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記録ID: 382322
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

新雪の赤岳(文三郎尾根) 強風につき撤退!

2013年12月14日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
06:40
距離
10.4km
登り
1,077m
下り
1,077m

コースタイム

07:30 美濃戸山荘
09:30 行者小屋
11:00 中岳分岐
11:50 行者小屋
12:20 中山展望台
12:45 赤岳鉱泉
14:10 美濃戸山荘

※GPS(iPhone)が低温でダウンしたのでルートは手書きです。
天候 曇りのち小雪
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央高速・諏訪南ICから往復
赤岳山荘駐車場(\1,000/日?)

 諏訪南ICから美濃戸口までの道路はほぼドライでノーマルタイヤで問題ありませんでした。
 美濃戸口から美濃戸までの道は帰りの段階でも全面雪が残っていたのでノーマルタイヤでは無理だと思います。私は往路の途中の坂でチェーンを装着しました。
 美濃戸口から歩いている登山者も結構いらっしゃるので車での走行には注意と配慮が必要です。
 美濃戸の駐車場は赤岳山荘のみの営業ですが、やまのこ村から赤岳山荘への登り坂がチェーンでもスリップするので、平らな所から勢いを付けて数回トライしてやっと登りました。
コース状況/
危険箇所等
 前日に結構な降雪があったようで、北沢、南沢ともに全面的に積雪がありますがツボ足になる程ではありません。むしろ岩や氷の上に薄っすらとのた部分でのスリップに要注意です。
 文三郎尾根や行者小屋から赤岳鉱泉の間は、既にしっかりトレースが付いているもののスネからヒザのフカフカの新雪が楽しめます。地蔵尾根から降りてこられた方の話では、地蔵尾根は朝の段階ではノートレースだったそうです。
 文三郎尾根の樹林帯から出ると急激に風が強くなり荒天時はゴーグルが有った方がベターです。あわせて寒さ対策も必要です。当日は雪交じりの強風で、中岳との分岐の稜線に出た瞬間にもの凄い強風になり、私も含めて大半の皆さんがここで撤退していました。
 帰りは「もみの湯」(\500)で汗を流して帰りました。
行きは南沢から。
行きは南沢から。
フカフカの新雪。
フカフカの新雪。
すっかり冬景色。
目指す山はシルエットも見えず。
すっかり冬景色。
目指す山はシルエットも見えず。
行者小屋到着。
ここでアイゼンを装着しストックからピッケルに持ち替えました。
行者小屋到着。
ここでアイゼンを装着しストックからピッケルに持ち替えました。
中岳分岐から少し降りた地点。
上では耐風姿勢とりっぱなしだったのと、寒さでカメラがダウンしたので写真は無し。
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中岳分岐から少し降りた地点。
上では耐風姿勢とりっぱなしだったのと、寒さでカメラがダウンしたので写真は無し。
たまに一瞬だけ中岳が顔を見せる。
カメラをだましだまし撮る。
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たまに一瞬だけ中岳が顔を見せる。
カメラをだましだまし撮る。
文三郎尾根を見下ろす。
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文三郎尾根を見下ろす。
下りだすとたまに青空も...。
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下りだすとたまに青空も...。
それも一瞬だけ。
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それも一瞬だけ。
階段にはイヤな感じで雪がついています。
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階段にはイヤな感じで雪がついています。
だんだん雪になり行者小屋まで見えるのは一瞬だけ。
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だんだん雪になり行者小屋まで見えるのは一瞬だけ。
行者小屋は営業していないので、テントの方も少ないようです。写真右手の樹林帯の中に3張り程度でした。
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行者小屋は営業していないので、テントの方も少ないようです。写真右手の樹林帯の中に3張り程度でした。
12時頃の行者小屋で、-12〜-13度でした。
稜線から上では見忘れましたが、多分-20度近かったのでは?
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12時頃の行者小屋で、-12〜-13度でした。
稜線から上では見忘れましたが、多分-20度近かったのでは?
眺望ゼロとは判っていましたが、新雪に誘われて中山展望台に上がってみました。
当然何も見えませんでした!
眺望ゼロとは判っていましたが、新雪に誘われて中山展望台に上がってみました。
当然何も見えませんでした!
行者小屋から赤岳鉱泉の間もこんな感じ。
行者小屋から赤岳鉱泉の間もこんな感じ。
初めてシーズン中のアイスキャンディーを見ました。
こちらは小屋も営業しているのでテントの方も大勢いました。
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初めてシーズン中のアイスキャンディーを見ました。
こちらは小屋も営業しているのでテントの方も大勢いました。
赤岳鉱泉到着。
振り返っても稜線は見えず。
赤岳鉱泉到着。
振り返っても稜線は見えず。
北沢の様子。
南沢は沢自体が完全に凍結していましたが、北沢は上流でも凍らずに流れていました。
北沢の様子。
南沢は沢自体が完全に凍結していましたが、北沢は上流でも凍らずに流れていました。
写真左手の林道から降りてゲート到着。
写真左手の林道から降りてゲート到着。
帰りの駐車場は14時の段階では外の道路脇まで一杯のままでした。
帰りの駐車場は14時の段階では外の道路脇まで一杯のままでした。

感想

 いよいよ雪山シーズン・インと言うことで、ノーマルタイヤ日帰りで雪の付いていそうな山として谷川岳と八ヶ岳を候補に上げていましたが、谷川岳は週末の予報が完全に雪で日本海側の低気圧の影響を受けそうなので、八ヶ岳に行ってきました。
 未明の中央高速では星空の快晴で期待を胸に車を走らせましたが、陽が明けてくると里は快晴ですが八ヶ岳の山頂一体には濃い雲が掛かっており「?」のまま美濃戸に向かいました。
 前日に結構な降雪があったようで、ワカンの出番こそ無かったものの久しぶりに新雪を踏みしめる感触を味わえました。
 残念ながらその後の天候の回復はみられず、スタートから曇りで終始その稜線は望むことが出来ませんでした。美濃戸から行者小屋までの樹林帯は風もほとんど無く気温も-5度〜-10度位でペースを上げると汗ばむ位でしたが、文三郎尾根の樹林帯を抜けた辺りからは強風のせいもありハードシェルの下に薄手のダウンを着込んで丁度良い位でした。顔面もかなり冷たいのでバラクラバも被っての完全武装でした。おまけに保温対策が出来ていなかったので、カメラとiPhoneがダウンしたのには難儀しました。シーズン最初と言うことで少しなめて掛かっていたので少々反省です。
 稜線上の強風は収まる気配も無く雪も降り出し、先行の登山者の方々が中岳分岐でぞくぞくと引き返して来られているので、私も中岳分岐まで行って撤退を決めました。
 終始眺望も得られず山頂も踏めずと満足のいく山行とはなりませんでしたが、当初の目的の雪山歩きと今年新調したアイゼンの調子も確認でき、色々と課題も見えたのでそれはそれで良しの一日でした。

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