真木山・愛宕山 〜史跡の山から尾根を巡る〜

2022年01月16日(日) [日帰り]

• GPS: 04:43
• 距離: 10.6km
• 登り: 549m
• 下り: 540m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:30
• 休憩: 0:13
• 合計: 4:43

9:53 スタート地点：長福寺
11:31 11:32 真木山
13:09 13:20 愛宕山
14:25 14:26 千早の滝
14:36 ゴール地点

天候

曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

長福寺の手前の駐車スペースに車を停めましたが、右手に中国自然歩道の案内板の設置された駐車場があったので、ハイカーはそちらに車を停めた方がよかったかもしれません。

コース状況／危険箇所等

長福寺から真木山までは道が整備されています。危険個所はありません。
真木山から愛宕山は一部林道と交わりながら尾根を進みます。時々倒木がありますが比較的歩きやすいです。途中で送電線の点検道となります。

その他周辺情報

帰りがけに国道374号線沿いの西の湯温泉に入りました。おとな\650です。JAF会員証で割引あります。硫黄（硫化水素）の匂いのする源泉かけ流しの温泉です。

写真

1/16 9:56

長福寺下手の駐車場に車を停めました。

1/16 9:57

元は真木山にあったという三重塔、昭和26年に解体修理して移設されたものだそうです。この鮮やかな色は最近補修されたんでしょうね。

1/16 10:00

塔のすぐ下手に駐車場と休憩舎がありました。登山者用の駐車場はこっちだったかな。

1/16 10:03

最初に長福寺でお参りしてきました。

1/16 10:07

千早の滝はあとにして、まずは真木山へ向かいます。

1/16 10:11

最初は車でも入れそうなコンクリート舗装道路です。

1/16 10:25

この辺りはもう車じゃ入れませんね。

1/16 10:26

白っぽくてざらざらした石、風化した流紋岩かな？砂岩かな？

1/16 10:32

道端にお地蔵様、この後もいくつか見かけました。

1/16 10:33

この山にも鹿がいるんですね。

1/16 10:39

落葉広葉樹とそのどんぐり。

1/16 10:42

岩の斜面に石積みで道がつけられています。

1/16 10:56

竹薮が荒れています。

1/16 10:57

杉の植林、ここは整備されています。

1/16 11:02

昔はこの辺りに寺社があったようです。

1/16 11:02

少し開けた場所にやってきました。

1/16 11:03

今では建物はまったくありませんが、その昔はたくさんの寺院があったところのようです。

1/16 11:06

ここで中国自然歩道を外れて、かつて長福寺の参道だった道へ入ります。

1/16 11:07

霜柱を見つけました。

1/16 11:10

山裾に墓地かな？石塔が並んでいます。

1/16 11:11

これは、イノシシか何かが耕しているのでしょうか。

1/16 11:13

石垣も現れました。

1/16 11:14

石段と、何が書かれているかわからない石塔。

1/16 11:17

昔底にあった建物の名前を記した木札が立てられています。ずいぶん大きな寺社群だったようです。

1/16 11:17

唯一残っている「鎮守山王宮」、傾いていて倒壊を待つばかりです。

1/16 11:19

尾根筋を上っていきます。

1/16 11:27

そもそも地図にはこの道は載っていないんですけど。

1/16 11:27

舗装道路が見えましたが、山頂三角点を目指して森の中の道に入ります。

1/16 11:29

四等三角点「真木山」
北緯 34°56′01″.7271
東経 134°10′05″.5208
標高(m) 428.83

1/16 11:30

歩ける道があるようなので、舗装道路には下りずに森の中を進みます。

1/16 11:36

下草がなくて尾根らしきところを進んでいきます。

1/16 11:39

所々ピンクのテープがあるので、歩いてよいのでしょう。

1/16 11:45

車の入れる未舗装の作業道に合流しました。

1/16 11:48

分岐点に着きました。地図を見て、次の目的地愛宕山へ続く尾根道を進みます。

1/16 11:52

傾斜が緩やかでハイキング気分ですね。

1/16 11:54

泥岩かな。

1/16 11:57

尾根の林の中に落ち葉の道が続きます。

1/16 12:02

特に標識はありませんが、時々現在位置をチェックしつつ進みます。

1/16 12:05

路の脇に罠が。入口が少し低いからイノシシ狙いかな。

1/16 12:10

送電線の鉄塔に出会いました。この尾根には送電線が走っています。

1/16 12:16

少し開けたところに出たので、少し休憩。

1/16 12:22

お昼はコンビニで買ったおむすびとハンバーグ、野菜ジュースです。

1/16 12:34

アセビかな。

1/16 12:38

歩きやすい道が続きます。中国電力に感謝。

1/16 12:40

雑木林ですが、人の手もちゃんと入っています。

1/16 12:43

傾斜は緩やかで気持ちよく歩けます。

1/16 12:50

歩いている人には出会いませんねぇ。

1/16 13:01

単色の鉄塔

1/16 13:05

送電線に沿って進めるので方向の把握はしやすいです。

1/16 13:07

これは白と橙の2色です。

1/16 13:08

西へ向かいます。

1/16 13:08

山頂を目指して、道を少し外れて林の中に入りました。

1/16 13:10

愛宕山頂の祠に出会いました。「愛宕」というのは「火伏せ・防火の神」なんだそうです。

1/16 13:13

三等三角点「真神」
北緯 34°55′15″.9820
東経 134°08′52″.7669
標高(m) 359.03

1/16 13:16

道へ戻って、尾根を下ります。

1/16 13:19

傾斜のきつい所には木段が設置されていました。中国電力、ありがとう。

1/16 13:31

前方が開けて気持ちよく歩けます。

1/16 13:32

時々岩が突き出しています。中は白っぽいので流紋岩かな。

1/16 13:37

尾根の右側に下りられる道がないかと探しましたが無さそうです。

1/16 13:42

左折して山を下ります。

1/16 13:45

人家が、見えてきました。

1/16 13:45

林を抜けて川筋へ。

1/16 13:51

車道を歩いて長福寺へ向かいます。

1/16 13:58

川沿いの道をしばらく下ります。

1/16 14:11

長福寺へ戻ってきました。

1/16 14:22

時間に余裕があったので、千早の滝に立ち寄りました。

1/16 14:25

水は少なかったですが、細い二条の滝でした。

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100M3 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル（フリース） タイツ ジャンパー ズボン 靴下 グローブ ニット帽子 靴 サブザック 昼食(おむすび+レトルトハンバーグ) 行動食(飴) 予備食(シリアルバー他) 飲料(お茶600ｍL) 箸 地図（行程図・地形図） スマホ(GPS+ナビ) iPad mini(GPS+ログ) サブバッテリー カメラ 腕時計 ラジオ ヘッドライト 剪定鋏 手拭い ティシューペーパー

備考

ヘッドライトや剪定鋏は使わずに済みました。

感想

Katsuhara

　冬の山陰は天気の悪い日が多いので、雪山歩きをしない私は平地の程よいハイキングコースを探したり、岡山県へ南下して雪のない低山を歩いたりするのが恒例になっている。どこか適当なところがないかと探していたら、和気の少し北に三重塔のあるお寺から中国自然歩道を歩いて一回りできそうなコースを見つけた。
　長福寺から真木山までは一部中国自然歩道ということもあり、わかりやすく歩きやすい道だった。古い寺院の跡や石塔なども見ることができて歴史を感じることのできる道だった。
　真木山から愛宕山は地図上では道が枝分かれや途中切れになっていてちゃんと歩けるのかどうかやや心配していた。最悪ヤブコギになることも覚悟して剪定鋏も用意していた。しかし実際歩いてみると、尾根は下草もなくとても気持ちよく歩ける道になっていた。標識こそ無いものの自分の位置さえ確認していれば全く不安なく歩けた。後半は送電線の点検路として整備された道のようで、尾根伝いに送電線を見ながら進んでいくことができた。
　岩質は、和気アルプスから続く、やや風化した流紋岩（デイサイト）系の白っぽい岩と、砂岩のようなざらざらした岩塊だった。
　植生は瀬戸内海に近いこともあって常緑広葉樹の雑木林が主で、植林された杉林の斜面に一部落葉広葉樹が混ざっている。下草の笹などがあまり見られないのは鹿とかが多いからだろうか。ヤブコギは杞憂であった。
　雪が多い時には、いくら岡山が晴れの国でも山陰から中国山地の峠を越えるのが大変だし、コロナの拡大で県外へ行くことがあまり推奨されない状況もあるので、この冬はあまり頻繁に岡山遠征に出かけることもできないかもしれない。けれどこの辺りには、歩きやすくて見どころもある山が他にもいろいろありそうなので、山行記録など眺めていろいろとハイキングコースを探しておきたい。