【雪の石尾根縦走と遭難未遂検証】蜂谷〜鷹ノ巣山〜石尾根〜奥多摩駅


- GPS
- 08:40
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,466m
- 下り
- 1,699m
コースタイム
09:53 浅間神社
11:40 鷹ノ巣山避難小屋 昼 12:20
12:54 鷹ノ巣山 13:10
13:23 水根山
13:45 城山
14:47 六ツ石山分岐
15:17 三ノ木戸山手前の道標 休憩 15:30
17:10 国道411沿いのコンビニ脇 ゴール
総歩数:約35000歩
総距離:約17.5km
天候 | 晴れ時々曇り 行動中の外気温は−8℃前後。 但し、ほとんど無風であった為、火照った身体と相まってこまめな体温調整にもトライし、発汗も少なく、気持ちの良い山行となりました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
8:30 蜂谷バス停 着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★水事情(冬場では水補給で期待していた場所が凍結等により使えない事が多々あります。) 1.奥多摩駅前のトイレ入口の水は特に早朝では凍結で使用不可となる可能性があります。 2.同様に峰谷バス停のトイレも凍結で使用禁止の可能性があります。 →今回も使用禁止でした。 3.鷹ノ巣山避難小屋の下の水場も枯れています。 (冬にここの水場で水が出ているのを見た事ありません。 雪は周辺にたっぷりありますが、何故かあまりおいしくありません。) 4.ハイドレーションのホース内の水は凍結の為、30分で吸い難くなりました。(外気温:−8℃) ★登山道状況 0.峰谷バス停〜登山道入口 特に問題なし。 1.登山道入口〜鷹ノ巣避難小屋(=浅間尾根) ・尾根中腹以上では積雪箇所は多数ありますが、先行者により踏み固められており、 上りではアイゼン使用しませんでした。 しかし、踏まれた所は凍結しています。 2.鷹ノ巣避難小屋〜鷹ノ巣山山頂 ・勾配がキツいのでここからアイゼン使用しました。 ・トレース外すと結構踏み抜きます。 3.鷹ノ巣山山頂〜(石尾根)〜三ノ木戸山手前の分岐道標 ・ところどころで無雪地帯もありますが、その先に積雪あったりとアイゼンを 外すタイミングに苦慮すると思います。 ・城山を越えたあたりから、木の根っこ剥き出しの急坂を下りますが、 足場も悪く、アイゼンの刃が根に引っかからぬ様、注意が必要です。 ここで滑落すると高低差もあり、大けがとなってしまいます。 ・積雪により、登山道が識別不可の状況では、このルートに長けた方と 一緒でも無い限り、引き返した方が良さそうです。 GPSがあったところで雪が深く前に進めなくなる事もあり、 こういったケースでは有効ではありません。 (一方、並走する巻き道は、周りが木に覆われており、積雪が少なめのようです。) 4.三ノ木戸山手前の分岐道標〜奥多摩駅周辺 なんでもない下りの林道歩きですが、奥多摩駅周辺まで2時間近くあり、 ここまでの疲れと道の単調さに気が緩みがち。 石ころが多く、転倒注意。(全行程である意味一番気を引き締める必要があるかも) ★温泉 玉翠荘 もえぎの湯は18時までであった為、駅からより近い、 玉翠荘を始めて利用。(料金750円) お風呂は半地下にあり、小さい(洗い場3つ)ですが、落ち着きます。 |
写真
二組のパーティが昼食中でしたが、お鍋や天ぷらを揚げたりと贅沢なお食事をされていました。
私は一人なので食べ慣れたカップヌードルカレー・・・。でも今日はビッグサイズです。
感想
【昨年の遭難未遂検証】
昨年2月に避難小屋1泊で同じルートを山行。
2日目に膝程度の積雪の中、ノートレースの石尾根をラッセルしながら奥多摩に向かうが方向を見失い遭難未遂。
来た道を半泣きで戻り、事なきを得るが、1年経過して雪が少ない状態で何が原因だったのか?確かめたくて計画。
結果、昨年、雪が今年より多い状況で来た道を戻ったのは、自分の実力では大正解であったと思われる。
特に城山周辺は幅員40センチ程度の登山道が右に巻いたかと思うと、左側にいきなり丘の天頂を越えクロスしたりと私の頭では記憶できません。(雪が降り積もると巻き道も崖でしかありません。)
また、同じような景色が至る所にある山中で目印にしていた倒木が雪で隠れてしまい、自分のいる場所を大きく勘違いしていた事が今回分かりました。
積雪期も多くの人が歩く事を前提としたアルプス周辺の登山道では入山者も多く、対策も取られていますが、奥多摩のような場所ではこの時期は自己責任の範疇が極端に大きくなる思われます。
【こまめな体温調整と効果】
今回行動中はファイントラックのドライレイヤー、吸湿速乾のミドルレイヤー、ユニクロのフリースという格好でした。(外気温−8℃)
いつもはレイヤリング出来る格好で出かけるものの、上り始めると面倒になり上記に加え、アウターも着込んだまま最後までというパターンが多く、身体から湯気が出る始末。水分の消費量も夏と変りませんでした。
そんな反省踏まえ、今回はミドルレイヤーやフリースのシャツの前ジッパーを汗が出ないくらいにこまめに上げ下げする事で水の消費量が半分になりました。
また、翌日の日曜日は、身体の疲れも大腿筋に少し張りはあるもののほとんど残りませんでした。
こまめなレイヤリング(体温調節)の有効性を実感できました。
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