那須 朝日岳東南稜
- GPS
- 05:40
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 794m
- 下り
- 788m
コースタイム
7:12 峠の茶屋
7:56 東南稜取り付き点〜8:09(ガチャ装着)
10:40 朝日岳山頂〜10:50(休憩)
11:55 峠の茶屋
12:22 大丸駐車場
天候 | 曇りのち小雪のち吹雪き |
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過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大丸駐車場利用(無料、50台位駐車可能、売店、トイレ有) 【アクセス】 東北道那須ICより下道で約20キロ。那須湯元までは積雪凍結箇所はありませんでした。那須湯元より先に進むと、一気に積雪凍結箇所が現れます。冬タイヤ、もしくはチェーン必須です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 大丸駐車場トイレの前と登山指導センター前に有ります。(用紙・ペンなし) 【コース状況】 《大丸駐車場〜峠の茶屋》 公衆トイレ脇にある登山道より登り始めます。 トレースはしっかりあり、新雪ではありましたが、下の雪は圧雪されているのでアイゼン無しで登れました。 登山道は車道を2,3回ほど横切りほぼ峠の茶屋まで直線的につけられてます。 《峠の茶屋〜取り付き点》 峠の茶屋より森林限界を越え一般道を辿り「こんな所に高山植物が!?」の看板付近より眼下に見える3段ある堰堤の上から2番目を目指し斜面を下ります。下降点より一般登山道を外れますが特に危険個所は無いと思います。 《取り付き点〜朝日岳山頂》 取り付き点よりガチャ装着。安全の為、アイザイレンして進みます。 堰堤の右手にある雪稜へと進み取り付きます。 雪稜を登りると岩稜歩きとなります。この区間は支点が無いので途中のピナクルにスリングで支点を取りながら進みます。 高度を上げていくと懸垂岩に到着。このルート上第一の核心部現れます。 約4~5mほど懸垂下降し対岸の乗壁を登り返します。 懸垂用の支点は有りました。乗壁を登りきったところでロープをしまいその後雪稜を30分ほど辿り朝日岳山頂直下へと進みます。 ここで、第二の核心部である急壁の一枚岩が現れます。 岩の端にピックがきく箇所があったのでロープは出さず強引に登り切りました。 状況によってはロープを出したほうが安全です。 一枚岩を登りきると山頂に飛び出ます。 《朝日岳山頂〜一般ルート合流点》 山頂より剣ヶ峰へと一般ルートをつたい剣ヶ峰直下のトラバース地点まで進みます。 積雪期、剣ヶ峰直下のトラバース道(夏道)は雪崩の危険性があるため剣ヶ峰のピークを踏んで避難小屋に抜けるか、そのまま谷に下降するルートになります。 本日は谷に下降し(東南稜取り付き地点)一般ルートへと登り返しました。 |
写真
感想
本格的に登山を始めてからいつかは登攀してみたいと思っていた朝日岳東南稜。
休日、山行に行かない日にはクライミングジムや外岩に足を運び経験を積んできました。
そして、ついにtanukigoの師の同伴の下、東南稜へといってきました。
21日午前5時自宅を出発。
登山口である大丸温泉を目指します。6時半ごろ到着。
すぐに準備をして登山開始。
この時点で風は殆ど有りませんでしたが本日目指すピークはガスの中、天候に不安を抱きながらも一般ルートを使い順調に進みます。
雪は締まり歩き易く東南稜取り付き地点に来たところでガチャ・アイゼンを装着。
安全の為、アイザイレンし東南稜へと取り付きました。
本日はtanukigoの師が先行しダブルビレイにより高度を上げていきます。
岩稜を慎重に進み懸垂点に到着。この区間の通過が本日の第一の核心部です。約4〜5mですが、懸垂下降し高度を下げたのち対岸の乗壁を登り返します。
経験の浅いtanukigoにとってはかなりの緊張を強いられながらの通過となりました。
登りきるとホッと一息。ここで、ロープはしまいました。取り付きはじめより小雪が舞い始めた天候はこの時点で本降りの雪となり高度を上げるにつれ影も増していきかなりの不安を抱きながらの行程となっていきます。
視界の悪い中、tanukigoの師のリードにより先に進みます。tanukigoの師御年73歳ですがここまで来ると超人です。
朝日岳山頂直下まで進むと一枚岩の急壁が現れましたがロープは出さず慎重に登ります。
ここが第二の核心部です。やはり緊張を強いられる区間です。一枚岩を登りきると山頂へ飛び出ました。しかし、悪天候のため完全にモノクロの世界。
しかし、展望は無くても念願の東南稜を登攀できた喜びでいっぱいの中、下山しました。
下山時は峰の茶屋避難小屋方面に一般ルートを進み、剣ヶ峰直下のトラバースする付近より眼下に見える堰堤まで尾根づたいにおり、堰堤より登り返し一般ルートと合流し駐車場へと戻りました。
悪天候の中、今回の山行はtanukigoの師の指導の下安全に登頂でき充実した山行になりました。
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