やかに登って行きます。

12/3 11:33

3座目の舟伏山に到着！小さな標識でしたが、ピンクテープが付いていたので見つけられました。

12/3 11:42

タカノツメ。金華山一帯の林床で最も目立っていた黄葉はタカノツメでした。

12/3 11:49

舟伏山を過ぎると岐阜城がチラリ。

12/3 12:00

超分かりやすい下山口の標識(笑)

12/3 12:01

大きな岩壁の縁を通って、一旦住宅地に下山します。

12/3 12:06

住宅地から見ると、舟伏山は左右対称で綺麗な山容です。

12/3 12:07

西山への取り付きが分からずにウロウロしていたら、地元民のお婆さんにこの間から入るように教えてもらいました。

12/3 12:07

庭先を通過した後、小さな橋を渡って山道へと入ります。

12/3 12:14

西山の東尾根は、岩っぽい尾根道が続きます。

12/3 12:17

魚眼レンズで撮った一枚。右が舟伏山、左が岐阜市最高峰の百々ヶ峰（どどがみね）です。

12/3 12:27

シャシャンボ。神奈川県では三浦半島の南端にしか生育していない激レアさんですが、金華山一帯ではあちこちに生えていました。

12/3 12:36

さらにグイグイと登って行くと...

12/3 12:37

4座目の西山に到着！

12/3 12:38

西山の山頂からは、黄葉の向こうに金華山が見えました！

12/3 12:42

西山でちょっと遅いランチタイム。

12/3 12:57

ネズミサシ。土地の痩せた場所に生えるので、土がフカフカの神奈川県では激レアさんです。

12/3 13:03

カナメモチ。関東南部では街路樹としてメジャーですが、ここでは山中に自生していました。

12/3 13:07

岩の上に群生しているヒトツバ。

12/3 13:08

この日は急登の連続で、標高差以上に疲れた気がします。

12/3 13:16

この分岐点で右の尾根道を選ぶと...

12/3 13:23

岐阜城が大きくなってきました！

12/3 13:25

屏風のように尾根に岩が突き出していますが、このような箇所が幾つもありました。

12/3 13:26

西上州の鹿岳みたいな木製ハシゴが2か所ありました(笑)

12/3 13:40

神社にも植えられるサカキ。金華山一帯では林内の低木層で広く見られました。

12/3 13:47

岩々した迫力ある道をさらに登って行くと...

12/3 13:51

ようやく岐阜城に到着！ここが5座目の金華山の山頂となります！

12/3 13:54

岐阜城の内部には、鞍、鎧、高札、瓦など様々な展示品がありました。

12/3 14:04

岐阜城の模擬天守の最上階からは素晴らしい展望を楽しめました！

12/3 14:12

模擬天守から出た後は、紅葉を楽しんだり...

12/3 14:13

石垣を観察したりして、模擬天守の周囲をブラブラ歩き回りました。

12/3 14:28

模擬天守から少し下ってロープウェイの駅に到着しましたが、ここで徒歩での下山を選択したのが間違いでした...

12/3 14:34

リス園ではタイワンリスと触れ合いましたが、爪と歯の力が凄まじくて驚きました。

12/3 14:38

リス園を出た後は、百曲り登山道で下山しました。

12/3 14:43

スダジイ（コジイ？）。乾燥の激しい尾根沿いだと少数派でしたが、斜面だとスダジイが旺盛に生育していました。

12/3 14:47

チャートの岩が露出している百曲り登山道は、足元に要注意なのですが、この10分ほど後に盛大に転びました...

12/3 15:18

私の中では過去最悪の怪我をしたのでショックでしたが、岐阜公園内のトイレで治療してどうにか普通に歩ける状態にしました。

12/3 15:20

足に痛みはあったものの、骨が折れているわけではないので岐阜公園内で紅葉を楽しんで気を紛らわしました。

12/3 15:38

岐阜公園を出た後は、一路岐阜駅へ行きたかったのですが...

12/3 16:06

途中で薬局に立ち寄って、治療に必要なものを買い込みました(涙)

12/3 16:17

JR岐阜駅・名鉄岐阜駅の周辺は商店街になっていますが、歩行者は疎らでそれほど繁盛していない感じでした。

12/3 16:29

名鉄岐阜駅を通過して...

12/3 16:33

JR岐阜駅に到着。怪我をしたのによくここまで歩けました(汗)

12/3 16:47

本日のお宿、ホテルイルクレド岐阜に到着。

12/3 16:53

部屋は綺麗で広々としていました。

撮影機器：

PENTAX KP ボディ ペンタックス

ZenFone Max Pro (M2) SIMフリー ASUS

装備

個人装備

ソフトシェル フリース 長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 GPS 筆記用具 笛 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット ナイフ ウェットティッシュ 保険証 携帯電話 予備乾電池 モバイルバッテリー 時計 小銭入れ タオル ストック カメラ

感想

ardisia

[ルート]
東海地方への遠征第一弾として、山も史跡も楽しめる金華山に行くことにしたのですが...
金華山だけではちょっと寂しいので、金華山の東に連なる山々を縦走するルートを計画しました。
アップダウンが想像以上に激しいだけでなく、岩っぽい尾根はアスレチックのような感じで楽しいのですが、「乾いた岩の上に乗った硬い落ち葉」や「岩田山の西側の急斜面」がやや滑りやすいので要注意です。

[展望・景色]
・兎走山：木々に囲まれていて展望はありませんでした。
・岩田山：木々に囲まれていて展望はありませんでした。
・舟伏山：木々に囲まれていて展望はありませんでした。
・西山：西〜南側にかけて開けていて、金華山や岐阜市街地が見えました。
・金華山：山頂の模擬天守に登ると、360度の大展望を楽しめました。

[動植物]
長良川周辺でアオサギやカモ類を見かけたほかは、林内ではあまり野鳥と出会えませんでした。
尾根筋の植物はネズミサシ、アカマツ、シャシャンボなどかなり乾いた場所に生える種のオンパレードで、かなり乾燥した環境であることが分かりました。
一方で斜面に降りるとスダジイ、サカキ、ヒサカキなどの常緑広葉樹が旺盛に生育していました。

[飲食・お土産]
リス園（入場料：200円）でタイワンリスと遊んでみましたが、入口で装着する皮の手袋が無かったら、手の皮膚ごと嚙みちぎられるほど嚙む力が凄まじかったです。

[その他]
詳細は後で日記にまとめようと思っていますが、金華山から百曲り登山道で下山中、登山口まであと5分ほどの所で転倒して怪我をしました。
チャートの岩が露出した場所でかなり派手に転んだので、ズボンが破けただけでなく、左足の膝下〜脛にかけて5〜6cmの擦り傷と切り傷が混ざったような怪我をしました。
出血がそれなりにありましたが、登山口ですぐに消毒した後、岐阜公園内のトイレでガーゼを当てて止血した上で替えのズボンに履き替えて、何事も無かったかのように岐阜駅まで歩きました...

コメント

kopalchan

ardisiaさん、大丈夫ですか？
思っていた以上に大きな怪我で心配です（替えのズボンを持ってることもすごい）。

ardisiaさんほど経験が豊富な人でも思わぬトラブルに遭うことがあるんですね。下山口までもうすぐのところだったようですが、疲れや、ふと集中が途切れたりしたんでしょうか。

無理をしないでくださいね。

後の詳細を待っています（このコメントへの返信は不要です。）

ardisia

kopalchanさん、こんにちは。
先日の日記に色々と書いてしまったせいで、ご心配をおかけして申し訳ありません。

今回の事故について詳細は以下の日記に書きましたが、メガネが曇って視界不良の状態で歩いていた私が大馬鹿者でした。
周りへの配慮でマスクをした結果、自分の身を危険に晒すようでは元も子もないですね...

あとズボンの替えについては、麓で泊まる山行だと時々持って行っています。
さすがに尻餅をついてドロドロになったズボンのまま宿に入るわけにはいかないので(笑)

<日記：岐阜の金華山であわや重大事故...>
https://www.yamareco.com/modules/diary/139225-detail-256331

yamaonse

ardisiaさん、こんにちわ。岐阜の低山、金華山の岐阜城から見下ろしたとき、縦走したら楽しげな山が連なっていて、次に来たときはこの尾根道を歩いてみたいなと思っていました。５座も繋いで歩けるって面白そうですね。と思ったら、最後に転倒、怪我をされたとのこと。大丈夫ですか？人の多いエリア、あとちょっとで人里っていう場所のほうが気が抜けない。お城めぐりをしていて感じることでもありますが、役割を終えた城跡でも人を拒む要素が少なからず残ってるのかもしれませんね。早くよくなるように祈っています。

ardisia

yamaonseさん、こんにちは。

私は稲葉山城（岐阜城）は濃尾平野に孤立したような形で存在するのかと思っていたので、長良川に沿って幾つものピークが連なっているというのは今回の山行を計画するまで知りませんでした。
金華山から見て北側には岐阜市最高峰の百々ヶ峰（417.9m）、東側には各務原アルプスと呼ばれる低山もあるので、冬場に開拓するのにちょうど良さそうな山が揃っています。

怪我については出血は多かったものの、医者で縫ってもらうほどではなかったのでセルフメディケーション(爆)でどうにかしました。
怪我がこの程度で済んだのは本当に運が良かっただけなので、今後は事故防止の観点から装備品や山行スタイルなどを見直してみたいと考えています。