【変化に富んだ南鈴鹿の稜線歩き】櫟野林道から那須ヶ原山、油日岳を周回
onetotani
その他6人 
体力度について
- GPS
- 07:56
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 792m
- 下り
- 816m
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- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 7:57
| 天候 | 曇り 【気温】10℃〜13℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
国道1号・蟹ヶ坂を左折〜県道129号〜大原貯水池畔〜ボディショップ用賀で 櫟野寺（らくやじ）方面へ左折〜上ノ組集落で櫟野（いちの）ダム方面へ左折〜 櫟野林道〜開閉ゲート〜作業道と向かい合う路肩スペース（下山口）に置き車〜 作業小屋脇のスペース（入山口）に駐車。 《道の駅から移動時間：約30分》 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【櫟野林道から裏参道】 植林の谷、ススキの急斜面を経て植林の尾根下にジグザグと 登り上げるマイナールート。 那須ヶ原山〜油日岳に続く稜線を背にして登ります。 【県境稜線（那須ヶ原山〜油日岳）】 険しい地形にキレットや痩せ尾根が続くメジャールート。 展望を諦め変化に富んだ稜線歩きを楽しみました。 【油日川から油日林道】 険しい源流の谷を下る一般登山道。 【右岸尾根乗越】 バリエーションルート。 ➀油日岳登山口近くの支谷を堰堤で右岸へ移り、急な山腹に 悪戦苦闘しながら強引に右岸尾根に乗り上げる。 ��南に延びる尾根を見送り北東向きの尾根に乗って下ると 埋もれた造林用ネットや白い杭など作業道の名残が続く。 ��co450辺りで尾根が三本に分かれるが、中央の尾根を選んで下ると 小鞍部の右下に櫟野林道から分かれた作業道を捉える。 |
| その他周辺情報 | 三国岳：近江の国（甲賀市）・伊勢の国（亀山市）・伊賀の国（伊賀市） の三市境界が由来でしょうか？ |
写真
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感想
onetotani
コンパクトながらも魅力が詰まった南鈴鹿（亀山7座トレイル）は、
山座同定もおぼつかないほど馴染みが薄く、未知のお山は多いが
果たして櫟野（いちの）林道から歩く那須ヶ原山〜油日岳はどんな
楽しさを感じさせてくれるだろう。
櫟野ダム（櫟野川砂防ダム）の散策路として整備されたような道を
更に奥へと進み、やがて林道の脇に現れた休憩小屋？の小広い空き地に
車を停める。
櫟野川右岸に延びるゆるい登り勾配の林道も舗装が尽き、小振りな滝が
現れると山道に変わってくる。
大原川側から入る表参道に対してこちらは裏参道と呼ばれるようだ。
植林の急斜面につけられたジグザク道で一旦上がった尾根を、尾根下へ
廻り込むように離れると山腹はススキの斜面に変わってくる。
ススキに覆われたままならば、足元は滑り踏み跡も不明瞭で難易度の
高いコースと思われるが、幸い刈り込まれたススキ野は道を失うことも
無く表参道の尾根に合流できたが、表と比較すると裏参道は傾斜も
きつく、道標の類は皆無でマイナールート扱いのようだ。
（2018年版「山と高原地図」に裏参道は記載されていなかった。）
谷筋では感じなかった冷たい風を受けながら那須ヶ原山に上がると
北東寄りに望めるはずの鈴鹿主脈は霞んで物足りないものだったが
初めての休憩を兼ねて行動食を頬張り、三国岳を目指して坂下峠分岐を
南下して県境稜線に入る。
那須ヶ原山から徐々に標高を下げながら油日岳に向かう県境稜線は
小さなコブも含めると数回のアップダウンがありそうだが、
明確に踏まれた登山道、要所に設けられた道標は流石に南鈴鹿の
メインルートだ。展望は期待できないが崩壊の進んだ痩せ尾根、
キレットなど急峻で変化に富んだ稜線歩きを楽しみながら、三国岳、
忍者岳、加茂岳と続くピークを越えると、尾根は落ち着きを取り戻し
展望に欠ける油日岳に到着する。
草地に腰を降ろしたり、多くの山名標識を数えたり、すぐ下に祀られた
油日神社奥宮の岳大明神に手を合わせたりと、思い思いに山頂ひと時を
過ごし少し戻った鞍部から油日川源流の谷を下ると、岩ゴロの険しい
伏流からやがて水の流れる緩やかな傾斜に変わり、谷沿いの道が
舗装された油日林道の終点となり、油日岳登山口に到着するが
今回はこれで下山終了とはならず、置き車した櫟野林道に戻るには
油日川右岸の尾根を越えなければならない。
最後の登りを前に休憩を兼ねて衣服調整や行動食を済ませ、
登山口前の支谷に埋もれた堰堤から右岸の尾根に無理やり取り付くと
コース最後の登りが一番の激登りだった。
幹や枝、両手両足と使えるものはフルに使って踏ん張りの効かない
急斜面を強引に突破して、右岸尾根から櫟野林道へ向う北東向きの
支尾根に乗り替え、微かな作業道の名残を追うように下ると
梢を透かした視線の先に置き車の赤い屋根が目に留まった。
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