伯耆大山 強風下、頂上避難小屋まで
- GPS
- 06:53
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 945m
- 下り
- 929m
コースタイム
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 6:52
出発から六合目避難小屋手前まではツボ足、ストック。
それ以降はアイゼン、ピッケル。
予定時間を超過していたこともあり、頂上避難小屋までとして下山。どうせ何も見えないし。
下山時も六合目避難小屋を過ぎてしばらくしてツボ足、ストックに切替。
天候 | 雪+強風。ガイド登山でなければ、絶対に行かない天気。 樹林帯は穏やかだったが、六合目避難小屋より上は強風。予報では16m/s。 手元の温度計では1,100mくらいで-6℃、頂上避難小屋を出た時は-11℃。 予報ではもう少し下がるはずだったような。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トラックはまぶしいし、アイドリング音も響いていたので、アイマスク、耳栓を持って行って正解だった。 フードコートが24時間営業ということでここを選んだが、コロナ影響で夜間は営業休止中だった。しかし、カップ麺販売があり、お湯も利用させてもらえて、ありがたかった。 当日朝、湯原IC手前で冬タイヤのチェックあり。湯原ICを過ぎると路肩に雪が出てきて、しばらく行くと路面にも積雪。 南光河原駐車場には6時半前後に到着。周辺道路はアイスバーン気味の積雪。天気予報が悪かったからか、まだ結構空きがあった。トイレきれいでありがたい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
夏山登山道をアイゼンなしで歩行開始。 六合目避難小屋の手前から少し硬いところが出てきて、アイゼン装着。 六合目避難小屋より上は、青いポールを目印に進むが、それほど距離が離れていないのに強風により視界が悪くてどこにあるのか分からない状況。ポールにたどり着いては、次のポールが見えるまで待機、の繰り返し。 |
その他周辺情報 | 豪円湯院は、ぬるめのお湯好きの私にはちょうど良かった。露天風呂も雪景色が見られて良い。浴槽に至るまでに凍結箇所があり注意。 https://goenyuin.com/ 大山参道市場でお土産と軽食購入。 https://store.montbell.jp/common/system/information/disp.php?c=5&id=276 |
写真
装備
MYアイテム |
sharks74
重量:-kg
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個人装備 |
セプター35
ダウンパーカ
予備グローブ
山専ボトル
ナルゲンボトル
サングラス
ゴーグル
ピッケル
トレッキングポール
アイゼン
ピコシェルター
エマージェンシーシート
細引き
ファーストエイド
予備靴ひも
ヘッドライト
タオル
ウェットティッシュ
ポケットティッシュ
ゴミ袋
マルチツール
日焼け止め
リップクリーム
ライター
行動食
モバイルバッテリー
カメラ
iPhone
時計
財布
コンパス
地形図
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備考 | ●装備 ・ザックはセプター35。水・アイゼン・ピッケルすべて込みで8.0kg。 ・水は山専ボトルに湯0.5L+ナルゲンボトルにポカリ0.5L=合計1.0L。飲んだのは水0.1Lくらい。 ●服装…内側から 《上半身》 ・スキンメッシュ ・Primino140長袖Tシャツ ・Primino140ハイブリッドアルパインフーディ ・ポリゴン2ULジャケット ・エバーブレスアクロジャケット 登りは常時ベンチレーションオープンで快適。 下山時はベンチレーションを閉じたが、正面から強風が吹きつけて、あご周りから風がシェル内に入り込んだ。ベースレイヤー2枚重ねよりも、防風性のあるものを重ねる方が良いかも。 《下半身》 ・ドライレイヤータイツ ・メリノスピンライトタイツ ・ドラウトクローパンツ ・エバーブレスアクロパンツ 登りは常時ベンチレーションオープンで快適。 下山時は開け具合を半分くらいにして快適。 《グローブ》 ・メリノウールグローブタッチ(Mont-bell) ・ウインタートレッキンググローブ(Mont-bell) ・シェルオーバーグローブ(Bailess)・・・六合目避難小屋より上で着用。 この組み合わせでかじかんでくることもなく概ね快適。ピッケルを持っている方は冷える。 《その他》 ・RLメリノ・エクスペディションクルー(Caravan) ・マンタテックGTX(Scarpa) ・ゲイター ・バラクラバ ・ビーニー |
感想
好日山荘登山学校「加藤校長と歩く 雪を頂く伯耆大山 日帰りの山 〜初級向〜」に参加。
どうせガイド登山ならば天候悪い方が経験が積めてよいとか思っていたら、雪が降り、かなり風が強い中を歩くことになった。
私はそこそこ体重があるのでそれほどでもなかったが、軽量の人は風でバランスを崩しそうになっていた。
スピッツェをしっかり刺し、アイゼンを利かせて、先行者のステップをしっかり固めるように歩くことを心がけた。
それほど離れていない間隔で青いポールが立っているが、風雪で視界が悪く、次が見つからないこともしばしば。
そのようなときは焦らず、見つかるまで待ってから進むことが重要であると学んだ。
山頂避難小屋はかなり埋もれていて、すぐ近くに行くまで小屋と分からなかった。
基本的には真っ暗ということだが、入口まで雪の壁があるのであまり吹き込まないからだろうか、この日は扉を開けて皆さん過ごされていた。
ヘッドライトを出して、行動食と水分を摂り、ウェアのベンチレーションを調整して下りに備えた。
下りは強風で雪が吹き付け、サングラスが凍結して視界が利かなくなり、大変歩きにくかった。
もともと下りは苦手なので、歩き方を同行された山本ガイドに教えていただいた。
ツアーだと自分のペースで装備を交換したり、写真撮影したりできない不自由があるが、1人では絶対に行かない状況が体験できたことはとてもよかった。
以下、反省点。
・下山時は強風がシェルのあごあたりからびゅうびゅう吹き込んできた。体表に風を入れないように、もう一枚防風性のもの、首回りがタイトなものを準備したい。
・同じく下山時、シェルのフード回りの調整に手間取った。グローブをつけたままで調整用のひもを見つけるのが難しく、練習しておけばよかった。
・これも同じく下山時、サングラスのレンズ内側が凍結して視界が取れなくなった。ゴーグルは長時間装着すると曇るだろうと思って使用を控えていたが、早めに装着するべきだった。
・バラクラバをかぶっているときはビーニーはしまおう。
・頂上避難小屋に入る際にヘッドライトを出すように言われたが、まず使わないと思っていたので荷物の奥の方にありすぐには出せなかった。避難小屋を利用する行程の場合は出しやすいところに入れておこう。
・この日はワカンは使わないということだったので持って行かなかったが、当日お借りして持って行くことになった。結局使わなかったが、必要そうなものは持って行くに越したことはない。