武奈ヶ岳
- GPS
- 07:17
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,066m
- 下り
- 1,052m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 7:15
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
昨年はほとんど雪を被ることがなかった比良が今年は白い。
目にするたびに気が逸ってうずうずしていたが、やっと年始の挨拶に登ってきた。
葛川の市民センターの駐車場がすでに真っ白。
久しぶりの御殿山コースも麓から雪を踏んで登れるのはいつ以来だろうか。
時間の遅いスタートだったので先行者が数名いたようだが、降ったばかりの雪は真っ白で気持ちいいことこの上ない。
いきなりの急登でも硬さがちょうどいいのでアイゼンは必要ない。
新雪に浮かれてペースが上がり過ぎていたのに気付いたのは御殿山で小休止後にワサビ峠まで下った時のこと。
この辺りで1m20cmほどの積雪だったが、あまり踏まれていないところではズボズボ腰まで踏み抜くところが多く、ここでワカンを装着することに。
そこからは柔らかい新雪と格闘しながら少しずつ進んでいったが、途中で両足がつって5〜10分立ち往生するシーンが2度。
足元がおぼつかないままで気持ちが前のめりになると、途端に体への負荷が増す。
一歩を大きく踏み出さず、重心を身体の中心に保つことで消耗を防ぐ。
雪山で以前に実感したことを思い出し、改めて足元に集中しながら一歩ずつ。
出だしの勢いはどこへやらで、後続のハイカーに抜かれながらやっとこさの登頂。
上空には雲が広がるが、視界は広い。
伊吹、鈴鹿の山はもちろん白山までくっきり見えている。
極端な冷え込みも感じないし風も弱い。
山頂のスペースが広く見えるのは雪庇になって張り出しているのか、あまりウロウロするのはやめておく。
普段だと琵琶湖上空は青空でも比良を雲が覆っていることが多いのだが、今日ばかりは新年の衣装とお化粧で迎えてくれたような特別感がある。
ちょうど昼時だが食事休憩は御殿山でとることにして復路にかかる。
白一色の西南陵を歩いていると、前方から「ムッシュさん!」と声をかけられた。
何年振りだろう、senrakuyaさんだ。
よく覚えていて下さって、声をかけていただいたことだ。
ご夫婦と山友さんご一行で来られていた。
長話もできなかったが、比良で久しぶりにお会いできてうれしかったです。
ピストンで下るコースは朝の登りとはすっかり表情が変わっている。
何人もの足に踏まれた雪は、踏み抜きに苦労したのが嘘のようにしっかりした登山道になっている。
急斜面ではこれも何年ぶりかの尻セードで滑り降り、登りの苦労をすっかり忘れての浮かれっぷりだった。
体力づくりをサボっている日常が現れてしまった今回の山行だった。
それと同時に、高揚感のままに突っ走ってしまう歩き方が身体に負担をかけていることをちゃんと分かっておかないと、自分で行動範囲を狭くしてしまう。
反省するところはきちんとして、さあ次!
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