初冠雪の鍋割山稜(鍋割山〜塔ノ岳)


- GPS
- --:--
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,224m
- 下り
- 1,092m
コースタイム
09:00 後沢乗越
10:00 鍋割山(ブランチ) 10:30
11:45 塔ノ岳(休憩) 12:30
14:00 小草平(休憩) 14:15
15:05 二俣
15:20 到着(県民の森駐車場下)
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【二俣〜後沢乗越】積雪・ぬかるみなし 【後沢乗越〜ニノ萱】積雪・ぬかるみなし(ただし一ノ萱以北、日照・気温上昇で部分的にぬかるみになると思わえる) 【ニノ萱〜鍋割山頂】積雪(登りはアイゼン不要) 【鍋割山〜塔ノ岳】積雪約Max約40cm(軽アイゼン要) 【金冷し〜花立山荘】積雪(下りは軽アイゼン要) 【花立山荘〜小草平(堀山の家)】積雪なし。一部ぬかるみ 【小草平〜二俣】積雪・ぬかるみなし |
写真
感想
友人のM氏。今年夏に八ヶ岳縦走したのに続き、今回はじめての本格的丹沢登山。
実は2年前初冬に、M氏と鍋焼き食べるために県民の森から日の出前に歩き出したのだが、登山ブランク(10年以上)の長かったM氏の登山靴ソールが変性していて、歩き出して間もなく底がベロンと両足ともはげ取れてしまったエピソードあり。
止む無く登山中止したという過去があったのだ。
今回は、夏の八ヶ岳前に靴を新調。更に今回のためにストックも新調。更にチェーンアイゼンも持って、万全の体制。
秦野中井ICから県民の森に向かうが、三廻部林道のかなり下のところに路駐の車が多い。先に行くと、なんと県民の森への分岐点が通行止めにされているではないか。しかたなくUターンして、三廻部林道のかなり下まで行って駐車。
通行止めゲート(可動式)の前には、なぜか海上保安庁救護隊のワゴンが横付けされており、隊員諸君と思われる男性陣がそこで朝からラーメンを作っているところだった。ゲートを通りすぎて県民の森エリアに入るが、駐車場〜その先の金属ゲートまで、まったく工事はされておらず、どうして通行止めにされていたのか「?」の状況。
四十八瀬川を渡って左折。今日は銅像までのショートカットを行く。
西山林道は積雪もぬかるみもなし。鍋割山荘のボッカサイト到着。今日もガソリンタンクなし。代わりに今の季節の最優先物資である水を担ぎ上げる。
後沢乗越到着。先日新茅荘のお母さんから、過去に雪の時ここで女性のトレラン?登山者が落ちて亡くなったという話を思い出す。いつも通るところだが、大雪の時は西側(後沢側)に落ちる危険もあるということなのだろう。相棒は今のところ順調。私は暑いのでミドルも脱いでTシャツ一枚に。
一ノ萱〜ニノ萱と積雪もぬかるみもなく順調。少しだけペースを落として歩くが、相棒はそれについてきていた。ニノ萱から上は、ぬかるみを歩いたグジョグジョの地面が凍った状態。今の時間はよいが、日が当たって気温が上がると田んぼになるのだろう。ニノ萱より上は完全な積雪状態。未だ朝のうちなので雪はまったく溶けておらず、登りではアイゼン不要。
相棒にとって初めての鍋割登頂。小屋に入ると、10時だというのに大勢のお客さんがいた。ザックを所定の位置(入ってすぐ左側)に置いて、奥のカウンターへ注文に。紙に名前と必要な鍋焼きの個数を書く。草野さんが私に気がついて話しかける。
K「今日は一人ですか?」
A「いえ、友達一人連れてきました。」
K「県民の森入れなかったでしょ。みんなブーブー言ってるんですよ。」
A「ええ、ず〜っと下流にしか停められなかったですよ。でも県民の森に入ったら、なんにも工事してないし、駐車場もゲート前も普段通り車止められる状態だったのに。」
K「今日は工事ないはずなのにねえ。」・・・
昨夜から泊まっている奥さんや常連さんたちが、慣れないお客さんたちの流れを仕切っていた。今日はおにぎりも大量にあり、初めて鮭おにぎりも鍋焼きと一緒に頂く。実に旨い。相棒は、寒い中、最後まで冷めずに熱々で食べられるボリューム満点の鍋焼きに大感激。
外へ出て、チェーンアイゼン装着。相棒は私に促されてこのデバイス買ったばかり。新兵器を購入してすぐ使えるのは嬉しいはず。
雪の鍋割山稜を出発。ブナ美林の間をゆっくり進む。左に同角〜檜洞〜臼〜蛭〜鬼〜棚〜不動〜丹〜龍〜日高〜塔という「丹沢山脈」を見ながら、後ろは大きな富士。右は日光が反射するたおやかな相模湾。房総〜三浦〜江ノ島〜湘南平〜真鶴〜伊豆半島〜初島〜大島などくっきり。
相棒はこの天上の風景に大感激。また丹沢ファンが一人誕生した様子。
光る相模湾を見ながら私が「生しらす食べたくなっちゃうねえ」と言うと大笑い。
登山して山歩きながら魚食べたくなる場所はあまりないのではないか、という話に落ち着いた。
金冷しからは大倉尾根組が合流、一気に混んだ道になる。
登る人も下ってくる人も、アイゼン無しの人たちが目立つ。案の定下りではスリップ頻発。
塔ノ岳着。関東平野〜筑波山まで手に取るように眺望がきいた。
尊仏山荘で珈琲。今日もみーちゃんはストーブ前の定位置でお昼寝。今日は右手のイチが可愛いので写真を撮る。和田さんに先日のお礼を言われ最敬礼されてしまう。若い小屋番くんと少し話す。
A「今日は満杯?」
F「いえいえ、師走の週末は結構すいてますよ。」
A「大晦日はいっぱい?」
F「もう満杯です。」・・・2〜3秒の沈黙・・・見つめ合う二人・・・
F「来ないでくださいね!」
他のお客さんも大笑い。
大倉尾根、花立山荘から下が田んぼになる前に早めに出る。
アイゼンは花立山荘で外してゲーター装着。以下はぬかるみグチョグチョの世界。相棒は途中から下肢の筋肉が疲労困憊。堀山の家で100円ジュース頂こうとクーラーボックス開けたが、中身は数本のお茶だけなのでやめておく。小草平のテーブルに座り、持参したココアに山専サーモスに入れてきたお湯を注いで飲む。相棒も喜ぶ。
小草平から二股への下り、良く見ると以前はあった「二俣」への道標がない。死亡事故があったから撤去したのだろうか?二俣までの間、どうみても「そっちには行かないだろう」と思われるところにロープと「立入禁止」「危険」のボードがあった。遭難死亡事故はこんなところに入って起きてしまったのだろうか・・・
無事に二俣まで帰還。二俣でも「小草平」方面への道標がなかった。意図的に撤去したのだろう。
相棒の下肢はよれよれ状態。しかし、夏の八ヶ岳よりはるかにきちんと歩けた山行だった。
なんちゃって温泉「湯花楽」で汗を流して帰京。反省会で痛飲。
相棒はせっかくチェーンアイゼン買ったので、今度またそれを使ってちょうど良いところへいこうと約束。
とりあえず、初の本格的丹沢登山は大感激で終了。
真っ白な雪と青い空!霧氷もキレイ☆
すっかり冬になっちゃいましたね。
10日前はまだ、秋っぽかったのに。
ミーちゃん、気持ちよさそう〜(^∇^)
こんばんは。
今季の積雪は早いです。
例年だとこれだけ積もるのは1月中〜下旬なのですが・・・
Yさんもチェーンアイゼン、今季は活躍しそうですね。
標高低めの山へ行くときも、これからは一応帯同したほうが無難だと思います。
それと、靴に防水スプレー念入りにしていってください。
昨年11月16日ALFAROMEOさんと花立山荘でご一緒させてもらいました。
丹沢山が単独で百名山を名乗るのはいかがなの⁉︎など丹沢あるあるが楽しかったです。
覚えていただけてたら嬉しいです。
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