【伊吹山】 冬の伊吹で犯した罪と罰
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,166m
- 下り
- 1,160m
コースタイム
天候 | 曇り後ガス 時々晴れ 登山口-2℃ 頂上-4℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○上野登山口〜1合目:今朝は寒いため所々凍結した登山道。多分午後はかなりぬかるみそう。 ○1合目〜3合目:2合目までは地味な直登。ここも今朝は凍結状態。2合目からもほど良く凍っている。徳蔵山からは完全に雪道。ツボ足で登る。 下山時は田んぼ状態。 ○3合目〜6合目:しっかり雪道。3合目でアイゼン付ける派と5合目で付ける派との分かれ道。因みに初アイゼンの息子に慣れさせるため3合目で装着。 ○6合目〜頂上:ここからが冬の伊吹山の核心部。特に8合目からは本当に胸突き八丁。斜度は40度超。下山時は高度感たっぷり。特に今日は堅い雪が多く登山時にはアイゼンが効いていいのだが、下山時に滑落するととんでもないことに・・・ 今日の頂上はガスの為全く眺望なし。 ○1合目〜登山口:今日の登山道は滑りやすいと判断し、林道で下りる。所要時間は通常の10分増し程度。靴もきれいになり結果オーライ。 ○下山後:伊吹薬草の湯がお薦め。高橋パーキングさんで割引券を貰い20%オフの@400円 浮いたお金で、美味しい伊吹コーヒー牛乳を。 |
写真
感想
冬の伊吹山の怖さを改めて知った一日でした。
毎年、年に一度は冬の伊吹山を楽しもうと登っているのだが、今年は息子が一緒に行くと云ってくれて、いつになくテンションも上がる。
息子にとっては初めての雪山だが、そこは体力のある若者、何とか成るだろう云うのがそもそもの失敗。
冬の伊吹山は、そんな甘い考えを許してくれなかった。
登山時:体力のある息子はどんどん前に進む。3合目までは絶えず置いてきぼり。初のアイゼン装着後当初は慎重に登っていたが、慣れてくるとグイグイ行く。8合目からはややバテ気味なのかスピードが落ちる。それでも頂上までなんなく付いてくる。
事故:頂上は寒く長居は出来ない。体が冷える前に動きたかったが、少し伊吹寺で休養。逆に冷えてしまった。
そんな状況の中下山。稜線からの急斜面で足がすくんだようだ。今日の斜面はやや凍結気味の堅い雪。滑るとやばいなと思いながら下りる。アイゼンの使い方は教えていたが恐怖感のほうが強かったようだ。悲鳴と共に目の前を滑落していった。ガスで状況が分からないまま、滑落した場所に急ぐ。「大丈夫か!」の問いかけに「大丈夫」の声はするが、手袋やサングラスなどが散乱しそれを拾いながら下りる。
状況:現場に到着すると、親切な方がお2人息子の様子を見てくれている。「多分大丈夫でしょう。軽い打撲だと思います。でも精神的なショックが大きいですね。」
そうだろう、100m近く滑落したのだから。擦り傷程度で済んだのは奇跡に近い。
茫然としている息子に、年配の方が「安全な所までおじさんがバックを持って行ってあげるから、一緒に下りよう」と言葉を掛けて頂き、何とか下山。
あの急斜面をバックを2つ担いで下りる技術はないので、ご厚意に甘てしまった。そんな者が初心者を連れて来ちゃいけない。情けないやら悔しいやら。それにしても、6合目まで荷物を持って頂き同行して頂いた方には深謝。深謝。
その方が別れ際に息子に言った言葉は「また、山においでよ。」
お名前を聞きそびれてしまったが、本当にありがとうございました。
大反省:山は危険な場所。まして雪山は、その美しさと隣り合わせに危険がすぐに顔を出してくる。
ある程度の技術と体力のない人間が初心者を連れてくるなんてとんでもないこと。
今回、冬の伊吹山が己の未熟さと無力さをしっかり教えてくれた。
sugi-chanさん 今日は。
大事なくて良かったですね。タイトルを見て何事が起ったのかと心配しました。
親子とはいえ同行者の実力を把握して計画する事は大事ですよね。
段階を踏んで連れて行って上げて下さい。
(私も人の事は言えませんが・・・)
やっと親子で登山出来ましたね。sugi-chanさんのテンションがわかります。
反省は自分をステップアップさせてくれる材料です。
これからも親子登山を楽しみにしております。
お恥ずかしい話、二男の方とは初めての山行だったので浮かれていたのは父親の方でした。
段階を踏んで・・・・仰る通りです。私も段階を踏んで冬の伊吹山に登りました。なまじ息子が高校の時ワンゲルだったので過信しておりました。
今回のこと、肝に命じていきたいと思っています。
sugi-chanさん、こんにちは。
伊吹山お疲れ様でした m(_ _)m
雪山は、本当に怖いですよね
登りは、先しか見えなくて、ただ何となく頑張れば!って
思いでなせば成る状態ですが。
下りは、とくに伊吹山の9合目あたりは直下ですので
下が見渡せるが故に恐怖が増しますよね・・・。
それに凍結状態・・・
よく、御無事で、息子さんも怪我なく戻られて良かったです。
ザックを担いでくれた方々の最後のお言葉に感動しました。
そう、山はいつでも待っててくれるし、受け止めてくれる場所。
自分次第で山とともにいられるし大切な経験や考えをくれる場所
でもあると思います。
息子さんも、これから様々な体験をされて今回の山行が大きな
基礎となり乗り越えられるのでしょうね
本当、貴重な経験とお疲れ様でした。
ご心配して頂きありがとうございます。実は息子の滑落の前に私もアイゼンを何かに引っかけて滑り落ちました。ほんの10m位でしたが、いつもの伊吹山と違い全然止まらないのでやばいなと感じた矢先に起きたアクシデントでした。
助けていただいた方こそ本当の岳人です。私より年配の方でしたが、実に謙虚で実に誠実な方でした。「また山においでよ」素晴らしい励みの言葉でした。
でも大きな怪我や事故にならなくてよかったです。
今回の事もひとつの貴重な体験だったに違いありません。
決して無意味な出来事ではなかったと思います。
(私が沢にドボ〜ンとはまって少し流された体験のように
私も数々の失敗から学ぶ事も多いです。 哲人 miya )
息子さんがこれをきっかけに、山嫌いにならないようにフォローをお願いしますよ。
まずうちの二人の愚息の場合は、「父親と一緒にどこかへ行く」
という事すらないので、
sugiちゃんは父親として信頼されているので大丈夫だと思いますが、
今回の事がトラウマにならないよう、また山に行けるよう
「お父さん 頼みますよ 」
ps・12枚目の写真はたぶんマユミではなく
「ツルウメモドキ」かと思われます。
ご心配して頂きありがとうございます。
本当に大きな事故や大きなけがにならなくてよかったです。息子に「お前は奇跡の子だな」と言ったら「もうあの恐怖は味わいたくない」とマジで答えました。
折角の山行だったのに彼には気の毒なことになってしまいました。
これからはもっと謙虚に山に向かわなければとつくづく思いました。
同じ日に登ってました。
写真をチェックしたら、避難小屋ですれ違ったかも。
昨年の藤原に続き2回目ですね。
でも息子さん無事でよかったですね。
あの急斜面は確かに危険度が高かったですね。
私が下山する時も、年配の方が一人滑落して行きました。
幸い、雪から出ていた枝につかまり止まることができ大事には至らなかったようです。
「また、山においでよ」ってカッコいい。三歩みたいですね。
うちも、親子登山で冬の御嶽山に登った時、9合目で息子が怪我をして何とか下山した経験がありますが、今はその失敗を教訓にしてバンバン登りまくってますよ。
sugi-chanさんの息子さんも貴重な経験を教訓にして、さらにレベルアップできるといいですね。
たくさんの方が登られていましたが、皆さん無事の下りてこられたか心配ですね。
次回どこかでお会いできたとき、お声掛けできればいいですね。では。
TTdonaldさん こんばんは
ご心配して頂きありがとうございます。TTdonaldさんのレコの17枚目の写真と18枚目の写真にばっちり我々親子が写っています。今回は私どもが被写体になりました。
さて、この日の伊吹山の急斜面はなかなかでしたね。登っている時に上まで連れて行って大丈夫か迷ったのですが、「何とかなるだろう」という甘い気持ちが今回の事故につながりました。大反省です。それでも、本当に親切な方にお世話になり助かりました。
伊吹山の島崎三歩とはあの方のことでしょう。
sugi-chanさん
こんばんは
今回は大変な思いをされましたね。
怪我もなくなによりでした。
私が計画のコメントに転げちゃって下さいなんて
書いてしまったのが現実になり申し訳ないです
冬の伊吹を私も軽く考えていたような気がします。
自分自身も反省です。
どうか息子さんのケアをしてあげて下さい。
そしてまたご一緒のレコを楽しみにしております。
さて私はと言えば今週は藤原予定でしたが
なんと軽いメニエル病になり断念しました。
日常生活には問題ないのですが、日頃の不摂生の
せいでしょうか?
こまりものです
kazuさん こんばんは。ご心配して頂きありがとうございます。
冬の伊吹をなめていたのは私の方です。その日の天候と気温の変化で一気に雪面の状況が変わりました。アイスバーンに近い雪面では「シリセード」「ヒップソリ」なんてシャレにもなりません。そんなデンジャラスゾーンに初心者を連れて行ったことは大きな罪です。
かすり傷とは言え同行者に怪我をさせたことは正直ショックでした。
大反省の山行でした。
ところで、メニエル病ですか・・・早く処置してまた山に戻ってきてください。お体お大事に。
こんばんは。
息子さんがやっと制止できたすぐ近くで一番はじめに声をかけた者です。多少の動揺は当然ですが、あれだけの距離を滑落したとは思えないほど、冷静に自分の体の状態を把握しようとしたり、周囲の人を気遣ったりして大変立派なものでした。あの日は私もそうですが、通常のコースより左に人の流れがそれていましたね。おそらく最初のトレースがそうだったんでしょう。自分も雪の伊吹は何度も登っていますがいつものコースより斜度がきつく、正直、晴れて景色がもっと見えていたら足が竦んでいたかもしれません。また、自分も予想していたより雪が硬く苦戦しました。
もちろん、雪が思ったより硬かったは言い訳にはなりませんが、コンディションと通常のコースで、熟練者の同行であれば決して無謀な計画だったとは思いません。新雪のときは小さなお子さんが登られているのもよく見ますしね。この経験を活かして、また山登りをご一緒に楽しんでくださいね。自分も滑落を目の当たりにしていろいろ反省しました。御無事に下山されてなによりです。
Kaz1976さん コメントありがとうございます。
そうですか、一番初めにお声かけして頂きましたか。息子も私も今回ばかりは皆さんのご厚意に助けられました。本当にありがとうございました。
私も4度目の冬の伊吹山でしたが、いつもよりきつく感じていました。左にそれていたんですね。
あの日は、斜面がきついと感じた時に登ることをやめ、安全に下すことを優先に考えなければいけなかったと思います。
「山は決して安全な場所ではない」肝に命じ、謙虚な気持ちで山に向かいたいと思います。
意識的に行うシリセードでも、
上手に止まれなくて怖い体験を
何度も体験してる、伊吹山の斜面ですが
意識せず、100mも、ピッケルなしでの
突然の滑落は、息子さんには
ショックが大きいことでしょう。
怪我がたいしたことがなかったこと
他の登山者と衝突などのことが
なかったようで、何よりです。
事前に、難易度が低めの、
鈴鹿の竜ヶ岳とか藤原岳で
アイゼン着用の、上り下りを
体験しておいたらよかったかも
しれませんね。
でも、反省材料は、教訓として
特に、助けていただいた体験などは
必ず身についてると思いますよ。
ぜひ、励まして、ねぎらってあげて下さいませ。
また、お二人で挑戦されることを
目標に。
komakiさん こんにちは
コメントありがとうございます。折角の楽しい筈の登山が、父親の配慮の無さというか無鉄砲な強行で台無しになるところでした。幸い、擦り傷程度の怪我ですんだのでこのようなレコも書いて皆さんに恥を曝しているのですが、とにかく反省ばかりです。
それでも、あの日伊吹山で親切にして頂いた方や皆様からの温かいお言葉に本当に感謝しております。
息子さん、100m近く滑落と聞いて驚きましたが
大きな怪我がなく、ご無事で何よりでした、、、
私自身、高所恐怖症なので伊吹山の急斜面のことを考えると、
足がすくみ手に汗をにぎるほどですが、
雪の伊吹山チャレンジ、初めてなのに息子さんよく歩かれましたね!
うちの息子は、中学生になってから部活が忙しくなり、
休みの日は、友達と一緒にいることが楽しいらしく、
全く親との山歩きに同行してくれなくなりました。
そんなお年頃なんですかね、寂しい〜。
sugi-chan さん、息子さんとまた一緒に山歩きできるといいですね
slowlifeさん こんばんは
正直、未だ凹んでいます。怪我がなくてよかった、という一言では済まされないような気ががしています。本当に、今回の山行からいろいろな事を学びました。
己の未熟さはもとより、何よりもうれしかったのは助けて頂いたり、励まして頂いた皆さんのお気持ちです。
また、息子といつか山に行きたいと思っています。
5日前に、伊吹山登りました。
100メートルの滑落に、驚いてコメントします。
5日前は、シリセードすらできないぼてぼて雪だったんですよ。
雪山は一瞬で表情を変えていきますね。
伊吹はよく山頂から、ピッケルなしにシリセードしている人がいるのを見ます(わたしはビビりなんでしませんが)。
それでもけっこう止まれているので、そう意味ではなかなかに難しいコンディションの日だったんでしょうね。
下りはじめの恐ろしい感じは、共感です。
私もいつも、足がすくみますから。数分すれば、なれるんですけどね……。
次男さんは、ショックは大丈夫でしょうかね?
精神的なものが大きいでしょうから、これで山嫌いにならないといいですね。
私の山行にも、よろしくない反省の多いものもあり、その時は「もう山やめよう、山登る資格ない」と思いつめましたが、今はその時の経験がとても活きています。
ご子息も、山への経験として、プラスに転化していくといいですね。
seizanryoさん こんばんは
ご心配して頂きありがとうございます。1週間が過ぎ、息子も何事もなく過ごしております。
ただ、あの滑落のショックはなかなか忘れることが出来ないと思います。時間が癒してくれると思いますが、もう少しかかると思います。
さて、あの日は急に気温が下がり雪面もアイスバーンに近い状態に変わってしまいました。正直、あんな伊吹山は初めてでした。
やはり、雪山は甘く見てはいけませんね。
こんな危険な場所に技術のない者が初心者を連れていったことは反省、反省です。
これからは、山に対し謙虚に向かいたいと思います。
そしてお久しぶりのコメントです
今年もよろしくお願いします
それにしても、びっくりしました!
タイトルで何かあったのかな・・・?と思っていましたが
まさかまさかの大事件!!
でも、息子さんがご無事で本当に良かったです
山は本当に何があるかわかりませんね
「また山においでよ」とお声掛けしてくれたハイカーさんかっこいい!
きっと、今回の山行を乗り越えて、息子さんはまた山に行こうと思えるのではないでしょうか?
私も気を抜かず、今年の山行も頑張っていこうと思います
また山でお会いできたら幸いです
izumiixさん こんにちは
ご心配して頂きありがとうございます。
あんな滑落をして、擦り傷で済んだことを山の神様に感謝しております。
本当に怖かったです。
親切にして頂いた方は多分あのあたりの山の遭対協の方だと思います。年配の方でしたが、30度を超える凍結状態の急斜面をバックを2つ抱え、ストックもピッケルも無しで下りることが出来るのですから、それは素晴らしい技術と体力です。本当に助かりました。
今回受けた皆さんからのご恩を、何処かの山で何かの形でお返し出来たらと考えております。
また、山でお会いしましょう。
なにはともあれご無事でなにより。
私も子供が小2のときから、親子登山続けてます。
子供が小3のとき、夏の甲斐駒の稜線で雷雨に見舞われ、親子で死ぬかもしれない恐怖を味わいました。子供は恐怖でうずくまり足が出ず、私も本当は目一杯怖いのを必死で隠して子供を励まし、雷から逃げ降りました。登り始めが遅くなり稜線で午後になってしまったボンミスでほめられた行動ではありませんでした。が、ある意味貴重な体験を通じて子供との絆が深まったのは事実です。幸い、息子はその後も山登りを嫌いになりませんでした。(もう高校生なのでなかなか付き合ってくれなくなりましたが・・・(-_-;))
sugi-chanさんもこれからも楽しく安全な親子登山を続けられればよいですね!
それにしても、今回の件への数多くの温かいコメント。年でしょうか、すぐジーンときてウルってなってしまいます。
登山をする方々ってやっぱり人間力高い!
yamachan41さん こんばんは。
温かい言葉ありがとうございます。
子供さんが小さい時に怖い思いをされましたね。
私も、30年ほど前に西穂高の稜線で雷に会い死にそうな思いをしました。(あまりの恐怖におしっこを漏らしそうでした)大変でしたね。
さて、次に息子と山に行くのはいつか分かりませんが、次回も伊吹山に行きたいと考えています。但し、気候がよく御花畑が出てくる時期ですが・・・
仰る通りレコ仲間の皆さんの励ましのコメントには本当に感謝しております。
今回はいろんな意味で貴重な経験をしました。この経験を糧に謙虚に山に向かいたいと思っています。
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