登り返しを楽しむ・寒風→赤坂山


- GPS
- 05:37
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 877m
- 下り
- 876m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ間 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
入れるのは朝7:00からです。今回は6:45に着いてしまったのでゲート前で待機。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
旧ゲレンデ最上部からしばらく進んだところの登山道は細くなっており、下山時のスキー滑降は滑落しないよう注意が必要です。 寒風〜栗柄越の稜線はなだらかでホワイトアウトすることが多く、道迷いしやすいです。GPSで小まめにルート確認しながら進みましょう。 |
写真
感想
以前に逆コースを辿ったことはあるのですが、その時は赤坂山から寒風の稜線上ではずっとスキーシールを装着していた記憶があります。今回の寒風から赤坂山では、2〜3回くらいの登り返しで済むかな?という期待とともに、登り返しがあれば何度でもシール貼ってやる〜という勢いで行ってきました。
マキノスキー場から寒風、または赤坂山へのルートはどちらも登山道に薮が繁っており、通過に難儀させられるところが多々あります。本当はノコギリ持って伐採しながらと行きたいのですが、今回は周回コースなので切ってもすぐ見返りがなく、ノコギリは持参しませんでした。
この登山道はどちらもスノーシューやワカンではそれほど問題ありませんが、スキーで下る場合には結構苦しめられます。登山道は溝状になってさらにトレースが窪んでおりスキー操作が難しくなります。ゲレンデの上級者コースよりもよっぽど難しいです。
という訳で今回も操作性を重視してBDのELEMENT(165cm,139-115-123mm)を持参しました。ディープパウダーでは物足りませんが、今日のような締まった重い雪では都合がいいです。雪の状態を予想してどの板を持っていくかというのも重要なポイントです。
朝一の雪は硬くゴリゴリ言うけども、少し沈み込むという状態。お昼には緩んで欲しいなぁと思いながら登行します。旧ゲレンデの急斜面も直登でガシガシ進みました。
標高が高くなると新雪が軽く積もってます。そしてガスが出てきて視界が悪くなります。寒風に近くなると樹林帯から脱出するのですが、本当に白一色の世界です。途中まではスノーシューのトレースがあったのですが、寒風周辺には残ってませんでした。
さて寒風から赤坂山への稜線を目指しますが、緩やかな斜面なので分かりにくいです。ついつい違う尾根沿いに誘い込まれて、昨年にあった小学生の遭難事件のようになりそうです。とにかくこまめにGPSを見て現在地を確認します。ガスが出たらGPSが最大の武器になります。
滑走できそうなところに進んで、シールを剥がしていざ滑走!締まった雪の上に新雪が数cm積もり、実に気持ちよい滑走が楽しめます。思わず「楽しい〜♪」と思ってしまいました。
しばらくすると登り返しがあるのですが、どうせシールをまた貼るのだからトラバースで行けるだけ行け〜とばかり樹林帯を進みます。さすがにそろそろ戻らないとやばい?という地点でシールを再装着。またガシガシと登って行きます。
そしてピークを越えるとまた滑走できるので、シールを剥がして滑走タイム!これがまた気持ちいい。滑り降りるのはあっという間なのですが、「もう何回でもシール剥がして貼ってやる!」という勢いです。時々出てくる晴れ間で、無垢の面にトレースをつける快感も加わって、貼っては登り、剥がしては滑りを繰り返します。
途中、GPSで確認しながら進んでるにも関わらず、リングワンダリングしそうになりました。(GPSのトレース参照)まあとにかく少し進んだらGPSで確認、を繰り返しました。文明の利器バンザイ!です。
そうやって登り返しと滑降を楽しんでいたら、いつの間にか栗柄越の近くに来ました。ここもやはりGPSでルートを確認しながら進みます。
ここまでトレースは残ってませんでしたが、ここに来てようやくスノーシューのトレースが1本ありました。すでに赤坂山に登って下山されたようです。
ここから赤坂山まで、もうストレートに進んであっという間にピークにたどりつきました。残念ながらガスガスでしたが、またガスが一瞬晴れるときが来るのでそのタイミングを待ちながらお昼(カップヌードル・ノーマル)にしました。
そうするとやはり時々視界がパーっと晴れて、シャッターチャンスがやってきます。実に爽快です。ラーメンの出来上がりを待っていると、スノーシューの単独の方が登ってこられました。初雪山だそうで、赤坂山から始めるのはいい選択だと思います。今日は風も穏やかで雪も降ってないので、いいコンディションな方ですし。
さてお昼を済ませたら後は滑り降りるだけです。鉄塔めがけて山頂から一気に滑走、ここは気持ちいいですね。少し鉄塔まで登り返して、あとは登山道になるべく沿って、時々ショートカット、薮に遮られながらも何とか滑り降ります。途中の登り返しではさすがにスキーを脱いでツボ足で歩きましたが・・・。
終盤は石や遊歩道の階段が顔を出すので、さらに滑降が難しくなります。汗だくになりながらようやくゲレンデが見えるところまで下り、ここからは独壇場、突起があれば飛び、無駄にショートターンをして上手く滑っているかのように見せつけて(笑)一気に駐車場にたどり着きました。
下山後は温泉に入るもよし、コーラを買ってプハー!するもよし。
登山道の滑降はかなり苦労しましたが、稜線の登り返しと滑降は雪質もよくとても楽しめました。元日の貝月山と比べると〜貝月山の方がよかったかな。あそこは薮地獄がなかったですし。
このルートも追加の積雪がないとちょっと厳しいかも。またドーンと寒波が来ないかなぁ。
こんばんは
粟柄越から赤坂山の往復で精一杯かな。
積雪期に寒風まで周回できるかな?
Mチャレンジメンバー募集
よりますね〜
今日の状況だとあまり沈み込まないので、結構行けると思いますよ。第二ムフフ山(大谷山)も気になるところですし
登り返しを楽しむなんて
ただのドМやないですか
今頃気がついたか〜
帰りに見たスキーのトレースはmomochan1967さんの踏み跡でしたか。
レポ見比べると先行者はどうやら私だった様です。
当日は粟柄越辺りから真っ白で視界が悪かったです。
吹雪く様な雲ではなく風も緩めだったので幸いでしたが、視界が悪い中は要注意ですね。
晴れたら三国山への稜線は気持ち良さそうなのでチャンスがあれば行きたいです。
あのスキートレース、苦労のあとが出ていたと思います
薮、ノコギリで刈り払いをするとさらに汗だくになるんですよね〜。もう少し雪が積もったら、同行者がいるときにでも頑張ってみたいところです
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