達成感◎貝月山


- GPS
- 05:34
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 772m
- 下り
- 762m
コースタイム
天候 | 麓は小雨 曇りのち時々晴れ、のち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪庇の踏み抜きに注意すれば、それほど危険な箇所はありません。 ただ、尾根沿いなので、下山時にスキー操作を誤って谷側に転落すると大変なことになります。ゲレンデの上級者コースならどこでも何とか下りることができる、という技量が求められます。 貝月山→小貝月まではシール装着のまま滑走したほうが楽だと思います。 |
写真
感想
今年はたまたま元日に時間ができたので、色々悩んだ挙句に貝月山に行ってきました。
さて揖斐高原スキー場の駐車料金を払ったところの道路が完全に氷が張っていて、車が登れません。四駆なら行ける?と思ったのですが、ブレーキを踏んでもそのままズルーっと滑っていくくらいなので、勢いをつけて登らないと無理のよう。
係りの方に融雪剤を撒いてもらい、しばらく待って融けたところで登ることができました。
駐車場はまだ閑散としており、登山者らしい人も見当たりません。小雨降る中準備をして旧貝月ゲレンデを目指します。車からすぐにスキーを履いて行けるのは◎です。
幸い?人間のトレースはなく、また心配していた雪も新雪が柔らかいままでした。『これはもしかして今冬の貝月山初登頂かも?!』と一人テンションが上がります。
今回は取り回しをよくするために板はBDのELEMENT(165cm, 139-115-123mm)、シールはG3のものです。雪質のお陰か、急斜面のゲレンデを直登してもシールはガッチリとグリップします。逆に急すぎると足運びが大変なので、少し九十九折に歩きます。
途中の斜面にはかなり枯れススキが生えてましたが、枯れていて弱いのでそのまま突き進んでも問題ありません。ガシガシ登ります。
しばらくしてゲレンデトップに到着。久しぶりです。ここからは稜線沿いの登山道なので、強風対策が必要ですが、まだ暑いのでフェイスガードのみ装着しました。
稜線沿いも動物君たちのトレースだけです。新雪ですが随分重くなっているので、ラッセルと言ってもそれほど沈みません。せいぜいブーツくらいです。
登山道はアップダウンがあるので、帰りのことを考えてなるべく登り返しがなくなるようにトレースをつけておきます。
まだ積雪量がそれほど多くないので、登山道の凹みも残っており、薮も十分に刈り開かれているため楽に歩けます。
稜線沿いですから時々雪庇のあるところを歩くことになりますが、ここはできるだけ避けて踏み抜かないようにします。雪庇が登山道を横切っている箇所もあり、そこは雪庇を崩して帰りに楽できるように仕込んでおきます。
途中で晴れ間が覗いてきました。やはり青空を見るとテンションが上がりますね。標高も上がり、雪質も上々で青空と新雪のコントラストが実に美しいです。
そんなこんなでやっとこさ小貝月に到着しました。ここから貝月山までは一度下ってからまた登るので、ここまでにしてシールを剥がして下山するプランのほうが楽チンです。しかし2014年の貝月山初登頂を実現するにはやはり行くしかないでしょう。
帰りに登り返しとなる下りは結構あるので、ここはちゃんとブーツを締めて下ったほうがよかったです。そのままユルユルで下りたのでヘッピリ腰で苦労しました。
コル部を過ぎて最後の登り、この辺りから風が強まってきます。天気予報では午後はまた雪で風が強まるとのことだったので、予想してましたが、さすがに稜線の強風は油断できません。飛ばされるほどではありませんが、バランスを崩して転倒する危険性はあります。
そうしてようやく貝月山のピークにたどり着きました。風が強く地吹雪なので、展望台の下に潜り込んで、雪で壁を作って一息入れます。
お昼にしている間に晴れ間もなくなり、風はますます強くなってきます。食べ終わると早々に引き上げます。小貝月への登り返しを考えて、シールのまま下山することにしました。これは実際正解で、ある強風の中シールを再装着するのはあまりやりたくありません。ちょうど新たに降った雪というかあられに近いものでしたが、よく滑ってシールのままでも調子よく滑りました。逆に登り返しの時にシールの効きが悪くなって少々苦労しましたが・・・。
小貝月を通過したところで風の穏やかなポイントにてシールを剥がし、いざ滑走です。ちょっとビビッてましたが、滑り始めると新雪の柔らかさと表面を覆ったよく滑る雪でとても気持ちよく稜線を下ることができました。時々小さな登り返しがありますが、カニ歩きしたりクロスカントリーチックにそのまま歩いたりして楽しかったです。
標高が下がるとさすがに雪も降ってなく、急に滑りが悪くなります。モソモソした雪です。最後は貝月ゲレンデをモソーモソーと食い込ませながら滑り降り、無事下山しました。
肝心のスキー場は小雨ということもあってやばいくらいガラガラでした。みんなもっと滑りに来てあげてください。ソリ遊びだけでもOKです。
新年早々の山スキー山行は、単独ラッセル&今年初登頂、尾根沿いの楽しい滑りと満足度◎で帰路につきました。やっぱり雪山はこうでなくちゃ、ほとんど誰もいない山を思いのままのルートで歩いてピークを踏む。素晴らしい新年の幕開けを実現できたと自己満足に浸っています。
コメント
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大満足の初山ですね。
初山の武奈で、安全登山を誓ってきました
momochanさんをはじめ、先輩方のように安全登山ができるよう今年も精進します。
いま思い返してもいい山行だったです。
お互い、無理・無茶・無謀のない登山で今年も頑張りましょう!
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